おしえて☆ウィルくん
注:このページは超ネタばれ警戒地域です。
下手に読むと見てはいけないネタに遭遇するおそれもあります。
純粋に小説だけを楽しみたい方は手を出さないで下さい。


260) 読み返してふと思ったんですけど、ソフィア嬢っていつからウィル君のこと好きになってたんですか? ウィル君が覚醒(笑)してから何時の間にか両想いになってたような印象があるのですが。
ウィル  :そう見えるのは単純に作者の筆力の問題であって。
ソフィア :何の躊躇もなく禁句を言うわねー。
      というかそっちより何ウィルが平然と答えてるのよ。あたしがいつウィルを
      好きに?なったかなんて、そんなのウィル分かんないでしょ。
ウィル  :何だよ↑この疑問符。
ソフィア :それは置いといて。
ウィル  :置いとくなよ!?
ソフィア :もうはるか彼方の方に放り投げて置いといて。
ウィル  :しくしくしくしく……
ソフィア :でも、本編内の自分の行動の解説ってのはウケなかったギャグを説明する
      みたいで恥ずかしいからあんまりやりたくないんだけど……
ディルト :ならば私が代わりに説明しよう!
ウィル  :うわ!? 凄い久々にディルト様!?
ソフィア :って何でディルト様がそんなの分かるんですかぁっ!?
ディルト :ははははっ! かつて君を愛し四六時中ソフィアばかり目で追っていた私に
      かような事程度が分からいでか!
      ……というか、いつからとは言っていないが、ソフィアがウィルの事を
      不可解にも好きである事を知っている、とは本編内でも言ったし。
ウィル  :何が不可解なんですか……
ディルト :全部だが何か文句あるのか?
      ……ともあれ、この質問への回答であるが、割と最初から、というのが
      私としては正解だと思う。
ウィル  :その根拠は?
ディルト :執拗にお前の部屋へのアタックを敢行したりお前に無理矢理くっついて
      作戦行動に臨んだりとアプローチ全開だったではないか。
ウィル  :それは単なるソフィアの趣味の範疇だと思いますが……
ディルト :ここにある謎の調査報告書に因るとその作戦行動内で彼女はお前に命を
      救って貰ったという報告もあるしな。異性のハートをぐぐっと自分の元に
      手繰り寄せるには「あいてのぴんちをすくう」というのは完全無欠にして
      必要不可欠なイベントであると幼少の折、母に習ったぞ。
      ここがまず一つ目のフラグであったのだな。
ウィル  :どこのギャルゲーの話ですかそれ。いやまあ、3章当たりでそんなことは
      確かにありましたが……フラグって……
ディルト :初期設定より好感度の高いヒロイン、危なげないイベントクリア。
      恋敵との対決、そしてその果ての告白。
      これだけまっとうにプレイしトゥルーエンドを迎えられないとなったら
      クレームがつきかねん。
ウィル  :どっからですか……。
ディルト :私との会話中なども、「ウィルは特別☆」臭をぷんぷんと匂わせたり……
      むう。何だか無性に、腹が立ってきた。
ウィル  :い、言いがかりじゃないですか。
      ……ソフィア、ソフィア的にはこのディルト様の答えは、どう?
ソフィア :あたしに振らないでよ。
ウィル  :お、やっぱり本当に最初から俺の事が好きだったんだ?
ソフィア :……好きって言うか……まあ、好きは好き?だったのは間違いないけど。
      それは友達としてって言うか……一緒にいるのが肌に馴染むというか
      自然というか猫というか……
ウィル  :猫ってナニ。訳分からないぞ?
ソフィア :うーん。…………、えい(ざしゅ)
ウィル  :げふぁ!!?
ソフィア :ふゥ。
ウィル  :ふゥって……いや本当に何!? いつも唐突だけどここまで唐突なのは
      さすがにちょっと意外でいつもより大目に流血してる気がするぞ!?
ソフィア :恥ずかしいし答え難いしもうこの話題を終わらせようかなって。
ウィル  :で、何で人斬るのさ!? はっ!? オチか!? オチのつもりか!?
      こんな無理矢理なオチ認められるかあぁぁっ!!?(ざしゅ)げはッ!!


