おしえて☆ウィルくん
注:このページは超ネタばれ警戒地域です。
下手に読むと見てはいけないネタに遭遇するおそれもあります。
純粋に小説だけを楽しみたい方は手を出さないで下さい。


40) ディルト様陛下に憧れているとか言っているけど 扱いは酷いものじゃない?髪ひっぱたり、剣突きつけたり
ウィル  :ひどいよねひどいよねそう思うよね。
      なんかさ〜、そうだよね、解放軍での俺の扱いって家畜並みだよね。
ソフィア :家畜並みって……家畜に失礼でしょ。そんな事言ったら。
ウィル  :うわ。べたでいてなおかつとても傷つくことをぬけぬけと。
      でもディルト様、俺の正体知っててあの処遇ってのは……
ソフィア :ウィルが知られたくないって思ってたから、普通の部下と同じように
      接してくれてたんじゃないの?
ウィル  :そうなのかなぁ。……って言うか、普通の部下として扱ってくれてたら別に
      文句はないんだけど……
ソフィア :それだけウィルに気を許してたってわけでしょ。
ウィル  :うーん……まあ、そういうことにしとくよ。


39) イラストでウィルがちらつかせているペンダントの設定をきかせて下さい。
ウィル  :あー。六紡星に緑の石がはまったペンダントだろ。
      うーんと。どこやったかな。普段から携帯してるもんじゃないからなー。
      鞄の中かどっかに入れっぱなしになってると思うけど……
ソフィア :大した設定じゃないって書いてあったけど(→「CRUSADE」)、本気で
      扱いがぞんざいね。どういうものなの、あれって。
ウィル  :身分証明書だよ(がさごそ←探してる)。
ソフィア :身分証明書?
ウィル  :そう。身分証明……って言うより資格証明かな。魔術士の資格試験
      みたいなものがあるんだけど……それに合格するともらえるんだ。
      (がさごそ←まだ見つからないらしい)
ソフィア :へぇ、そんなのがあるんだ。
ウィル  :うん。全部で3段階の資格があるんだ。上から、「氷魔術士」、「炎魔術士」、
      「風魔術士」、ってね。緑は風魔術士の証。
ソフィア :ウィルでも、3段階のうちの一番下なの?
ウィル  :うーん。「氷」でも受ければ受かると思うけど……
      ああでもどうかな。学科試験は相当勉強しないと辛いかな。
      おっ(ようやく発見。ソフィアに手渡す)
      ちなみにこれ、裏にも名前が彫ってあるんだけど、特殊な魔力で
      個人データが書込まれているので簡単には偽造できないようになってる。
      風魔術士のペンダントくらいじゃ偽造しようって人もいないだろうけど、
      氷魔術士のならかなり価値はあるからね。
ソフィア :……「ウィル・サードニクス」って書いてあるね。
ウィル  :まぁね。14か5くらいのときだから。俺が「風」取ったの。
ソフィア :この資格って、取ると具体的にどんな感じなの? 魔術士的な立場とか。
ウィル  :風魔術士は……結構簡単にとれるんだよね。三ヶ月に一回、
      魔術士教育施設の付属してる大陸中全ての教会で認定試験をやってる
      かなりメジャーな資格だから。試験範囲は初級の魔術と古代語、
      魔術史、魔法物理の概論。高等教育施設の卒業レベルくらいかな。
      試験はペーパーと実技が半々ずつで、とりあえず「風」を持ってれば
      魔術士として仕事する分には一人前と認めてもらえる。
ソフィア :ふんふん。教会魔術士ってのはこの資格と、違うの?
ウィル  :教会魔術士ってのは……通称だからね。教会本部で働いてる魔術士――
      教会承認上級魔術士、の通称。こっちは別に資格ってわけじゃないよ。
      役職?に近いかな。教会魔術士になるような奴は大抵「氷」を持ってる。
      ナーディとかも氷魔術士だろ、多分。カイルは持ってないと思うけど。
      ないからどうってことはないけどね。皆「氷」だから誰も気にしないし。
ソフィア :ウィルも、受ければ受かるんでしょ? 何で取らないの?
ウィル  :そんなの、面倒だからに決まってるじゃないか。
      何で学校も卒業した今更勉強しなきゃいけないんだよ。
ソフィア :あ、そう……(呆)


