おしえて☆ウィルくん
注:このページは超ネタばれ警戒地域です。
下手に読むと見てはいけないネタに遭遇するおそれもあります。
純粋に小説だけを楽しみたい方は手を出さないで下さい。


270) ソフィアちゃんは王族なのに、学校に行かなかったんですか? NEW
ウィル  :とりあえず最初にミナーヴァ大陸では、どの国でも大抵王族が子供の時分に
      学校に行く事はまずない、とだけ言っておくか。
      通常は家庭教師に教わる。俺がリュートに教わったみたいにね。
      ただ、成人する少し前くらいの年代になってから軍の士官学校に行く
      場合はある。俺は行かなかったけど。
ソフィア :まだ子供だったから?
ウィル  :それもあるけど多分そのまま成長しても行かなかったんじゃないかな。
      俺、魔術士の素養があったから、そっちを優先して勉強させられたと思う。
      勿論一軍の将になる為の勉強もするはするんだけど。
      あー、でも逆にその方面で、教会の学部に留学させられてたって可能性は
      なくはないな。魔術を勉強しようとするならとりあえず教会が最良だから。
ソフィア :どの道教会には入ってたのね。
ウィル  :どっちに転んでもお先真っ暗には違いなかったという訳だ。
ソフィア :何もそこまで……。
ウィル  :話がずれたな。まあそんな訳で、子供でかつ基本的に成人しても
      軍と関わりを持つ事はない女性であるエルフィーナが学校に行く、
      という事はそもそもなかったはずだ。
      ……と、揚げ足を取るような解答をしていてもなんなので、
      では彼女はどれだけの教育を受けていたのか?という部分を暴露しようか。
ソフィア :いやー! 言わなくていいわよそんな事!
ウィル  :そんな慌てるようなことはないよ。
      本国では専属の家庭教師がついて勉強をしていたみたいで、
      ある程度の読み書き計算は出来てたのは知ってる(よく宿題見てたから)。
      単純に現代日本の学問と比較する事は出来ないけど
      10歳という年齢で考えて過不足がないくらいは勉強してたはずだよ。


269) なぜウィルは危険な方向に走りたがるのでしょうか?恋人にはなっているのだからそんなしつこくしないでも結婚の方を先にしつこく言ってはどうでしょうか。理性的で紳士的と自分でいっているんですから NEW
ウィル  :だから結婚をなかなか承諾してくれないから承諾させる為に強硬手段を
      取ろうとしている訳なんだけれど。
ソフィア :危険な方向に走るのはそれ自体が目的なんじゃなくて単に手段であると?
ウィル  :いや、目的! 正確に言えば目的兼手段! 一石二鳥!
ソフィア :……。
ウィル  :自分で話題振っといて険悪な視線で見るなよ!?
ソフィア :険悪な視線を向けずにはいられない返答をしないでよ。
ウィル  :ていうかなんで結婚を承諾してくれないのさ。
      (女神〜の)連載開始時には既にプロポーズまで済ませてるってのに
      延々その内容にすら触れてくれない恋愛小説ってどういう事?
ソフィア :恋愛小説じゃないし……
ウィル  :違うの!?
ソフィア :「異世界ファンタジーどたばたラブコメディ」がせいぜいだと思うけど。
ウィル  :俺の愛の戦いはどたばたラブコメかよ!?
ソフィア :それ以外の何だと主張する気なのよ……
ウィル  :ま、まあそれはそれとするとして……で、何で結婚してくれないの?
      このコーナーですらそれ系の質問あると「えー」とか言って誤魔化すだろ。
      どうしてなんだよ。
ソフィア :どうしてとか言われても。……ネタばれだから?
ウィル  :は!? ネタばれなの!? 何か深い意味あったのかそれ!?
      ただ単純にまだ遊び足らないから結婚しないとかそういうんじゃなくて!?
ソフィア :さーどうなんだろうねー(視線を逸らす)
ウィル  :ちょっと待ってよ、うわ、何だよそれ!? 聞いてないよ!
      でもソフィアも結構意味なくネタを引っ張ったりしそうだしなあ……
      引っかけなのか……? 本気なのか……? どっちだよ……


