Crusade Other Story 鎖の切れた日 〜後書き

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 短編。いい響きですね。短編。本当はこういう、長編読んでなきゃ分からないというか、長編の補助みたいな短編じゃなくて、一個の独立した話として楽しめる物が書きたいんですけど……
 夏コミ終わったばかりなので仕方ありません。同人ってそういう性格があるんですよ。たまに書きたくなるんですよね……こういうの……(遠い目)。

 今回のテーマは「痛み」。読んでて痛くなってくるような小説って書いてみたいんですよ(危)。あ、でも今回は当人があんまり痛がっていないので、読者も痛くないと思う……けど、どうでしょうかね。
 とにかく、痛みです。身体と心の。そして「生きる」という壮大なテーマを無理矢理(笑)。ウィ……主人公の少年の生への執着の根幹について。って伏せる意味ないくらい今と変わんないや。
 大まかなテーマはそれくらいですかね。あと、細々とネタ的に盛り込んだのが、目指せウィルの過去的主要キャラ総出演。と、おしえて☆ウィル君にきていたお便り、「ウィルはどーやって帝国から脱出したの?」に対する回答。いや、回答は細々なネタどころか、そのまんまですけど。
 帝国からの脱出法については、何かブランが手引きしたんだろーなー程度の認識を持ってもらえてればそれでよかったんです。けどまぁ、聞かれた以上お答えしましょう☆という感じで。あんまりブラン、役に立ってないですけどね。
 あーでもこれでまた浮気疑惑が……。違うんだよぅ(笑)。
 もうひとつ、疑惑といえば……皇帝のサディズム疑惑……
 これは疑惑でもなんでもないですね〜。正真正銘サドだ。こいつは(笑)。悪役はやっぱりこういうヤバさがないとね。
 これはCrusadeのテーマなのですが(そんな大層なものでもないですが)、悪役の美学というものを私は追究しています。三下には美学もへったくれもない馬鹿勢揃いですが、例えば皇帝とかあの人とかは美学というかそれなりの理由を持った悪役にしてあげたいです。そして悪役の美学の究極系は散り際!!終焉をどうかっこよく書いてあげられるかが課題です。

 ちなみに……本文とはあまり関係ないですが、短編の次ページへのリンクのある部分の色……毎回変えようと思っています。カイルのときに灰色だったので、今回の茶色はウィルの髪の色かと思われたかもしれませんが、実は違うんですね。これ。
 いくつか意味があって、酸化した血の色が一つ。もうひとつは……内緒です(笑)。いや、そんな訳わからんほど深い意味ではないです。
 って、人によって色が違って見えるWebで使うネタじゃないですね……

 最後に、読んで頂きありがとうございました。
 本編……もうちょっと続くけど……ど、どうか最後までお付き合いを……げふげふ。

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