おしえて☆ウィルくん
注:このページは超ネタばれ警戒地域です。
下手に読むと見てはいけないネタに遭遇するおそれもあります。
純粋に小説だけを楽しみたい方は手を出さないで下さい。


30) ウィルとカイル、剣術ではどちらが上?
ウィル  :う。
ソフィア :何いきなり言葉に詰まってるのよ。
ウィル  :嫌な質問だなぁ……
ソフィア :ウィルの方が弱いのね?
ウィル  :いや、よく分かんないけど。だってあいつと対戦したことはおろか、
      あいつの剣技自体あんまり見たことないし。
ソフィア :じゃあ、よく、じゃなくって全然分かんないじゃない。
ウィル  :でも、あいつ、リュートと勝負できるレベルだという話を昔、
      リュート自身から聞いた事があって……それじゃ勝てないだろうなぁ、と。
ソフィア :弱気ねぇ。
ウィル  :弱気にもなるよ。魔術士なら、戦闘訓練をしたりするのは珍しいけど
      ないことじゃない。だけど、あいつは神官だよ? 神官がなんで
      剣なんて使ってるんだよ。意味不明も程があるって。
ソフィア :そう言えば、あたしも疑問に思ってた。大神官様、どこでそんな技能
      覚えたんだろう……
カイル  :それ以上は控えてもらおうか。ネタばれ防止装置が作動する。
ウィル  :あ、カイル……えっ!? ネタばれ関係あるの!?
カイル  :多少は。
ソフィア :ウィルとどっちが強い?っていうのもネタばれですか?
カイル  :いや、それは別に。
ソフィア :じゃあこの質問の回答には支障はないわねっ! はいはーい。二人とも
      剣を持って〜。レディ、ゴー!
ウィル  :レディゴーじゃないっ!! ぎゃーっ!!
            (ほぼ瞬殺。カイルタークの勝利)
カイル  :こんなもんだ。
ウィル  :い、今のはどう考えても油断してただけだろうが!?
カイル  :ほう。それは今一度の挑戦と受け止めていいのだな?
      よかろう、受けてやる。
ウィル  :えっ!? い、いやだ! もういい! もう十分だ! ぎゃー。
リュート :……とまぁ、あのようなじゃれ合いをしておりますが、基本的に
      カイルと陛下では学んだ武術もその術の性格も違い、純粋な剣術なら
      陛下の方が強いはず……なんですけどねぇ。うーん。
      教え方が悪かったのかなー?


29) ディルト王子(もしくはレムルス王家)には他の王族みたいに特別なスキルってあるの?
ウィル  :特別なスキルって……ローレンシアの「女神の力」とかフレドリックの
      「竜使いの素質」みたいな?
ディルト :そうだな。そのような伝説に記されるという類の力はないな。
リタ   :ヴァレンディアにも特にそういうのはないじゃない。あ、初代国王が
      伝説の魔獣を倒した勇者だか聖騎士だかっていう話はあるわね。
ウィル  :ああ、本編じゃ触れてもいないのに、ワールドマップの国の説明のページに
      微妙に書かれてるファルファの魔獣の話(→ワールドマップ)?
      前々から思ってたんだけど、胡散臭いよな。
ディルト :その血を継ぐ当人が言うな、当人が。
ウィル  :うちの神話にも、だから王家には勇者の秘密の力が〜みたいなくだりは
      ないんだよね、そういえば。俺の力は多分、血筋とは関係ない。
      突然変異みたいなもんだろ。歴史を紐解けば、俺とかカイルみたいな
      魔力を持った人間っていうのは別に先例がないってわけでもないし。
ソフィア :何かちょっと話が脇道にそれちゃってるけど、結論を言っちゃうと、
      ディルト様には何も取り柄はないってことなの?
ディルト :!!(がーん)
ウィル  :ソフィア……もうちょいソフトな言い方は出来ない?(汗)
ソフィア :えっ!? ああっ、ディルト様、どうしてか傷ついてる!?
      わぁ、床に「の」の字なんて書かないで下さいよぉ〜!
ウィル  :王子のスキル、ねぇ。ま、ディルト様の場合、今迄が王子様王子様した
      生活だったから、まだスキルを身につけてないってだけ……
      ってことでどう?