259) 平時のカイルターク氏の一日のスケジュールを教えてください。ナーディ氏なら絶対把握しているでしょう?
ナーディ :本日ご指名頂きましたナーディです。宜しくお願いします。
      カイルターク様についてですか、いいですよ語りますよ語ります、
      語りまくらせていただきますようふふふふふふふ♪
ウィル  :もしもし警察ですか。変態さんがここに一匹います助けてください。
ナーディ :何を失礼な事を言っているのですかウィル。変態だなんて。
      僕とカイルターク様の間に見えるこのぶっとい愛の絆が見えないんですか。
ウィル  :いやなんか凄くよく見える気がするから変態呼ばわりしてる訳なんですが。
ナーディ :何か誤解してません? 別に愛の絆と言っても情愛ではなく敬愛ですよ。
      強き信頼の! 堅き友情の! 燃え盛る心の炎を縒って作った絆の糸ですよ。
ウィル  :そんな血走った目で鼻息荒く語られてもよりフォロー不可能なだけだし。
      まあ何でもいいんだけど。カイルの一日のスケジュールって、大神官位を
      継いでから解放軍に入る前までの教会での一日でいいのかな?
ナーディ :学生時代や解放軍ではかなり変則的でしたしね。そうさせて頂きましょう。
      まず御起床は朝の6時です。
ウィル  :早。……とか俺的には思ったけど、神官としては遅いんじゃないのか?
ナーディ :あー、早く起きなければならない役割の方々は4時頃には起きられて
      いるんですが。カイルターク様は、というか研究職にも携わっている
      神官魔術士は夜遅くまで研究を行う事が許されているので慣例的に
      起床時間を遅くすることが認められています。
      で。起きられましたらまずお祈りです。これは御自身の私室でお一人で。
      ……多分きちんとなさっておいでです。
ウィル  :何で目を逸らす……いや分かるけど。
ナーディ :6時半から聖祭。その後、7時半より朝食。
      その後はその日によって違いますね。修道会の方々はかなり厳密な
      タイムテーブルで生活されてるそうですが、カイルターク様はあと5回、
      8時、11時、14時、17時、就寝前のお祈りの他は特に定められた
      日課はないはずです。他教会との会議や各地の領主などとの会談など、
      場所も内容も不定な職務をこなされているからでしょう。
ウィル  :……あれ……? そんなにあいつお祈りなんてしてたかな……?
ナーディ :(無視)基本的には12時と19時、実際の所職務の合間を縫って食事を
      取られています。夕食後は自由時間……というか、御自分の研究を
      なさっていますね。それを切り上げるのが夜中の1時から2時頃。
      この辺りはカイルターク様のご意志で決められますのでもっと早くに
      お休みになられたり遅くまでなさっていたりしておられることも
      多々あります。
ウィル  :そーいやー街へ繰り出すのは22時過ぎくらいだったなー。
      研究サボって出てた訳か。
ナーディ :自由時間ですってば。聖職者としての職務ではないですよ、研究は。
      ……とまあ、そんな所ですね。これで宜しいでしょうか?
ウィル  :これだけ聞くとえらいまっとうな生活をしてる神官のように聞こえるなぁ。
ナーディ :ウィルのツッコミがなければ更にだったのに……


