おしえて☆ウィルくん
注:このページは超ネタばれ警戒地域です。
下手に読むと見てはいけないネタに遭遇するおそれもあります。
純粋に小説だけを楽しみたい方は手を出さないで下さい。
60) 以前このコーナーで「既成事実ねらい」っぽいことを言っていた軍師、ウィルに質問!!もしも本当にそうなったら、今すぐ(戦時中でも)結婚する気なのでしょうか?そして、ソフィアもそうなった時には潔くウィルと結婚してあげますか?
59) ウィルの髪型ってある意味独特のものですが、今後髪型を変えるご予定は? そして、ソフィアちゃん的に男の長髪ってどうですか?
ウィル :俺的には別にポリシーがあってこういう髪型してるわけじゃないからな。
当たり前だけど切らなかったからのびちゃったってだけで。
ソフィア :前髪はちゃんと切ってるのに?
ウィル :ああ、書き物とかするとき邪魔だから。前髪は自分で切れるけど
さすがに後ろはねぇ。人に切ってもらうのも面倒でさ。
ソフィア :じゃあ、機会があったら切っちゃってもいいわけ?
ウィル :うん。髪洗うのも楽だし、切ろう切ろうとは日頃から思ってる。
但し、作者サイドから言わせると、髪切ったら本格的に容姿を
描写するのに手間取りそうだから、当面その予定はない、だそうだ。
……何か凄まじく失礼だな。
ソフィアは? 男の長髪ってどう思う?
ソフィア :いいんじゃない? 嫌いじゃないよ、別に。
ただねぇ、折角伸ばすならもーちょっと手入れしたほうがいいよ。
あたしもあんまり人のこと言えないけどさ、ウィル枝毛あるよ結構。
ほら(ぷちぷちぷちっ!)。勿体無いわねぇ。
ウィル :むしるなよー(涙)
58) ソフィアにずばり質問!!ウィルとブランの関係って気になっていますか?ウィルはいっつもソフィアの相手(ディルト様とか)を気にしまくってますけど・・・。ソフィアはあんまりって言うか、ウィルの浮気疑惑について気にならない?
ソフィア :…………。
ウィル :そ、その沈黙が怖いんだけど……?(汗)
ソフィア :噂は……噂だもんねぇ? 事実とは異なるよねぇ?(にこ)
ウィル :そそそそれは脅しですか? 脅しですか姫様?(滝汗)
ソフィア :んー? そんなことはないわよ? 脅しだなんて。確認よ。かくにん。
それにあたし、本編ではウィルのそういう噂聞いた事ないから……
ずべっ!!(ウィル、盛大にこける)
ウィル :ほ、本気で? 本当に何も聞いた事ないの?
ソフィア :ないわよ? ……そういう噂、あるの?
ウィル :あっ、そっか……ソフィアがいなくなってすぐブランが入って、
そのままちゃんとした形で再会したのが常闇の深淵だもんな……
あるわけないか。
それにソフィア、自分自身のときだってあれだけ噂になったのに
全然気付いてないくらい激烈に疎いんだもんなぁ……
ソフィア :え?
ウィル :あーなんでもないなんでもない。独りごとなので気にしないで。
ソフィア :うん。でもブランがウィルに告白してるのは見たけどね?(→81話)
ウィル :がふッ。(これ掲載時現在)最新話。しかも見られてさあどうする!?
って所だし……(その上どの辺まで聞いていたかこの時点では未確認)。
洒落になんないな、この質問……
えーと……どうしようかな……墓穴掘りたくないし……
……ソフィアって、浮気とかどう思う?
ソフィア :人間として最も低劣で恥ずべき行為の一つよね。即処刑。
ウィル :!!? しょ、処刑ですか!?
ソフィア :当然じゃない。まさしく相手に対する背信よ。裏切り者には死を、だわ。
ウィル :うわーうわー。この分だと噂を聞いただけでもやっちゃいそうだぞっ!?
俺は何もしてないのに……っ!!
57) ウィルはこの先どれくらいの年で結婚したいと思ってるんですか?・・・・・また、結婚したら妻をなんて呼びますか?