28) 《質問4)より》長剣(ロングソード)が扱えるなら、バスタードソードも余裕で扱えるはずだけど?(バスタードソードは、簡潔に言うと《厳密には違うが》、長剣の柄が倍の長さの片手/両手用の剣のことのはずなのだが・・・・)
ウィル  :武器マニアのソフィアに喋らせると長いので俺が説明するな。
      バスタードソード(ハンド・アンド・ア・ハーフ・ソード)とは
      質問者の言う通り、重さ2.5〜3kg(一説によると3〜4kgとも)、
      長さはばらつきがあるが概ね120cm前後、長くても140cm位までの、
      両手でも片手でも扱うことが出来るように作られた剣だ。
      バスタードソードのスペルはBusterd(破壊)ではなく
      Bastard(私生児、混ざり合った)。片手・両手両用だから、もしくは
      斬る・突く両用だから「混ざり合った」剣なのだという。
      で、普通、長剣(ロングソード)って言うと、騎兵用の軽めに作られた剣、
      長さ100cm弱、1.5〜2kgの剣を指す。馬上用なので、当然、片手で扱う
      代物だ。
ソフィア :……ウィルだって十分長いじゃない。説明。
ウィル  :いーや。君に説明させればこの三倍は長くなる。
      ……ということで長剣ってのは、バスタードソードよりは軽いものなんだ。
      そういうわけでソフィアの腕力の限界は長剣。
ソフィア :うー。バスタードソードは辛い、とは言ったけど両手でなら
      使えないことはないもん。
ウィル  :そう? じゃあ、はい。
ソフィア :うっ…………
ウィル  :二の腕がぷるぷる言ってるぞ。
ソフィア :だぁぁ!! バスタードソードってのは種類が多様で大きさに
      ばらつきがあるから軽いのなら扱えるけど! 何かこれ特に重くない!?
ウィル  :気の所為だよ。……あ、この手、ソフィアとの訓練に使えるな。
      さすがにそれ持った君になら勝つ自信あるよ。俺。
ソフィア :そんなことになったら剣投げ捨てて素手で殴るわ(にっこり)。
ウィル  :そっか、その手があったか。じゃあちょっと勝てないね。
      全くの余談だけど、本編でカイルが持っていた剣で(→(27))、その後
      俺が使ってた剣はバスタードソードだね。
      カイルは片手で持ち歩き、俺は両手で使った。
      ……で、ソフィアには扱いきれない代物なのが両手剣(トゥハンドソード)。
      このクラスになると、2m近くの長さがあり、重さも3kgじゃ軽いという
      世界になってくる。こーいうのはあれだね。その辺の軟弱な騎士とかの
      使うものではなくて、明らかにプロの戦士です!みたいな感じの
      筋肉ムキムキのお兄さんたちが使うような武器だよな(偏見)。
ソフィア :サージェンさんとかあの細身で平然とぶん回してるけどね。
ウィル  :あーいう特殊な人は別。


27) カイルはなぜ自分の恋人を、社会的地位が(たぶん財産も)あるのに、引き取らないの?《もし理由が、仕事をサボリたいからだったら・・・かなり腐ってますね。(笑)》
ウィル  :そう。いっそのことさっさと身受けしてくれたらさ、俺もわざわざ
      あんなとこ行かないで済むのに……何で? その気もないの?
カイル  :ないわけではない。というより、それを目指してはいる。
ウィル  :だったら何で。
カイル  :身受けするのにいくらかかると思っている。大神官の給与は
      皆が思っているほど高くはないぞ。
      社会的地位があろうがなかろうが、同じだしな。私の権限で彼女を
      落籍させる事ができるわけではあるまいし。
ウィル  :だったら通って小銭使ってないで、一日も早く引き取れるように
      こつこつ貯めてろよ。
カイル  :そう思った時期もあった。だが我慢は精神衛生上よくないという結論に
      至った。それ以前に、彼女はある事情で他に客が取れない身体なのだ。
      客が全く取れなければ、食いつなぐことも出来んだろう。
ウィル  :ふ、ふーん……
カイル  :言っておくが感染症の類ではないぞ。
ウィル  :あ、そうなの。
カイル  :一種の病ではあるがな。
ウィル  :……引き取るにはいくらくらいかかるわけ?
カイル  :そうだな。残りであと、私の年収五年分といったところか。
ウィル  :ごっ……!? 何でそんな莫大な!
カイル  :彼女の死んだ父親が事業に失敗してその借金のかたにされたという
      境遇だからな。それを返済しきらんことには法律上でもどうにもならん。
      莫大な借金に莫大な利息……宿の女将はよい人間だが、胴元は……
ウィル  :カイル、目、目が据わってる!!
      頼むからお尋ね者にだけはなるなよ!?