268) 女神の魔術師1において、なぜブラウン氏は「彼女は素敵な女性ですね。……素晴らしいパートナーになってくれそうだ」と、ウィルに揺さぶりをかけてきたのでしょうか? わざわざ不信に思わせなくても、仕事としてちゃんと依頼すればいいのに。  NEW
ウィル  :何で奴があんな事を言ったかって? 簡単です。これはとても簡単です。
      何故ならあいつはリュート属性だからです。いらんこととか言わんで
      いいことをあえて口にして人様を混乱の落とし穴に蹴り落とすことを
      生命活動の一環及び人生の目的としている人種だからです。
ソフィア :267)の大神官様に引き続き物凄い言いようね……
ウィル  :どうも最初から馬が合わないと思ってたんだよ、あの男。
      そうなんだよ、あいつ、リュートに似てるんだよ。
ソフィア :まぁ、なんかひたすら完璧っぽい所とか似てそうだけど。
ウィル  :それだけじゃないんだってば! ……いや、だめだ、あの性格だったら
      外面も激烈に良いはずだしな。騙されても無理はないよな。
ソフィア :えーでもそんなのウィルの想像じゃない。
ウィル  :想像!? 事実だろ!
      秘密にするのが面白いからってだけで君に婚約者のふりなんてさせて!
ソフィア :こらこらそれは第一章のオチそのもののネタばれよー?
      でもあれは彼女が危険だからでしょ。
ウィル  :両方だとも言ってたはずだ! そんな建前があろうと事実には変わりは
      ないだろうが!!
ソフィア :そんなに熱くならないでよー。ほんっとウィルってば苦手な人多いわね。
      だからヘタレとか苦労人とか言われちゃうのよ?
ウィル  :か、関係あるの? けどどっちにしろほっといて下さい……(めそめそ)


267) カイルタークを嫌いでは無いと言っていましたが、本当ですか?
ウィル  :ほ、本当ですかって? え? 何でこんな事確認されてるの?
      確認するまでもないじゃないか、こんなの。
ソフィア :確認するまでもなく好きなのね。
ウィル  :確認するまでもなく敵ですあいつは。
ソフィア :敵なんだ……。
ウィル  :敵だろどう考えても。健全な俺の成長をことごとく邪魔する
      邪悪非道極悪無比な大神官! あいつさえいなければ俺はもう少し
      まっとうな人生歩めた気がする!
ソフィア :いや……あのでも、人生歩む前に大神官様がいなければ、確実に
      二、三回は人生終えてたと思うけど、ウィルって。
ウィル  :それもまた〜人生〜。
ソフィア :い、いいのそれで……?
ウィル  :……まあその辺りは冗談だけど。命助けてもらった事は有り難いし
      感謝もしないでもないけど。でもその分はちゃんと働いて返してる、
      というか返させられてるような気がするので特に礼などを言う気はないね。
ソフィア :素直じゃないなあ。
ウィル  :君に言われたくはありません。
ソフィア :ほっとけ。……で、敵って事は、嫌いな訳?
ウィル  :嫌いじゃないってば。ただ敵なだけ。
      嫌いではないけど苦手な奴とかいるだろ。まさにそれ。
ソフィア :理解出来ない訳ではないけど……つくづくびみょーな友情関係ねー。


266) ソフィア嬢に質問です。仔馬の剣を手に入れた後、当然試したことあるんですよね。そのとき出てきた仔馬はどうしたんですか?
ソフィア :あの子達ね。ちょっとほっとくと消えちゃうの。灯が消えるみたいに。
ウィル  :魔術で作った幻だからね。
ソフィア :触れるのに幻だなんて不思議ね。
ウィル  :まー、魔術ってのはそういうもんなので。
ソフィア :でも幻って言ったって、ほら、魔術で作ったら形あるもの、みたいな
      言い方、前にしてなかった? それでも消えちゃうのっておかしくない?
ウィル  :んー……。魔術で作った幻が形ある物でいられるには、魔力を術に
      通し続ける事が必要なんだよね。
      魔力の供給が止んでしまえば、術を成立させておくことが出来なくなって、
      消えてしまう訳。その剣の場合だと多分発動の合図があってからしばらくは
      剣の魔力が放出され続けていて、一定時間が経過すると自動的にその供給が
      ストップして魔術が終了するってしくみになってるんじゃないかな。