258) ソフィアの攻撃を物理的に軽減、もしくは防御できないのでしょうか?何か言う前にガードしとくとかですが。
ウィル  :そりゃ防御する事自体は出来るだろうけど。
ソフィア :よーし分かったわ。
ウィル  :何が分かったんだ!? その意味もなく振りかぶってる鈍器は何だああ!?
ソフィア :鉄パイプ。
ウィル  :物品としての解説は要求してない!
ソフィア :わがまま……(ぼそ)
ウィル  :誰がだ! ……大体別に俺はソフィアに殴られる為に発言してる訳じゃ
      ないんだから、言う前に殴られる事を予期してガードするなんて出来る訳
      ないだろ。
ソフィア :……そぉ? かなりの確率でツッコミ待ち入ってると思うけど……
      まあ、直前に使うのが無理なら、あれはどう? 戦場にいる間は常に
      防御魔術かけてるとか言わなかったっけ? それ使ってれば?
ウィル  :何で自分の恋人と話す為に戦闘態勢取らなきゃならないんだ。
ソフィア :自分が攻撃されてもおかしくない事を言うからでしょうが。


257) ウィルに質問です。何故サージェンさんとライラさんは、さん付けなのに、ツァイトは呼び捨てなんですか?ほかにも、年上なのに呼び捨てにしてる人はいますか?
ウィル  :……うーん。何でだろ。特に意味はないんだけど。
      っていうかそのあたりは作者もあんまり考えてないんだと思……
ソフィア :そういう身も蓋もない事は言わないでいいから。
ウィル  :あれだよ。ツァイトは呼び捨てでいいっていうようなそんな事を
      言われたんだよ。多分。
ソフィア :多分って……
ウィル  :だって作者だってそこまで考(以下実行委員会により音声カット)
ソフィア :言わなきゃ分かんないのに何で言うのかしら。
ウィル  :ちなみに年上で呼び捨てなんてのは割といるよ。
      カイルとかリュートとかノワールとか。ナーディだって上だし。
      厳密に決めてる訳じゃないけど、仕事関係で、まださほど仲良くなってない
      人は普通にさんづけかな。


256) リュートさんはどうやってウィル君の不在をごまかしているのでしょうか?一般人相手なら幻覚を見せるのもありでしょうが、中には魔道士とかの力を持つ人もいてもおかしくないですよね?ヴァレンディア王宮の秘密っていったい……。 「ヴァレンディア王宮の一日 - 女の子を追っかけて逃げ出した無責任国王の不在を隠せ!(リュート編)」希望です(リュートさん以外の苦労も可)。
リュート :秘密です。秘密ったら秘密。
ウィル  :…………。
ソフィア :ウィルまでだんまりなの? ……そんな重大な秘密なわけ?
ウィル  :いや……俺はリュートのだだっ子喋りに唖然としただけだが。
      でもまあ、予想はつかなくはないけど。……秘密も何もないよ別に。
      影武者くらい用意出来るだろ。
ソフィア :でも影武者って普通対外的な用途に使うんじゃ……?
      それに自分の所の王様と影武者を見間違える人もいないと思うけど……
ウィル  :その辺はまあ、
リュート :陛下。駄目ですよ国王といえども国家機密をばらしては。
ウィル  :……だから別に秘密でもなんでもないって言うのに……
      というか、質問者さんが既に解答言ってるじゃないか。
ソフィア :質問者さんが? ……幻覚?
ウィル  :だろ。それしか考えようがない。
リュート :もー。つまんないですねえ。
ウィル  :お前も意味のない事引っ張るなよ。本編でミスリード狙いでそうするなら
      ともかく、こんな企画で人だまくらかしたって意味ないんだから……
リュート :意味ならありますよ。
ウィル  :何?
リュート :ひとつのネタで20行も引っ張れたじゃないですか。
ウィル  :喋りたくて仕方ない芸人かお前は。
      ……えーと、種明かしをしておくと、適度に俺に似通った影武者を用意して
      それを本物だと思わせるような幻覚を周囲にかける。
      会議とか、やばい相手と距離が近くなるような時だけな。
      俺もどの辺りまでに真実を教えてるのかは知らないけど、いくらかは
      共謀者がいるだろうから、魔術士が一人二人補助につけば、その程度なら
      十分持続させる事が可能だな。
ソフィア :知らない他の魔術士の人に見破られたりはしないの?
リュート :ふふ、ソフィアさん、失礼ながらそれは愚問というものですよ。
      この私の魔術が? そこらの魔術士に見破られると? ははは。
      月が西から昇って天頂で大爆発するよりありえない事ですね。
      ということで質問者さんには申し訳ありませんが、陛下がいらっしゃらない
      事に誰かが気付きそうになっておたおたするなどという事はありませんよ?
      この私がそのような不手際をする訳がないではないですか、この私が。
ソフィア :い、意外と言う人なのね……。
ウィル  :意外かぁ……?
リュート :……そもそも最初からこうなる事は予測済みでしたし。
      少なくとも事態が予測の範疇内にあるうちは私はへまはしませんよ。