ウィル :結婚時期? そんなの今すぐでもオッケー。
無論妻の呼び名はソ・フィ・ア♪で。
ソフィア :なななななに恥ずかしいことを臆面もなく言ってるのよ!?
ウィル :照れる事ないじゃないかソフィア。ほんと、可愛いんだから。
そんなに可愛いとキスとかしちゃうぞ?
ソフィア :やーっ!! だめーっ!!(真っ赤)
ディルト :……何やってるんだ(呆)。
ウィル :おおっとディルト様。いるならいるといって下さい。あーびっくり。
ソフィア :人前じゃ自分だって照れるくせにっ!!
ウィル :え? 何? それは人前でも堂々といちゃついていいよっていう意思表示?
ソフィア :ええっ!? ちがっ……!!
ウィル :何だよそうと知ってれば、少し恥ずかしいけど俺頑張っちゃうよ?
ソフィア :違うって言ってるのにぃぃ!! ウィルの馬鹿ぁぁぁぁ!!(だっ)
ウィル :ふう、やっぱり気分爽快っ。
ディルト :お前は……(汗)
56) ウィルとナーディは、いったい何時何処で知り合ったんですか?いくら同期でも講義に一度も出ず、教会にもほとんど居なかったのになぜですか?
ウィル :ナーディ……これはまた懐かしい名前を……
ナーディ :懐かしいってなんですか!? ヴァレンディ進撃のときも
ノースフライトの戦いのときも当然いましたしアウザール城攻略の
ときだって進撃部隊として皇帝と対峙したんですよ!? 僕!?
ウィル :うそぅ!?
ナーディ :うそぅとか言ってるー!! 自分で決めたくせにー!!
第一僕はこれでも教会魔術士中でも能力は高いんですからね?
選抜メンバーに入らないわけないでしょう。
ただカイルターク様♪と比べるとどうしても見劣りしますが……
ウィル :ううっ。音符つけてる……ハートじゃないだけいいけど。
ナーディ :だってハートってフォントにないんだもん。
ウィル :いや、出せないこともないらしいんだけど……
っていうかハートつけるのか……?
……まあいいや、深い追及は怖いので止めとこう。本題だけど、
俺とナーディが知り合ったのは……まあ、教会でだよ。普通に。
こいつ、カイルの取り巻きだもん、講義の出席率は悪くても、
出会う機会なんかいやってほど転がってるよ。
それに俺、いくら何でも一回も出た事ないってことはないよ?
ナーディが何か『代返以外で出席とられた事ない』とか言ってるけど、
(→37話)そんなことは断じてない。たまにはいた。
ナーディ :ほんっとうに希でしたけどねー。後ろの方の席で寝てましたけどねー。
ウィル :だ、だって別に今更習う様なことないし!
ナーディ :へー。だったら僕は出来る回復系魔術が、貴方が出来ないのは何でですか?
確かあの講義にもたまにはいましたよね?
ウィル :り、履修申告しといたけど必修じゃないから途中で投げたんだよ、悪いか!
ナーディ :悪いですよ。カイルターク様は殆どあの講義出ておられませんでしたが
Aの成績を取得されましたよ。
ウィル :俺だって得意な教科じゃA取るのもあったよ!
カイルばっかりひいきしてっ! ちくしょう〜っ!
55) ディルト様は「国王」じゃなくて「王子」なのですか?
ディルト :王子だ。例え先代が亡くなったとしても、レムルスにおいては王位は
自動的に継承されるわけではないのだ。王位継承の儀式を経ないと
国王として名乗ることは出来ない。
ヴァレンディアでも恐らくそうだが、ウィルは戦争が始まる前に
既に継承の儀を済ませていたからな。
ウィル :ええ。……でもディルト様もさっさと継いじゃえば
いいんじゃないですか? 出来ないわけじゃないんでしょう?