38) なぜウィルの方が位高いのに、ディルト王子の事を、ウィルは様付けしているのですか?やっぱり年上だから?
ウィル  :いや……特に意味はない。癖みたいなもんかなぁ……。もう半年以上毎日
      ディルト様って呼んでるからね、今更急に変えるってのも変だろうし。
      位が高いって言ったって、他国間の話だしね。
      それに確かにディルト様、今思えば年上だし……
ディルト :今思えばって、何だ。
ウィル  :いつ思っても年上なことには変わりないですけど。言葉のあやですよ。
ディルト :私が年上にみえないとかそういう意味に聞こえたが。
ウィル  :おお!分かってるじゃないですか。ディルト様、成長しましたね。
ディルト :厭味か!? やはり厭味なのか!?
ウィル  :そんな事ないですよ。無駄に図体ばっかりでかくって四六時中訓練ばっか
      やってる、有り余る体力無駄使いな見た目じゃわからない筋肉バカ……
      って言う風に思って尊敬してますもん、ディルト様のこと。
      嫌味なんて言うはずないじゃないですか。
      ああ、簡単に言うと努力家だなってことですね。
ディルト :本音を言ってから建前を言うのはどうかと思うんだが。
      というか厭味でなくてひがみなのか? よく分からんぞ。
ウィル  :ひがみだなんて! あと5cmくらいの身長差、今からでも巻き返せますもん
      ひがむ理由なんてないじゃないですか!
ディルト :……いや……そろそろ5cmは無理だと思うが……
ウィル  :まーきーかーえーせーるーんーだー!!(だっ)
ディルト :そんな質問事項と全然関係ないこと叫ばれても……(汗)


37) 質問13)で「ヴァレンディア軍はほぼ壊滅だったから、生きてる人がいるのかってこと自体、怪しい」と答えているが、本編11話で「ヴァレンディア騎士団の剣術に似てたから。知り合いにいたのよ」とあるのだけど、じゃあその人は誰なの?(ついでに各国の剣術の特徴も教えて。)
ウィル  :そういや、生き残りっていたんだ?
ソフィア :生き残りじゃないよ。随分昔に退役して、田舎に引っ込んでた人だから
      あの時の戦乱には関係なかったのよ。
ウィル  :あ、そうなんだ……じゃあ、俺が即位する前だから多分知らない人だね。
      相当上の位階の人じゃないと、そんな昔は分かんない。
ソフィア :うん。そんなに上の位じゃなかったとは言ってた。
ウィル  :ちなみにどこで知り合ったの?
ソフィア :トレジャーハンティングをしてるときにね、ちょっとね。
ウィル  :珍しく言葉を濁すね。いつもなら嬉々として話すのに。
ソフィア :んー。その時の目的がヴァレンディア王家の遺産だったからー。
      ちょっとウィルには言いにくいなぁ、って。
ウィル  :言ってるじゃないか……ってオイ、うちにまで手ぇ出してたのか!?
ソフィア :てへ。
ウィル  :てへじゃないだろ全く……。まあいいや。んじゃ剣術の違いだけど……
      実はあんまり変わんないんだよね、アウザール以外は。
ソフィア :アウザールはちょっと武器の形態からして違うから別物だけど他の国は
      大抵の文化はヴァレンディアを模範にしてるからね。殆ど同じよね。
ウィル  :そうだね……って、それで何で区別がついたの?
ソフィア :んー? 多少違うもん。あのね、握りの位置がね、こんな感じで……
      (ウィルに説明中)……で、こういう感じなのがヴァレンディア方式。
      んで、レムルスだとここがもうちょいこうなって……こんな感じみたい。
ウィル  :……読者は分かんないぞ、この説明。
ソフィア :まぁねぇ。構えた感じと型がちょっと違うだけだから、
      言葉で説明するってのは難しいわね。
      ちなみに大陸の流派を大別すると、斬撃を主とするヴァレンディアと
      その他の各国の剣術と、刺突が主体のアウザールの剣術に別れるのよね。
ウィル  :その割にルドルフの使ってた剣(→(72))、えらい大振りだったような……
      刺突って普通、細身の剣使うんじゃ……?
ソフィア :あのシーンでレイピアとか使われた日には笑いすぎてお腹痛くなるわよ(笑)