255) 大陸解放軍で、一番頭がいい人は誰でしょうか?できれば一番バカな人も教えてください。
ウィル  :これもまた答えの出し難い質問だな……
      うーん。知識量という意味なら一番はリュートだろうな。まあ、知識という
      注釈をつけなくてもリュートに頭の回転で敵う奴はいないだろうけど。
ソフィア :大神官様よりも?
ウィル  :そうだろうね。……リュートが俺やカイルよりも魔力持ってないのに
      同等以上の魔術を使えるってのは、単純に言っちゃえばその点で遥かに
      上回っているからだからな。極度に無駄がなく強力な術式の知識と
      場面毎に応じた最も効率のよい展開法を思いつく機転。
      あれはある意味魔力の有無以上の才能だよ。
      魔術に関する事でなくたって、何かえらく訳分からん事まで知ってるし。
      文句無し。リュート。
ソフィア :何だ、簡単に答え出るじゃないの。
ウィル  :いや。文句はないがただひとつ問題はあってな。
ソフィア :何?
ウィル  :リュートは解放軍じゃないんだよな。
ソフィア :あ〜。
ウィル  :……まあ、軍内なら順当にカイルかな。あ、あと何気にナーディ。
      あいつは学部でもかなり成績上位だったはず。
      で、質問の続きの一番バカな人って方なんだが……
ソフィア :何よ。悪い?
ウィル  :君だとは言ってないだろうが。
ソフィア :ふーんだ。いいわよ。分かってるもの。知識なんてなくたってしょうがない
      じゃない。あたしまともに学校も行ってないんだから。
ウィル  :都市部はともかく農村じゃ学校なんて行ってる方が珍しいんだから
      そんなあてつけのように拗ねる事もないだろうが。
      知識のない人を挙げるのは難しいね。作品内に明らかに馬鹿担当!って
      人がいれば話は別なんだが……
ソフィア :ディルト様は?
ウィル  :うあ。……泣くぞ、ディルト様。
      ディルト様は一応王子サマなのである程度の教育は受けてると思うよ。
ソフィア :そうよねえ。
ウィル  :大体頭がいい悪いを知識のある無しで計ろうとするのが間違いなんだよ。
ソフィア :そんな急に今時の教育家みたいなこと言われても。
      じゃあ知識でなく知恵は? 応用力みたいなのは、誰が一番で誰がビリ?
ウィル  :それもまた難しいものなんだが。
ソフィア :おーい。
ウィル  :だって、テストとかで点数が出ない分、単純な知識よりも更に
      計り難いじゃないか、これ。
      んーでも状況を把握して思考する能力ならソフィアはかなり上位に
      くるだろうな。……というか、さっき知識がないみたいな言い方したけど、
      ソフィア、学校で習うような知識と恋愛の一般常識はなくても凄い変な
      知識は沢山持ってそうだし。
ソフィア :人をなんだと思ってるのよ。
ウィル  :いや別にそのまんま……いえ何でもないです……
      ビリの方は、ディルト様も、散々こけにしまくった俺が言うのも何だが
      特別問題あるレベルのバ……もとい、えーと、頭の足りない人では
      ないので、
ソフィア :言い換えた方が酷い言葉になってるわよ? わざと?
ウィル  :……ないので、彼は除外。
      うーん。年齢を考えればしょうがないけどアリスかなーという気は
      しなくもないんだけど。どうだろう。