ディルト :そうだが、私はこの大陸に真の平和をもたらしたその時に初めて
王位を継承しようと心に決めていてな。それが命を落とした父母や
レムルス国民への弔いになると思ったのだ。
という事で、国王としての私を見る事ができるのはもうちょっと
先の話という事で。
ウィル :……見れたらいいですけどねぇ……
ディルト :縁起の悪いことを言うなっ(汗)
54) ソフィア嬢のウィル君の第一印象なんぞを一度聞いてみたかったのですが。ついでに他の人にも聞いてみたい。
ソフィア :あたしが、『ソフィア』としてウィルを初めて見たのは、当時の解放軍の
砦に、ウィルがきたときなのよね。たまたまその日、あたしが門番の当番で
誰よりも先にウィルを見つけたの。憶えてる? ウィル。
ウィル :……そりゃあね……(ちょっと遠い目)
ソフィア :遠い目なんてしないでよ。あたしが何かやったみたいじゃない。
その時の印象は……
ウィル :うん。
ソフィア :魔術士だなぁ。って。
ウィル :それだけ?
ソフィア :やだなぁ。それだけじゃないよ。
……普通っぽい魔術士だなぁって。
ウィル :……おい。
ソフィア :だってぇ。ファビュラスから来た魔術士だっていう話だったのに、
なんか全然それっぽくないしさぁ〜。凄い魔術士って言ったら……
ウィル :言ったら?
ソフィア :黒いローブ着て、杖持ってて、三角帽子かぶってて髭なんか生やして……
ウィル :黒ローブはメジャーだし髭も生やしてる奴は生やしてるけど……
ソフィア :登場直前には空が急に暗くなって雷鳴なんかが轟いたりするイメージが。
ウィル :なんだよそれっ!?
ソフィア :……夢を壊された気分よね。
ウィル :そんな言いがかりをつけられてもなぁ。
……で、他の人は?
ユーリン :(in解放軍の砦)この人が新しい上司さんですね。
うーん。悪くはないか。いいともいえないけど。
……この辺りは軍内の女の子は皆言ってましたぁ。
ディルト :(in解放軍の砦)何でヴァレンディア王!? ……だな。それに尽きる。
カイル :(in廃虚のヴァレンディ)……これがリュートのおもちゃか。
ライラ :(in港町セイル)じゃ、これがソフィアちゃんのおもちゃか、ってことで。
リタ :(inヴァレンディ城)私はすっごくちっちゃい時から知ってたから……
憶えてないなぁ。
ブラン :(inアウザール城)実は最初血まみれで怖かった……(汗)
ノワール :(inノースフライト山脈・解放軍前線基地)特に何も……
ルージュ :(in常闇の深淵)特に何も……いや、地味な死体だなーとは思った。
ウィル :…………。つまり良くも悪くもない聖王国王でおもちゃで怖くって
特に何も印象に残らないような地味な死体……?
ソフィア :そんな全部くっつけなくたって……
53) この世界ではすべての国が絶対王政なのですか? 議院内閣制や大統領制、民主主義や社会主義などというものはないのですか?
ウィル :ヴァレンディアも絶対王政ではないよ。立憲君主制って奴だね。
ソフィア :せんせーい。絶対王政と立憲君主制の違いって何ですかー?
ウィル :んー。いい質問だねソフィア。ってN●K教育のお兄さんか俺は。
絶対王政……絶対君主制はそのまんま国王が絶対的な権力を持ってること、
立憲君主制は憲法により国王の権力が制限されてる政治形態のこと。
議会っていう立法機関が別にあって、その意思に基づき国王が
政治を行うって制度だ。
基本的に、絶対君主制って言うのは古い体質の王政だからね、
現在はほぼ淘汰されてるんだよ。
ソフィア :わぁ、何だか教科書からそのまんま引用した台詞っぽいわね。
ウィル :(ぎく)し、失礼な。そんなことないよ。
現在完全な絶対君主制を敷いているのはアウザールくらいだろうな。
実はよく知らないんだけど。あと、レムルスも国王の権力が
強い国だって聞いたことはあるな。
ソフィア :つまり国王って、政治に関して強い権力を持っていないってことなの?
