作業行程1


えあの作業行程をご紹介。
講座、という程役立つモノではない感じですが人様のお役に立てたらめっけもん。

0。オフライン作業

タブレットなるハイソな機材もマウスでイラストを書きしたためる器用さも持ち合わせていないため、線画は下絵からペン入れまで、オフラインで仕上げています。
ペンは丸ペン、紙はメモ用紙。ちょっと間違えた瞬間に惜しげなくくるっと丸めてごみポイ出来る気軽さは良いが軽く描かないとペン先が引っ掛かるのがたまに傷。まあいいんだ。丸ペンももう半年以上も使いっパのモノだしね。そっと描かないとGペンになっちゃう。
……買おうよ、高いものじゃないんだからさ……。


1。主線
スキャナーでグレースケールモードで取込みます。ガリガリ。
取り込んだら、主線のみを透明地のレイヤー上に取り出します。以下、取り出し方法。
  1. レイヤー窓の「背景」ダブルクリック、出てきたウィンドウそのままOK(レイヤーの名前が「レイヤー0」になる)。グレースケールになってないと出来ないみたいなので注意です。
  2. 選択範囲→選択範囲の読み込みで反転をチェックしてOK(主線部分が選択される)。
  3. 新規レイヤーを作って(「線画」と名前をつけます)、黒で塗りつぶす。
  4. 「レイヤー0」を捨てる
主線のみを一発で取り出せるプラグインがあるそうなんですが、私は最初に覚えたこの方法でやってます。
2。べた塗り

RBGモードにし、カラーイラストが描けるようにしてから色塗り開始。
まずはべたべたと基本の色をべた塗り。「線画」レイヤーの下に「肌」レイヤーを作成し、ざくざく塗ります。
通常私は「肌」を一番下に置いています(背景レイヤーは別として)。上のレイヤーで隠れる部分はみだしても全く問題ないのでちょっと豪快な塗りです。

上から「線画」「髪」「服」「肌」という順になるよう「髪」「服」レイヤーを作成。
肌と同じようにこちらもべた塗りします。
但し、上に来るレイヤーははみ出し厳禁です。髪の毛一本に至るまで面倒臭くても丁寧に塗ります。はぁめんどくさ。

肌や服は、もうちょっと薄い色に仕上げようと思っているのですが、白地に薄い色を塗ると良く分かり難いのでべた塗り時点では濃い色を塗ってます。
3。髪の毛描き描き

べた塗りしただけの髪に影をつけます。自分的には一番手間のかかる大変面倒臭く余り面白くない作業です。
「髪」レイヤーの直上に「髪影」レイヤーを作成し、そこに、髪よりも少し濃い色で影をつけていきます。
長い髪にマウスで真っ直ぐな線を引くのは何ていうかもうあああかなり大変でイライラして貴様ァその曲がり腐った根性を叩き直してやるッという感じです。ああもしかしてひん曲がっているのは別に根性ではなくて私の器用度ですか? そうですねアハハン不器用でゴメンナサイ家庭科2でゴメンナサイ。

真っ直ぐ描けなかったら消しゴムで消し書き直したり修正したりなんだりかんだりあああああを経まして、自分の精神力の許容する範囲内で細かく丁寧に影付けします。線画の時点で丁寧に描いておき、それに従う形で塗れる様にするとまだ楽です。
4。服描き描き

髪の毛に飽きたので服を塗る事にします。今回は服の面積が少ないので楽そうです。
先程の髪と同じように、「服」レイヤーの上に「服影」レイヤーを作成し、服のべた塗りの色よりも少し濃い色で影を書き加えます。影は髪と違い、ぼかしたり伸ばしたりするのでかなりいい加減です。

↑では服の皺の影をつけましたが、同じ色で同じレイヤーに、今度は身体の影を大き目のブラシでざくっと追加します。
指先ツールでそれっぽく伸ばしたりしてこんな感じになりました。

指先ツールは適当に動かしているだけでそれっぽくなるんですから便利です。

当初の予定の色に変えます。
「透明部分の保護」にチェックを入れてから、「服」「服影」両レイヤーに塗りつぶしをかけます。
服本体と影を別レイヤーにして、バラバラに色調整を出来るようにしておくと何かと便利です。

なんかちょっと考えていたより濃くなってしまったので、「服影」レイヤーを選択し、覆い焼きツールで何個所かポクポク叩いて色を抜いてみました。
適度にむらを出すよう塗ると良い感じ。

どうも一色の濃淡で塗った所為かのっぺりした感じになってしまったので、微妙に色相をずらした青で、ちょっと影を入れてみました。
まあ大抵後になって色味の調整をするので、この時点でそんなに細かいことに拘らなくてもよいのですが……なんとなく。

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