254) ぶっちゃけこの物語の最強人物って誰ですか?
ウィル  :194)211)あたりを参照って事で。
ソフィア :やる気のない回答ねえ。もう一度最強決定戦を開催するなりなんなり、色々
      やるべき事はあるでしょ?
ウィル  :イ・ヤ・だ! あんなのはもう嫌だ! 誰がやるか! 一人でやってろ!
ソフィア :どうやって一人で最強の座を決めるのよ。
      ……戦闘においてなら、最強なのははっきり言っちゃうとリュートさんか
      大神官様かしらね。やっぱり魔術があるってのは戦闘においては
      物凄い強みになるもの。その上あの二人は接近戦も強いし。
ウィル  :魔術は比較しようがないからおいといて、接近戦だけだと?
ソフィア :魔術無しでならリュートさんとは、絶対勝てるとは言わないけど
      勝つ事は出来ると思う。
ウィル  :マジデスカ……(がくがくぶるぶる)
ソフィア :本編内みたいな完全に敵対してる状況だと、いくら魔術を使わないって
      言ってもそれを信じきる訳には行かないから、ああいうことに
      なるだろうけど、訓練とかでで絶対魔術使わないと確信出来る状況なら
      何とかなるんじゃないかなあ……って意味ね。
      だから実戦ではあんまり意味ないかも。
      でもちょっと言い訳させてもらうけどさ、あの時あたし自前の武器
      一個も持って無かった訳なのよね。完全武装してもういっぺん
      戦ったらどうなるかしらねえ。……どうなるもこうなるも完璧に
      殺し合いになるしかないので試す訳にも行かないんだけど。
      ……あと、大神官様は分かんないな、戦ってないから。
ウィル  :(がくがくぶるぶる)……で、そ、総括は?
ソフィア :リュートさんか大神官様、で、大神官様は本編でリュートさんに
      一回勝ってるので、大神官様、かな?
ウィル  :暫定一位、って感じだけどな。カイルに勝ったら最強の座貰えるって
      言ったら、絶対に君、挑戦するだろ。
ソフィア :当たり前! んふふふふ。そういう時のあたしは自分で言うのも何だけど
      強いわよ〜? 何がなんでも勝ちに行くから〜♪
ウィル  :実は君だろ、最強……。


253) ルドルフにとってのソフィア(エルフィーナ)の魅力を語っていただきたい!宜しければ、魅力だけでなく彼女への愛までもお願いします。
ルドルフ :…………。
ウィル  :何を黙りこクっているのデすか? 皇帝陛下?
ソフィア :何ウィル、その古い漫画のロボットみたいな喋り。しかも半端に慇懃だし。
ウィル  :暗黒魔導士バージョン?
ルドルフ :いらぬわそんな暗黒魔導士など。
      しかし何だ一体この質問は。何故我がこんな問いかけに答えねばならぬ。
ウィル  :いや……いくらなんでも今更そんな誰しも考えたであろう根本的な疑問を
      口にされても困るんだけど。そういう企画なんだからつべこべ言わず
      さっさと言え。
ルドルフ :貴様などに命令される筋合いはない。
ソフィア :こらこらこらこら。話が全然進まないから。
      って、あたしとしても自分で促すのはちょっと恥ずかしい気もするけど、
      あたしの魅力ってどこ? ルドルフ?
ウィル  :……全然恥ずかしがってないだろ、君。
ルドルフ :み、魅力だとか愛だとか……我がお前を手中に収めたのはそんな生ぬるい
      感情の為でなく、た、大陸を制覇する野望の為で……く、くだらぬ!
ウィル  :…………もしかしてこいつ実は凄く嘘つけないタイプ?
ソフィア :彼は純粋過ぎただけだったのよ……(ほろり)
      と、ちょっといい話風にまとめた所で。はい。魅力。
ルドルフ :だ、だから…………(ソフィアの視線を受けて)…………むうっ……
      善良で……素直で……光り輝いていて……我にはない部分が眩しくは
      感じる……が、それが別に愛だというわけでは断じてない!
ウィル  :素直じゃないなあ。ディルト様と足して二で割ったら丁度いいのに。