265) 「エルフィーナね? 全然変わってないの。最初に見たときびっくりしちゃった」 (本編42話より)と、リタ嬢はソフィア嬢について述べていますが、僕から見るとかなり“いろいろ”変わりまくっていると思うのですが、どうでしょう?
リタ   :ああ。これね。主に容姿。
ウィル  :容姿の話だったのかよ。
リタ   :だってあの時確かにエルフィーナ、というかソフィアと直接話はしたけど、
      彼女、私の事身分の違う相手だと思ってたから敬語とか使ってきてたし
      素の様子なんて殆ど見れなかったもの。わかる訳がないじゃない。
ウィル  :言われてみればそうか。
リタ   :って言うかなんていうか……本性を知っても、ある意味変わってない気も
      しないでもないけどねえ。
      我が強い所とか……。
ウィル  :やなこと言うな。
リタ   :や、やなの??
ソフィア :ふぅん。やなんだ。
ウィル  :!!! ソ、ソフィア!? いつのまに!!?
      ってだから剣振りかざすのやめってか今日はナタ!? ナタは駄目ぎゃー。
    (なんかとても嫌な音を鳴り響かせながら解体作業進行中……。)


264) カイルターク氏に質問です。 「奴の弟子は、この系統しかいないのか? 全く……」(本編36話より)というのが、ノワール女史と初めて会ったときの言葉ですが、ブラン嬢がリュート氏の弟子だとわかったときはどう思いましたか?
カイル  :分からんぞ。一見まともそうなだけで実はと言う事もある。油断は禁物だ。
ウィル  :ブランはそんな子じゃないって。
カイル  :…………そうか? 私はあまり彼女とは直接の接点が無いのでよく
      分からぬのだがな、その発言を否定する材料は無い訳ではないぞ。
ウィル  :例えば?
カイル  :例を挙げるとするならば9章61あたりのお前との一騎打ちシーン。
      お前の挑発に乗る形で技を仕掛け、敗れたではないか。
ウィル  :えー。あれは普通に冷静だったと思うけど……
カイル  :決着の一撃でなくとも、いつになく饒舌になっていたりと、戦闘に
      対する高揚の度合いが窺える。
ウィル  :こじつけ臭いなあ。っていうか、真剣握って命の取りあいをしても
      全然高揚しない方がよっぽど怖いと思うんだけど。
カイル  :そもそも、リュートの奴と何年も共にいて恐らく散々本性を見ているに
      違いないであろうのに、それでも奴を尊敬し、心酔していると言う事が
      何よりもおかしい。リュートを崇敬するという自己暗示にかかり
      盲目的になっているのではないかと思われる。
      戦闘中にお前らがそれだけに熱中するのと同じように。
ウィル  :む、無理があるってば……。
カイル  :まあ、そうだろうな。
      だが……彼女にはまだまだ裏、というか隠された本性があると私は
      踏んでいる。まだ目にしていないだけでな。
ウィル  :そーかなー……。


263) ツァイト氏とユーリン嬢のスターシア兄弟のことで質問が。 >例えばそれが俸給を減らされるとか歳の離れた妹が人のベッドの中で蛙を飼うとかでないのなら。(「レムルス」第一話(5)より)  この一文を見ていると、平時にこの兄妹は随分と愉快な生活を送っていたようですが、その生活について兄妹それぞれ何か一言お願いします。
ツァイト :愉快!? どこをどう見て愉快と抜かす!?
ライラ  :愉快じゃないの。ねえ?
ユーリン :そうですよぉ、愉快ですぅ!
サージェン:……確かに愉快そうだな。
ライラ  :ああ、そういえばサージェンは子供の頃の私たちって知らないのよね。
サージェン:そうだな。ツァイトとも、聖騎士団に入隊してから初めて会ったからな。
ライラ  :ツァイトとユーリンはそれはもぉ仲のよい兄妹だったのよ。
      結構歳離れてるんだけど、あれでいて案外ツァイトってば面倒見が
      いいから。
サージェン:いくつ離れてるんだ?
ライラ  :えーと、丁度10歳ね。ユーリンはディルト様の2つ下よ。
      「レムルス」だとツァイトが19歳、ユーリンが9歳になるわ。
      ユーリンが歩き回って遊べる年齢になった頃にはもう既にツァイトは
      士官学校に入ってて、年に何回かしか実家に戻ってこなかったから
      そのたまのお休みの時はユーリンってばツァイトにべったりだったの
      よね〜。
ユーリン :私、お兄様が大好きですぅ!
ライラ  :どうツァイト!? お兄様だって! 大好きだって! 今流行りの妹系よ!?
ツァイト :うるせーよ!! どんなオタクだってリアルの妹にゃ普通萌えねえよ!
      それ以前に俺そんな趣味ねえし!
      っていうか更にそれ以前にその大好きって笑顔が異様に邪悪なんだよ!?
      お前ら揃っていま鏡見てみろ! その、にたぁ、って感じのテメエの顔を
      じっくり眺めて見てみろよ!?
ライラ  :えー。いつも通りの笑顔よねー?(にやー)
ユーリン :そうですよねぇー?(にやー)
ツァイト :こんないつも通りなんざいらんわー!!
サージェン:……ま、大体どのような幼少期だったかは分かったような気がするな。