36) ここ最近、陛下の浮気疑惑(笑)が話題になっているのですが、Crusadeキャラの方々はどこまでが浮気の境界線になるの?(メインメンバー(敵側も含む)全員答えてください。)
ウィル  :だから!! 違うっていってんのに……
ソフィア :はーいはいはい。その話題は今はなーし。ウィルは黙ってるー。
      では皆さんに聞きます! 浮気の境界線ー。
リタ   :どこかのTV番組風に、番号で行きましょうか。
      OKとNGを隔てるラインを以下より答えて下さい〜♪
(フリップを出すアシスタントバハムートちゃん。皆が覗き込む。)

--- ラインA ---
話をしたら
--- ラインB ---
手を繋いだら
--- ラインC ---
どこかに二人で出かけたら
--- ラインD ---
キスしたら
--- ラインE ---
Hしたら
--- ラインF ---

ソフィア :さっすが、用意がいいですねリタ様!
リタ   :えへ。ではいってみましょうか。お集まりの皆様、挙手をお願いしまーす!
      ラインAが浮気の境界線……つまり、お話ししたらもう浮気だと思う人ー!

(しーん……)

ソフィア :さすがにいませんねぇ。
リタ   :そーね、さすがにこれはないよね。どっかの宗教じゃあるまいし。
      さてさて、では、Bラインだと思う人!
ブラン  :うーん……(悩んで挙手を止める)
アリス  :ええとぉ……(挙手)
リタ   :まあ、アリス? 手を繋いだらアウトなのね? かわいいわぁ〜(姉バカ)
      もう挙手する人はいない? やっぱりこんな純粋なのはアリスだけなのね!
      ではでは〜、Cライン、二人でどこかに出かけたらアウトだと思う人!

(ソフィア、ライラ、ノワール、ディルト挙手。ブラン、再び悩んで挙手を止める)

リタ   :あれ? なんか分かるよーなメンツだけど、ノワールは意外。
ノワール :どういう意味だ。
リタ   :別に、何となく……結構恋愛に対して保守的?
ソフィア :ほ、保守的って……だって、二人で出かけたらアウトだと……
リタ   :アウトだってよ、ウィル?(ニヤ)
ウィル  :ニヤって何だよ。女の子と二人でどこかに出かけた憶えは……ええと……
      べべべ別にそう言うつもりがあって出かけるだけってこともないだろ!?
リタ   :ふぅ〜ん? まあいいけど。んじゃ次の境界線、ラインDだと思う人!

(サージェン、リタ挙手。ようやくブランも挙手)

ノワール :ブラン、お前、実は手を上げ損ねていただけじゃないのか?
ブラン  :そんなことはないけど……ここで挙げなかったら後が怖いと
      思ったことも事実かも……
リタ   :大多数の人がここまでで挙手しましたね〜
ウィル  :そりゃそぅだろ(汗)
リタ   :現在まだ手を上げていないのは、脇役代表ユーリンと大神官さん、ウィル、
      それと……おお。あの隅っこにいるのは暗黒魔導士ラーと皇帝ルドルフ!?
ウィル  :なっにぃぃぃぃ!? 何でお前らが来てんだよ!?
ラー   :いやー。敵味方問わずって書いてあったじゃないですか。
ルドルフ :……下らん。
ウィル  :ああ、ルドルフだけはギャグキャラにおとしたくないという作者的な
      精一杯の踏ん張りをなんだか感じるぞ。
リタ   :じゃあ、残りのキワモノたちの意見を聞きましょうっ!
      ラインEキスはまぁよくてもHはアウトだと思う人!