252) ウィルってお化け嫌いなのですね。リュートさん知ってましたか?
リュート :ああ、はい、知ってます。昔っから嫌いなんですよ、何故か。
      幽霊なんて非科学的なものを恐怖するという感情は分かりかねるのですが。
ウィル  :非科学的だから怖いんじゃないか。科学的に証明されてるモノなんて
      どこに恐れる余地があるんだよ。先の見通せない暗闇を恐れるように、
      なんだかよく分かんない物であるからこそ恐怖心が煽られるんだろ。
リュート :まあ、一理ありますね。
ウィル  :俺からすれば他の奴が何でそういうのを気味悪がらないのかが不思議だよ。
リュート :そうですか? 私もあまり幽霊などといったものは信じていませんが、
      もし仮に存在するのだとしたら面白いと思いますが。
      いまだかつてだれも解明したことのない存在の謎を暴くなんて、
      研究者としての血が騒ぎますね。
      ……あ、そう考えてみたら何だか面白そうに思えてきました。
      後でちょっと調べてみましょうか。
ウィル  :是非解明してくれ。そっちの方が俺としては安心出来そうだ。
リュート :陛下、実験の折には是非付き合って……
ウィル  :絶対いやだああああッ!!


251) ソフィアに我が身を献上する勢いで愛を捧げているウィルですが、なかなか順調に先に進めませんね? ここは足掻くのをやめて、もういっそ彼女に乗りこなしていただいてはどうでしょう(笑)。 意外と上手くいくかもしれません。下僕は下僕らしく!!
ウィル  :何っ!? 彼女に上に乗ってもらう!? 騎乗してもらえと言うんですか!?
      そんな恥ずかしい事を彼女に、あの彼女にしてもらえと!?
      いやもーオッケー!! 俺的には何ら問題ナッシング!!
ソフィア :恥ずかしいのはあんたの三本くらい飛び出てる腐れ脳だぁぁぁぁッ!!!
      (ぶしゅ! ざく! ぐしゃ!!)
ウィル  :三本って何が三本なんですか……
      今は正直三本どころじゃないほど血は飛び出してますが……
ソフィア :もっと盛大に飛び出させてあげましょうか!?
ウィル  :いえ何かよく分かりませんがエグくて痛そうなので結構です。
      ……えーと何ていうか、現状でも大分すごい勢いで彼女の方が俺の上を
      行っているという気がかなりするんですが。
      上っていうか斜め上辺りっていうか……
      俺は別に支配欲とか征服欲がある訳ではないので、別に尻に敷かれる形で
      あっても全然構わないんだけどねえ。
ソフィア :…………。
ウィル  :何だよその目。別に嘘ついてないぞ俺。
      君と一緒にいられるのなら体位には全く拘りはないよ俺!
ソフィア :物理的な位置関係からは離れんかいッ!!
      ウィルはかなり、恋人に対する締め付けの厳しいタイプの男の人だと
      思ってたんだけど……? ってあたしは他に比較対象知らないから
      よく分かんないんだけど。
ウィル  :うーん。厳しいつもりはないんだけど。でももしそう感じるとしたら、
      あれだろ。それは征服欲でなく独占欲。
      独占欲は強い方かもしれないと自分でも思う。


おしえて☆ウィルくん