ウィル :そりゃ、絶対君主制よりかは持ってる権限は少ないだろうけど。
でも一概にそうは言えないよ。国王と議会じゃ仕事が別物なんだから。
ヴァレンディアにおいて国王ってのは国の行政機関の首長であり、
実際に国を治めるという業務を執行しているのはこっち。
条約締結など、対外的なことに関する決定権は国王が持つし、
他にも色々な場面で強い権限を持つ。
しかし国王が従うべき法を整備するのは当たり前だけど立法機関の
仕事だ。
簡単に言っちゃえば議会が突っ走らんようにストッパーになりつつ
議会からも国王がおかしな事をやらないように監視されているという
体制だな。
ソフィア :噂の『三権分立』ってやつ? それって。
ウィル :噂なのか? しかも今の説明じゃ三権の内の司法が全く触れられてないぞ?
……ヴァレンディアでは司法権を担当するのも国王なんだよね。
国王の下に裁判所が存在するという形なんだが。
だから三権分立ってわけじゃない。でも権力を分散しお互いを
牽制しあうことによって均衡を保とうっていう原理は同じだな。
……ねえ、そろそろ疲れたんだけど(涙)
ソフィア :そんな涙ぐまれても。そんなにいや?
ウィル :やだよ。学校の授業じゃないんだからさ。
ソフィア :ほんと、勉強嫌いねぇ。でも質問には最後までちゃんと答えていってね。
ヴァレンディア以外の他の国は、どういった形態を取ってるの?
ウィル :前にちらっと言ったような気もするけど、ミナーヴァ大陸の諸国は
ヴァレンディアの文化を規範にしてる部分が多いから、行政組織についても
さほど変わりはないはずだよ。ただしアウザールは除外。
それと五大国(ヴァレンディア、ローレンシア、レムルス、フレドリック、
アウザール)以外にも、小国が実はかなり存在するからね。
そっちははっきり言ってまちまちだな。
同じような君主制の国も多いんだが、それ以外では拮抗した力を持つ複数の
貴族が主権を持つ形態も多い。
もちろん民衆が主権を持ち、元首を選出するところもある。
ただ、社会主義ってのはないな。これは政治の形態というよりは
経済的なアレだからね。
ソフィア :アレって何よ。
ウィル :社会主義ってのは高度な資本主義に反発するよーな感じで生まれた
経済体制だからな。このミナーヴァ大陸の産業レベルを考えると、
まだその段階ではないって作者は何か独り言を言ってるよ。
詳しくはお近くの文系学生のおにーさんおねーさんに聞くよーに。では。
ソフィア :あっ。とうとう逃げたわね。ウィルも作者も……
52) 外伝でウィルがエルフィーナを捜すために旅に出なくちゃ・・・みたいな事を言っていたけど、なんで六年間も 教会にいたの?
ウィル :教会になんて殆どいなかったよ。俺。
ソフィア :え? 教会魔術士なんでしょ? ウィルって。
ウィル :うん。でもまぁ、教会魔術士だからって教会の建物の中にいなきゃ
いけないって訳じゃないし。教会総本部直属の魔術士ってだけで。
ほら、前の質問で、ルーンナイトについて聞かれたときだったか、
答えただろ?(→質問16))
『近隣に盗賊団が出来ました倒しに行ってらっしゃい一人で。とか
この遺跡、調査隊を何回送っても誰一人帰ってこないんだけどちょっと
調べてきてくれないかなぁ一人で。』って言うような仕事してたって。
近隣だけでなく遠出もばしばしやらされて、下手したら半年帰って
これなかったし、何より大陸解放軍に来たのだって教会からの
命令だからね、本来は。そういう事をやりがてら、俺は勝手に
エルフィーナを探してたんだよ。
ソフィア :それって命令してたのは……?
ウィル :カイルだよ。だから、まあ、わざとなるべく外に出すように
してくれてたんだけどな。礼は言わないけど。
でも、ここだけの話カイルがそういう風にしてくれたお陰で大分
助かってたんだよね。足代は全部教会で出してくれるから、
仕事をしながらでも結局がきんちょの一人旅より多くの場所を
回れたし。ま、効果なかったけどさ……
まさか俺が世界中巡るのと同じように渡り歩くトレジャーハンター
やってたり、あまつさえレムルスの山奥で解放軍なんて入ってるとは
思わなかったからなぁ……(遠い目)
ソフィア :うっ……
そ、そう言えば、ウィルがあたしを見つけたのって偶然?