(ルドルフ、ユーリン挙手)

ユーリン :キスくらいじゃスクープにならないですぅ。ホテルから出てきたところを
      ばしっと一発ふん捕まえればハッピーボーナスですぅ。
ウィル  :だから君いつのまに新聞記者になってるんだよ……
      で、ルドルフ……あんたもキスはいい、と……?
      ふぅぅぅん。
ルドルフ :所詮ガキのままごとか(嘲笑)
ウィル  :うわ。撃っていい?撃っていい?
リタ   :止めなさいって。ここで始末したって本編とは何ら関係ないわよ。
      んじゃ残った三人は自動的にラインF、Hもアリってことでいいのね?
カイル  :……別に、当人のしたいようにすればいい。
ラー   :貴方昔、日替わりでしたものねぇ。そうですよねぇ(茶などを啜りながら)。
カイル  :…………人の事が言えるのか?
ラー   :人聞きの悪いことを……私は……(十秒程の沈黙)
      ……リュートじゃないし(視線を逸らして茶を啜る)。
ウィル  :なんかキャライメージを揺るがしかねないやたら最低な会話が
      繰り広げられているような気もしないでもないんだが……?
リタ   :ねぇ……リュートってそういうキャラだったの!?
      なんかかなり抱いていたイメージと違うような気もしなくはないけど!?
ウィル  :お、俺だって知らないよ!? 聞いた事ないよ!?
カイル  :奴が周囲の人間にばれるようなヘマをするわけないだろう。
ウィル  :……あー……(ちょっと納得)
ラー   :納得しないで下さいよ。冗談ですってば。
ウィル  :素で喋るなよ、お前も。
リタ   :最後のウィルも、これでいいのよね、挙手しなかったってことは。
ウィル  :な!? ちょっと待ってよ! 俺、突っ込みに忙しくて
      手上げそびれてただけだよ!?
リタ   :じゃあ、ウィルにも答えてもらいましょーか。
ウィル  :ええっ!?(じっと見るソフィアと目が合う)
      え、えーと、うーんと……D……かな?
リタ   :えええええ!? 何それ二人っきりで出かけるのはオッケー!?
      女の子と!二人きりで!出かけるのはオッケーっていうんですかぁぁぁ?
ソフィア :オッケーなの?(にこ)
ウィル  :あああ目が笑ってないっ!? だ、駄目だよねぇ、うん。
      お、俺もこれは駄目だと思ってたんだよ! あははははは……
      C……いや、B……(ソフィアを見る) ……いや、A! Aですスミマセンっ!
ソフィア :いや、そんな床にひたいこすり付けられても。
ウィル  :うっうっうっ……女の子とは話をしたら駄目って……
      どういう社会だそれは……(涙)