262) ディルト王子に質問です。質問196でも取り扱われていた「レムルス」第一話(4)のディルト王子キス魔疑惑事件ですが、結局あれの真意はなんだったんですか?
ディルト :うむ。女性の機嫌を損ねてしまった時は、こうするのが一番であると
      教わったのだ。
ツァイト :…………それもまたあの女大魔王……もとい王妃陛下からですか?
ディルト :いや、これは父上からだ。
ツァイト :……やはりあんたも同類だったのか、国王……
      俺ら主に王妃担当で嫌な役擦り付けられたと思ってたが……
      国王担当も大変だったんだろうなあと今になって気付いたよ。
      レムルス王国万歳。レムルス王国に幸あれ。
ディルト :ん? どうした急にそんなに愛国精神全開になってしまって。
      王族としてその忠誠心、心から嬉しく思うぞ?


261) 今ではエルフィーナ嬢はほぼ完全にソフィア嬢と別個のキャラクターとして扱われていますけど(人格まったく違いますし)、エルフィーナ嬢はソフィア嬢をどう思うんでしょうね。またソフィア嬢はエルフィーナ嬢をどう思うのでしょうか?
ソフィア :違うかしら。そんなに。
ウィル  :……ん、まあ、子供と大人の違いも大きいと俺は思うんだけど。
      でも、10・11章あたりの君を見れば、なんか違うかなって思っても仕方が
      ない部分はあるかもね。
      もしあの時の自分と御対面したら、ソフィア、どう思う?
ソフィア :御対面も何も……自分だし。別にどうも。
      違うって、何が違うのかしら。あー、一般市民として生活してない分、
      『エルフィーナ』は世間知らずだってのはあるのかも……
ウィル  :今だって十分世間知らずああいえ何でもありません。
      ……何て言うかね、あれだよ。毒気がない。
ソフィア :ほほう。今は毒気たっぷりだと?
ウィル  :そそそそこまでは言ってないけど!? ソフィアの言ったのと同じだよ、
      平民として生活し、あまつさえトレジャーハンターなんていう荒んだ……
      もとい、荒っぽい仕事をやってるんだから世間に慣れるだろ!?
      その程度の意味であって特別な他意はなくッ!!
ソフィア :そこまで必死になって弁明しなくってもいいのに。
ウィル  :弁明しないと殺されル……
      ……エルフィーナならむやみに斬りつけてきたりはしなかったかな……
ソフィア :更にそんなに遠い目されても……。
      言っとくけど、ウィル斬ったり殴ったりするのは、これみたいな企画モノで
      だけよ? 本編でこんなことしてないでしょ?
ウィル  :…………いや……殴られた覚えはあるような……
ソフィア :あー。怪我をさせるようなことはしてないでしょ。
      ここでだったらいくらみじん斬りにしたって次の質問辺りではいい感じに
      復活するのがわかってるからそうするだけで。後々まで障害が残るなら
      やんないわよ。あたしだって。
ウィル  :障害が残らなきゃいいってもんでもないと思うんだけどな……
      どの道エルフィーナならやんなかったような気もするし……
ソフィア :ええいッ! がたがたうるさい! 男なら小さい事で喚くな!
ウィル  :ってほらすぐ剣抜くし!? 振りかぶるし!?
      エルフィーナはきっとそんな事しなかぎゃー(ざしゅ)


おしえて☆ウィルくん