26) マスコットキャラ?のバハムートちゃんですが、Crusadeキャラの皆さんは爬虫類と認識なされているのでしょうか?(バハムートちゃん自身の解答も宜しくです!/笑)
ウィル  :爬虫類だよなぁ。
ソフィア :爬虫類よね。
ディルト :爬虫類としか言いようがない。
リタ   :酷いよみんなして! 生物の中の王、最強の魔獣である竜を爬虫類呼ばわり
      するなんて!! どう見たら、バハムートちゃんが爬虫類に見えるのよ!
バハムート:しぎゃ〜。
リタ   :ほら、バハムートちゃんだってショック受けてるじゃない。
ウィル  :受けてるのか……?
ユーリン :と、いうことで〜、私達、解放軍にこにこ調査団が〜、
      解放軍100人に聞きました。バハムートちゃんは爬虫類ですか〜?
ウィル  :にこにこ調査団……もうちょっとマシなネーミングは出来ないかな……
ユーリン :結果は……じゃんっ! このフリップを見てください。

         爬虫類だと思う――98%
         違うと思う――――2%

ウィル  :おお!? 違うと思うなんて回答した奴がいる!?
ディルト :な、何だと!? 何の陰謀だ!?
リタ   :ディルト様ひどすぎ……(涙)
ユーリン :違うと思うと回答した2%の方(2名)のコメントです〜。
      「とかげ。」
      「しぎゃーしぎゃしぎゃしぎゃー!!」
      ……以上です。
ウィル  :…………。
ディルト :…………なあ。
ウィル  :ディルト様。お願いですから何も突っ込まないでそっとしておいて
      やって下さい……(涙)


25) (ソフィアに質問)どうしてエルフィーナについての一般知識を知らないの?(王族とか等)
ウィル  :記憶喪失だとしても、一般的に知られてる程度のことなら
      知ってるはずだよね? って言う質問だな。まとめると。
      ソフィア、暗黒魔導士のこと知らなかったりと(→(13))、結構
      知識の不備があったりするからねー。
ソフィア :あー。ひどいー。
ウィル  :ま、知識の不備ってのもしょうがないとは思うけどね。なんせ社会に
      出てからたったの3年だろ。その3年間も殆どを、趣味の宝捜しに
      費やしてるんだから、ちょっとくらい世間の話題に疎くてもおかしくは
      ないとは思うんだな。
      でも、このエルフィーナの件については少々別問題って言えるな。
ソフィア :別問題?
ウィル  :ああ。だってソフィアはレムルスの人間だったんだろ? 別の国まで
      旅に出ることはあったとしてもさ。レムルスの一般市民なんだったら、
      自分の国以外の……まあ、聖王国は別格とするとしても、王族の名とか
      境遇までは、知らなくて普通だよ。特にローレンシアとレムルスじゃ
      地理的に大陸の端と端だしな。
ソフィア :あ、そうなんだー。よかった、普通なんだ。
ウィル  :でも本当に、一般知識弱いよな……ソフィアは。頭はいいんだけど。
ソフィア :えー? 暗黒魔導士の一件だけじゃない。
ウィル  :もしかして真剣にそう思ってる??(汗)


24) (ソフィアに質問)物に名前付けるの好きなようだけど、他に何があるの?
ソフィア :えーと、今迄(お話の中で)使ったのは、ウィルの部屋専用鍵開け針金
      エスパシオ君(→(1))に、城門破壊工作用ハンマーアルビレオ君(→(15))
      ……だけかな? 意外と少ないね。
ウィル  :アルバート君は結局何だったんだっけ? たしかあった気がするんだけど。
ソフィア :調理場の一番大きい寸胴。カレーとかよく作るの。
ウィル  :あ、そう……
ソフィア :その他には、テント張るときに使う木槌のレイモンド君(複数)に、
      資材運搬用大型馬車トリスタン君。で、飲料水保管専用木樽が……
ウィル  :ねえ……もういいやって言ったら怒る……?
ソフィア :何よぅ。自分から聞いてきたんじゃない。
ウィル  :いや、別にそこまでは聞いてない。俺は。
ソフィア :でも、名前長いものに簡潔かつ可愛らしい名前をつけてあげるのって
      実用的なアイディアだと思わない?
ウィル  :普通に略称使うとかは出来んのか?
ソフィア :それじゃ可愛くないでしょ。いくら機能的って言っても機械的じゃね。
      道具は大切に使うだけじゃなくて、愛情を込めて使ってあげるとより
      長いこと働いてくれるのよ。
ウィル  :そうかなー。もしそうだとしても名前ってのはなー……
ソフィア :あ、ちなみにウィルの愛用してるその長剣、オラトリオ君だから。
ウィル  :なっ!? ……ああっ!! いつのまに名札がぁぁ!!?