知ってて解放軍に来たんじゃなくて?
ウィル :偶然だよ。俺的には、解放軍と行動を共にして、それまで行きにくかった
ヴァレンディアやローレンシアと言ったアウザール近辺に足を運ぶのが
狙いだったんだが……まさかあれだけ探しまわった人に一日目で
出会えたってのもなぁ……(遠い目)
ソフィア :あう(汗) えーとえーと(←話題を逸らそうと必死)
あ、あたしを解放軍で初めて見たときってどう思った??
これって、聞いてみたかったのよね。
ウィル :一言で言えば魂が身体からはみ出た。
……このあたり、本編か外伝でいずれやりたいと作者サイドから
ストップがかかってるんであまり突っ込まないでね。
ソフィア :あ、そうなんだ。
ウィル :それと俺が教会の仕事で旅をしてたときもね。
こっち、下手したら『Crusade』より設定古いんだよねー(作者的な)。
いずれ……まあ、この辺りは伏せとくか。作者、ひた隠しにしてる
みたいだしな(笑)
ソフィア :え? なになにー? なにそれー?
ウィル :まだ秘密(笑)
51) 陛下は当時の政治や外交などはどうしていたの? あと、従兄弟などがいたならなぜその人達ではなくウィルが陛下になったの?(いくらなんでも一国の王様が10歳程度の子供って問題だと思う)
ウィル :政治ー? なにそれ。
ソフィア :おーい。
ウィル :いや、冗談。ちゃんとやってたよ。とりあえずまともに。
うちの親父、随分前からもうやばかったんで、早くからひたすら勉強してた
から、継いでもそれ程困ることはなかったな。あの頃はアウザール以外の
各国とは物凄く友好的な関係が続いていたから、外交に頭を悩ませる事も
少なかったし。
っていうかね、変な問題が起きない限り議会と大臣とリュートが
何とかしてくれてたから、暇だったとは言わないけど、
エルフィーナとも遊べなくなるほど目が回るような忙しさだったって訳でも
ないんだな。……まあ、それは時期にもよるけどね。
ソフィア :議会や大臣と並び称されるリュートさん当時17歳……
ウィル :今の俺より若いね。あいつのやってたこと俺にやれって言われても
絶対出来ないよ。あはは。
ソフィア :あははって……(汗)
ウィル :大抵普段は「ここからここまでの書類に今日中にサインして下さい」
忙しくないと「エルフィーナ様と外で遊んできていいですよ」
ちょっと忙しくなると「今日中にサインして下さい(書類の束厚さ20cm)」
手におえないほど忙しくなると「エルフィーナ様とどっか行ってて下さい」
……で済んでた感じ?
ソフィア :済んだって言うの、それ……何だか一部、可哀相なんだけど。
ウィル :気の所為(きっぱり)。俺は気にしなかったし。
ソフィア :最低……
ウィル :だってあいつ仕事死ぬ程早いんだもん。ペースの違う奴がそこにいる方が
邪魔になるみたいだったからさ。別に俺が遅いわけじゃないんだよ?
俺がデスクワーク(頑張れば)結構得意なの知ってるだろ。
ソフィア :幼年時代に鍛えられたってわけだったのねー。
ウィル :みっちり鍛え上げられましたとも(涙)。
……って感じで仕事をしてた。それと、何で俺が王位を継いだかって
方だけど、これは純粋に継承順位が俺が一番だったってだけだな。
俺が譲れば叔父貴たちに回ったんだろうけど、断る理由もなかったし。
叔父貴たちも別に王位に執着してたわけじゃなかったしね。
殆ど当然の成り行きみたいに俺に決まったから、あまり不思議に
思ったこと、ないなぁ。
ソフィア :普通そういう子供が王様やるときは、摂政がついたりするんじゃないの?
ウィル :うーん。……名目上はいなかったな。でも実質リュートがその役割
だったことになるね、今思うと。