35) ソフィアは、トレジャーハンティングをしていた3年間で、どのようなお宝を手に入れたの?(ついでにその手に入れた物の全ての推定合計価格も教えてください。)
ソフィア :よくぞ聞いてくれました〜♪ 聞いてくれればいつだって答えるのにさー、
      誰も聞いてくれないんだもん。
      あたしがトレジャーハンターやってた頃の事……
ウィル  :だって何かもー想像するだけで心臓止まりそうな事ばっかやってそうで
      すっごく聞きたくないんだけど……
ソフィア :やってないわよ〜。あたしだって自分の身は可愛いし〜。
      うーん。あ、でも前にとある貴族の家に忍び込んだとき、庭に番犬代わりに
      ライオンなんて放っててさー。自分より大きなライオン3頭とおいかけっこ
      したときは、ちょっとどきどきしたなぁ〜。
ウィル  :どきどきで済むなよ(涙)。ううっ聞きたくない〜。
ソフィア :ま、でもその時に手に入れたのが「精霊王の花冠」っていう、大陸で
      一番大きなサファイアを頂いた冠なわけよ。覚悟を決めてライオン
      しばき倒したあったってもんだわっ! サファイアの堂々たる風情を
      引き立たせる繊細で流れるような装飾がなんてゆーか……ああ……
ウィル  :……ソフィアも宝石とか好きなわけね。その辺は女の子だね。
ソフィア :大好きよっ! 特にそれを見ながら売り捌いたとき手に入る
      札束の厚みを想像するときなんて……うっとり♪
      「精霊王の花冠」も見た瞬間びびっと来たわね。
      これは思ってた以上に凄まじい値打ちものだわっ!!って。
ウィル  :ああ何か驚愕の余り突っ込む順番間違えてる。俺。ああそうそう。
      ライオンと対決するなよ。どういう根性してるんだ?
ソフィア :そこに宝がある限り真っ直ぐ突き進む一途な根性。
ウィル  :一途なのとは全然違う。
ソフィア :ちなみに「精霊王の花冠」は闇オークション史上始まって以来の最高値で
      売却されたわ。具体的に言うとそうね、小さな村を二、三十年は
      養える額かしらね。
ウィル  :…………。
ソフィア :他にも企業秘密に属するんで詳しくは言えないけど、宝剣「竜の牙」とか
      古王国の埋蔵金とかを発見したわ。でももちろん、いつもいつもそんな
      伝説級の宝物を発見できるなんてわけないから、普段は賞金首
      捕まえたり、武装盗賊団のアジトを荒らしに行ったり。それと光物を集める
      習性のある大トカゲの巣の探索は、外れも多いけどごくたまにいいのがある
      こともあるから、暇つぶし程度にやってたわね。
ウィル  :け、結局どれくらいお稼ぎになってたんでしょーか……
ソフィア :……どのくらいだろ。すぐ使っちゃうから、あんまり貯金ないんだけど……
ウィル  :すぐ使っちゃうからで本当にすぐ使い切れるような額じゃない事だけは
      俺にも分かるんだが……
ソフィア :換金済みなのは、このくらい……かな(さらさらと紙に書く)。
      んで、まだそのまんま各国の金庫に預けてあるのが捨て値で捌いても
      この程度(さらさら)はあるだろうから……
      しめてこれくらい(さらさら)だと思う。
ウィル  :ええと……
ソフィア :何困ってるの?
ウィル  :この額を具体的に言い表すすべを模索してるんだ……(遠い目)
ソフィア :そんな、困るほどの額でもないと思うけど。
ウィル  :とりあえずね、ヴァレンディアの国家予算に匹敵する額ってのは
      個人が所有するとしたら相当困る額って言うんだよ(涙)


34) カイルは第一回人気結果発表で手にした賞金(100000G)を何に使ったの?(多分恋人のために使うとは思うのだが・・・)
カイル  :……ま、そうだな。彼女の借金の返済に充てた。
      100000Gではまだまだ焼け石に水だが。
ウィル  :ははは。作者、設定のかけらも考えていないところを聞かれて
      ちょっと悩んだみたいだな。ま、でも普通に考えればそうだよね。
      ……他に欲しいものとかってないの?
カイル  :特に。研究資材にも困っていないし、彼女に会いに行く以外、
      金のかかる趣味なども持っていない。
ウィル  :そうだよな……お前、人に迷惑かけてりゃそれで欲求満たされる
      奴だもんな……
カイル  :人のことをなんだと思っている?
ウィル  :物欲ゼロの欲望の権化。主に自己顕示欲と性欲。
カイル  :……お前のようなガキじゃあるまいし。
ウィル  :お前こそ人を何だと思ってるんだよカイル……