23) (ソフィアに質問)そういえば、どこで槍なんて覚えたんです?
ウィル  :俺も凄く聞きたい。俺の記憶にあるエルフィーナは本当に完全無欠の
      そんじょそこらのお姫様だったはずなんだ。武術なんて習っていたわけ
      ないんだよ。特に運動神経がよかったって言う訳でもないし。
      一体どの辺りで君はそんなに変わってしまったんだ?
ソフィア :どの辺りって……うーん。やっぱり、生活に必要になってからかな、
      武術を覚えたのは。特に誰に教わったって訳ではないけど。
ウィル  :って言うと、村を出てトレジャーハンターになったって言う3年前?
ソフィア :そーね。
ウィル  :ちょ……ちょっと待てっ!? たかだか3年で数多の武術を極め
      大陸一と目される剣士サージェンと互角に渡り合える実力をつけたって
      言うつもりか!? それは大幅に無理があると思うぞ!?
ソフィア :いや、極めたって自称する程おこがましくなる気はないけど……
ウィル  :訳わからん謙遜すんな。何十年も修練積んだ聖騎士を赤子の手を捻るように
      あしらう人間を他にどう評価しろって言うんだ。
      ……うう……またしばらく経ったらどうなってるんだろう……
ソフィア :別にどうにもならないと思うけど。成長って言うか物覚えが人より
      ちょっと早かったってだけでしょ、あたしの場合。
ウィル  :物覚えの問題じゃないとは思うけど……というか、教えてくれる人自体
      いなかったんだろ? どうやって訓練したんだ?
ソフィア :別に訓練らしい訓練はしてないわよ。ただ、武器持って
      トレジャーハンティングに出て、野生生物とか盗賊とかに出くわすでしょ?
      それと戦ってれば自ずと武器の使い方なんて分かってくるじゃない。
ウィル  :その前に普通死ぬわ! あああ……なんか初っ端から常識通じない……
      何なんだ……ソフィアって一体何者なんだ……!?


22) (ブランに質問)お姉さんと髪の色が違うのは?
ノワール :……私達は似ていない姉妹だとラー様も言っておられたからな。
      髪の色が違うのも、父親が違うからだろう。
ブラン  :姉さんのお父さんは黒髪だったの?
ノワール :さあな。私は父の顔はおろか、名前すら知らない。
      ブラン、お前だってそうだろう?
ブラン  :あ、言われてみれば……
ノワール :もっとも、お前の髪や瞳の色は、母親譲りだがな。
ルージュ :ノワール姉、ブラン姉。どうして私達、皆お父さん違うの?
      お母さんって誰と結婚してたの?
ブラン  :えーとぉ……結婚……ってのはしてなかった……と思う……
      ど、どう言ったらいいのかしら……お母さんはね、小さかった私達を
      養うので精一杯で……
ノワール :ありていに言えば私達の父は母の客だったわけだ。
      だから父といっても一緒に暮らしていたわけではないのだ。
      ブランの父のことは私も知らないし(小さかったので)、
      ルージュの父のことは多分奴だろうなという目星はつくが確証はない。
ブラン  :ああっ、姉さんそんな生々しくっ……!  
ルージュ :客? お客さんだとお父さんなの?
      結婚してないのに赤ちゃんなんて生まれるの??
ブラン  :ああっ、何て可愛らしい返答……こんないたいけなお子様にどうこの現実を
      説明すればいいんだろう……(汗)
ノワール :もうルージュも15なのだから、普通に説明してやった方がいいと思うが……


21) (ブランに質問)心臓一突き槍(笑)はやっぱりブラン専用?
ブラン  :ホワイトウィンド? ええ、これはラー様から直々に頂いた魔力槍なの。
      魔力の付加された武器、って言うのはとても希少なものだから、
      私もこれ以外にはこんな武器は見たことはないわ。
      言うまでもないけど白騎士団の標準装備は普通の槍よ。
      少し軽め、細めに作られてはいるけれど。
ウィル  :ちょっと思ったんだけど、奴はどこからそれを入手したんだろうな。
      普通そこいらで出回ってる魔力アイテムとははっきり言って格が
      違いすぎる。現代よりもずっと高度な魔術文明があった古代の
      作だっていうのは間違いないだろうけど……
      とんでもなく高価な代物のはずだよ、そういうのって。
      ものによったら、小さな国の国家予算に匹敵するほどの……
ブラン  :えっ!!? う、うそっ!? そんなに凄いものなの??
ウィル  :うん……だからどこかのトレジャーハンターに気をつけろよって
      言ったんだけど。
ソフィア :うふふふふふ……♪
ブラン  :ああっ。気の所為だと信じたいけど背後から
      どこかのトレジャーハンターの含み笑いの声が……!!(怯)


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