33) 「ろくたび」で、「ソフィアの初期設定なんかどうなるのよ! 白魔術士よ白魔術士!!(中略)……それについては読者の方も『何ですと!!?』って感じだと思うので、また後日話し合おう。じっくり……」とあったのでぜひ教えて。
ウィル  :あはは。それについて本当に突っ込みが入るなんて考えもしてなかったな。
ソフィア :自分で話題振っといたくせに。
ウィル  :ま、話題としては面白かったからね。何でこんなに変わったんだか……
ソフィア :人間誰しも年月が過ぎれば変わるものなのよ。
ウィル  :おお、何だか深い台詞。……で、本題に入るが、そもそもこの
      『初期設定』とは、実はCrusadeの初期設定って言う意味じゃないんだ。
      そもそも俺達は作者が×年前にサークルで描いてたオリジナルの漫画の
      キャラクターでね。
ソフィア :××年前じゃないの?
ウィル  :いや、ぎりぎり一桁。まあそのころは作者も若かったんで同人誌とかに
      してたって訳じゃないんだけど……枚数は300P以上の長編。
      結局未完だったけどね。学校卒業しちゃったから。
ソフィア :で、その中であたしが……
ウィル  :ヒロインバリバリの白魔術士修行中だった、と(笑)。
      簡単なストーリーはこんな感じだな。聖王国の王子W
      (伏せ字でお送りします(笑))と従者Lが、行方不明になった女王を
      捜して旅をしていて、とある高位の聖職者であり占い師でもある人の
      ところへ行くんだ。
ディルト :それってもしかして?
ウィル  :残念ながらカイルじゃないですよ。そもそもおばあさんですし。
      ああ、そういえばディルト様は知らないですよね。
      ディルト様、このころは影も形もなかったから。
ソフィア :そう、Crusadeキャラで一番の古株なのが、この漫画で出てきてた
      ウィルとリュートさんとあたしとリタ様とアリス様。
      アリス様もかなり性格違ったよね。魔術使えない姉を馬鹿にする
      ちょっと意地悪な妹だった(笑)
ウィル  :そうそう。アリスと君は今から見ると180度逆方向向いてるよ。
      で、その聖職者の孫が白魔術士見習いのSで、Wにひとめぼれ(爆)
      して旅についてくるという……
ディルト :ひとめぼれ!?(がーん)
ウィル  :ああ、ちなみにそのころの作者、長髪美形が好きで好きで……
      どうやら俺もそうだったらしいんだ。で、そのときのSは、
      引込み思案で女の子っぽい、完全な守られヒロイン系。
      でもいざというときの行動力と芯の強さと、守られ役がいやで
      いきなり皆の前から姿を消して、白魔術士でも扱える攻撃魔法を
      学びに行っちゃうって程の迷惑度は今と同レベルかな。
      おお、そう考えると180度逆って程でもないな。せいぜい90度か?
ソフィア :うー。誉められてないよぅ。
ディルト :……で、その後はどうなるんだ? 女王の行方は?
ウィル  :ま、ありがちに、旅する先で立ち寄ったF王国の王女Rとかが
      仲間になったりして。ああ、この時Rは竜使いでなくて召喚士って
      設定なんだよな。だからあのトカゲ以外にも手下がいっぱいいて。
      だから初期設定の武器が鞭だったわけだ(→ろくたび)。
      さまざまな冒険を続ける中、女王は、結局ある魔物の一族を
      封印するために力を使い果たした、って分かって……物語はその
      一族との戦いに移って行くんだが……
ディルト :何故言葉を濁す?
ウィル  :いや、ディルト様は聞かない方がいいと思うんですけど。
ディルト :何だ、気になるではないか。言うがいい。
ウィル  :Wの王位継承と某国の姫との婚約騒動とかなにやらを経て……
      結局WとSは結婚まで行き着くんですね。
ディルト :…………っ!!?
ウィル  :俺に怒んないでくださいよ俺だって羨ましいんですから!
      まぁ、Wも、魔物の一族との戦いのために結局ソフィアを置いて
      出陣するんでドキドキ新婚ライフを味わえないんですけどね。
      ま、概ねそんな話です。
ディルト :……そんな物語がなぜ今のような形になったわけだ?
ウィル  :この一番最初の物語がCrusadeになるまでにはまだ幾度も変遷を
      繰り返すんですよ。俺達の漫画は、作者が高校の漫研時代でも
      三年間、部誌に描かれ続けたわけだし。ソフィアの設定が
      変わったのは、RPGツクール(SFC版)の所為かな。
      トレジャーハンターSと、魔法王国ルーンの魔術士Wの珍道中。
      聖剣が欲しくてルーンへ行きたいSは、旅の中知り合ったWを
      散々利用しこき使い……という感じ。作者、このころとある作品に
      はまったお陰で、戦うヒロインが書きたくてたまらなくなったんだ。
ソフィア :剣使える女の子ってカワイイよねって訳分かんないこと言ってたんだよね。
ウィル  :……の割に槍使いなのは……?
ソフィア :よく分かんない。……白魔術士時代杖持ってたから何となくその名残かな?
ウィル  :ともあれ、こんな風に公式非公式問わず、作者の創作活動に深く関わって
      きたわけなんだ。俺達は。
ディルト :私や大神官殿、他のキャラクターたちが生まれたのは、結局いつ頃なんだ?
ウィル  :実は漫研時代よりもっと後。カイルは実は、PS版のRPGツクール。
      このソフトに入っていた銀髪に緑のローブってグラフィックが本気で元。
      そこからキャラ付けしたという……
ディルト :て、適当な……
ウィル  :で、ディルト様はそれより更に後。Crusadeの第1稿と言うべき小説、
      「Disaster」のキャラクター。役どころはここまで来ると殆ど変わらないね。
ディルト :第1稿?
ウィル  :そう。Disasterは、ほんの仲間内だけに公開してて、それを元に、その後
      入手したSRPGツクールを使ってゲームを作ろう!と思い立ったのが
      Crusade。DisasterはどちらかというとRPG向けの構成だったので、
      SRPGとして機能するようにキャラクターについてとかイベントとか元々
      小説書きだった友人たちと一緒に詰めたんですよ。
ソフィア :実はかなりの部分、友人に依存してるよね、Crusadeって(笑)
ウィル  :確かにね。作者はあくまでも意見を聞いたんだ!って言い張ってるけど。
      雑談の中でそれいいね!それ!って言う台詞を何回言ったことやら。
      しかも、キャラの何名かは他の人のキャラ混じってるし。
ソフィア :そのかわり小説の方は作者がかなーり好き勝手やってるよね……
ウィル  :うん。全体的なストーリーは同じだし、ゲームのイベントそのまんま
      引っ張ってきちゃたとことか結構あるけど。ゲーム版は、ゲーム性を
      柱として構築したストーリーなだけ、シンプルで
      ギャグとか精神面とかラブとか描き損ねた部分が多々あるんだよ。
      5章なんて戦争に関係ない章は、ゲームには影も形もないからね。
      SRPGツクールというソフトの他のキャラとの会話に関する機能が少し
      違ったなら、ゲーム版は全然違うものになっていたかもね。
ソフィア :……って言うと、作者が本当に描きたかったのは……
ウィル  :小説、だね。ストーリー的には。長いイベント見るより、マップを
      眺めながら戦略考えるのが主なゲームを選んだということだね(本人談)。
ソフィア :で、今迄何度も聞いたことだけど……
ウィル  :……いつ出来るんだろうね。ゲーム。
ソフィア :おーい……(汗)


32) 42話で「亜麻色の悪魔、だの大いなる魔女、だのと言った妙な枕詞がつくようになった」とあるが、いったいソフィアは、解放軍に入る前に何をしたの?(冷汗)
ソフィア :いやだわ。人聞きが悪いわ。あたしが何をしたって言うの?
ウィル  :いや、それを聞きたいんだけど……
ソフィア :何もしてないわよぉ。
ウィル  :と、こういうあからさまな嘘でしらを切られるのは目に見えてたので
      特別ゲストをお呼びしました。
      元傭兵で裏事情に詳しそうなサージェンさんです。
サージェン:……大いなる魔女。一振の槍を携えたのみにて数百もの遺跡を暴き、
      数千もの敵を叩き伏せ、数億もの財宝をその手に掴む魔性の女。
      術を用いぬ魔女。彼女はその存在そのものが秘術ゆえに魔女と呼ばれる。
ウィル  :ぶっ(笑)
ソフィア :なっ……なにそれっ!?
サージェン:何って、世間一般に噂される大いなる魔女についてだが。
ソフィア :うう〜。そりゃ何か、そーゆう変な二つ名つけられてることは
      知ってたけどさ〜、そんな無茶苦茶な数字までつけられてるなんて……
      そうよ、大体その数字、何よっ!? そこまで言われるほどのことは
      いくら何でもしてないわよ!?
ウィル  :火のないところには何とやら……(ぼそ)
ソフィア :うっ。だ、だからぁ、そのやってたこと自体は否定してないでしょ。
      問題はその数よ。一単位違うわよ!!
ウィル  :それぞれ、数十、数百、数万だって?
ソフィア :そーよ! 多分。
ウィル  :それでもかなりなものだと思うけど。多少誇張されて噂になるには
      十分過ぎるんじゃないかなぁ……?
ソフィア :えっ!? うそ、このくらいのことお年頃の女の子なら誰でも……
ウィル  :絶対に普通はやってないからな。言っとくけど。


31) ペガサスってモンスターですか?ユニコーンみたいな聖なるモンスターは居るんですか?
ウィル  :12)の回答でのモンスターの定義、モンスター=闇の獣という言い方でなら
      ペガサスはモンスターではないと言えるね。ペガサスは間違いなく
      この世界で発生、進化した生物だ。習性はほとんど野生の馬と一緒で
      自発的に人間を襲ったりは普通はしないし、魔力はあるけど、特に戦闘の
      為になるような能力がある訳でもない。希少ではあるがただの動物だよ。
ソフィア :ユニコーンっているの?(わくわく)
ウィル  :さあ、どうだかね。どこかに存在するかもしれないし、
      しないかもしれない。確認されたと言う記録はないけど、それを言うなら
      未確認で存在の可能性が強いとされている動物なんてまだごまんといるし。
      その外に聖なるモンスターがいるのかと問われると、少々解釈を曲げなきゃ
      いけなくなる。その理由は、俺達がモンスターと言うのは、前述の通り
      常闇の深淵出身の獣、闇の獣のことだが、この闇の獣は総じて破壊衝動を
      強く持っている。一般的に聖なる、というのとは対極の性質を有している
      という事なんだ。従って理屈では、聖なるモンスターというものは
      存在しない、という事になるからだ。
ソフィア :うーん。本当に四角四面の理屈ね。
ウィル  :だから理屈だって言っただろ。自分でも言ってて頭痛くなる。
      なので、拡大解釈してみよう。闇の獣云々は置いといて、いわゆる聖獣って
      奴ならいることにはいるよ。シロワタゲナガミミウサギとか。
ソフィア :あっ。聞いた事ある。ローレンシアの山岳地帯に生息してて、毛皮とか
      すっごく高価なんだけど、獲ると怒られるの。
ウィル  :商品知識に関しては凄まじいね。さすがに。
ソフィア :でもそれって聖獣って言うより天然記念物みたいな……?
ウィル  :うん。でもふもとの村とかでは聖獣って呼ばれてるらしいし。
      本当の意味での聖獣、つまり、特殊な力を持った獣、っていうのは実は、
      いないんだ。魔術の行使というのには、ある程度の知性が必要だから。
      もっとも、これこそどこかに存在するかもしれないし、しないかもしれない
      未確認の存在の典型とも言えるけれどね。


おしえて☆ウィルくん