おしえて☆ウィルくん
注:このページは超ネタばれ警戒地域です。
下手に読むと見てはいけないネタに遭遇するおそれもあります。
純粋に小説だけを楽しみたい方は手を出さないで下さい。
240) ウィルの魅力がわかる人々でウィルの良い所いってやって下さい。(でも、本人には内緒)←酷い
ディルト :ふむ。何度か既に来ている質問である気もするが、ウィル隔離という点が
目新しいな。これで普段あまり素直でない人々も素直に語れる事だろう。
ソフィア :まずはディルト様は? ウィルってどこがいいですか?
ディルト :冷静沈着冷酷非道。私は特に照れることなくいつもそのように
褒め称えているが何か。
ソフィア :それは照れ隠しでなく本音ですか、やっぱ……
ディルト :あとは情熱だな。「女神の魔術士」における激情家への変貌ぶりは
笑え……もとい、素晴らしい成長だと思った。
Crusade序盤の真夏の水道水で冷やした素麺の如き冷たさが嘘のようだ。
ソフィア :真夏って……かなりぬるまってませんかその素麺……?
ディルト :熱くも冷たくもない所がまたどっちつかずで腹が立つだろう?
ソフィア :あー、微妙に納得。
……あたし的にはその頃の方がよかったんですけど……ある意味……
ディルト :他の方にも尋ねてみようか。リュート殿は?
リュート :陛下は魅力的な御方ですよ。あの方の溢れんばかりの魔力は
私の研究にとって大いに貢献する事でしょう。
ディルト :……実験対象としての魅力なのか……?
まあそれはそれとして。大神官殿は?
カイル :…………難しい事を。
リュート :難しいだなんて! 陛下に失礼ですよ。
カイル :お前が言うな。
しかし、実験動物としてなら確かに役立ちそうだが……
それが駄目であるとするなら……そうだな。馬鹿なので使いやすいか。
ちょっとした餌をぶら下げてやるだけで大陸中を走り回らせる事が
出来たというのは、小間使いとして中々に魅力だった。
ディルト :……どっちもどっちなのだな……
しかしこれではウィルを隔離してもしなくても同じだったように
感じられるな。これでは質問者殿も不満であろう。
という事でソフィア、良い回答を期待しているよ。
ソフィア :そんなの期待されてもっ!?
み、魅力って、えーとえーと……な、何かありますか??
ディルト :何とも辛辣な言葉を……(ほろり)
ソフィア :え、あ、別に凡庸で意地悪なだけでスケベで魅力なんて欠片もないとか
言いたいんじゃないんですけどっ!
ディルト :哀れな……
ソフィア :ち、違いますってば多分! な、何て言うかほら、魅力は? とか
聞かれても普通一言で返せるようなものでもないじゃないですか。
だからそのつまり……はっ!? ああっ! あった! 一言で表現する言葉!
「見てて飽きない」! これだわ!
ディルト :…………。
あなた程見てて飽きない人からそう称されるとは、ウィルも光栄な
男だな……
239) 「ディルト王子、レムルス城の塔最上階の屋根から何故か吊るされ事件」ご本人経験していかがでしたか?他にもおもしろ・・・(ごほんごほん)変わった体験ありますか?(笑顔)
ディルト :…………。
ウィル :ディルト様……そんな茫然自失とした表情で脂汗流されても……
ディルト :いや、まあ、何というか……何だ、その……まあ、いいではないか。
人の古傷抉らんでも。
ウィル :……抉られちゃうんだ……(汗)
ディルト :もしかしたら今後、書かれるやも知れんし……となれば読者の為にも
明言しない方が良いであろう。という訳でノーコメントだ。
ウィル :この件に関してはノーコメントですね。ではこれ以外の件は?
他にはどんな悲惨な目に遭いながら育ってこられたんですか?
ディルト :いやまあ、何だ、それもまた……人生。
ウィル :美空ひばりになられても。
ディルト :そのあたりも、今後のネタにとっておきたいかもしれない、でも
書くかどうか全然分かんないけどね?と作者的に思っているらしい
部分であるので控えさせて頂こう。
ウィル :ネタばれに関しては非常に今更な気はしますけどね。
気にしている割には物凄い勢いでこのコーナー、いろんなネタを
ぶちまいているような。
ディルト :それもそうなのだが。
ちなみにその全ての体験は、我が母の、「立派な男におなりなさい!」
という、熱く激しく有り難い愛情であるからして……
折檻とか虐待ではないということを付け加えておく。
ウィル :今なら真実を言っても折檻されないのに……(ほろり)
ディルト :違うと言うに。
238) ブランたち三姉妹は戦後何してるんですか?ヴァレンディアにそのまま仕えるのでしょうか。
ウィル :うん、今はヴァレンディアにいるよ。あの子達はあれでも元は帝国軍の
立派な将官だし、下手をしたら戦犯として軍事裁判ものだったけど、
ブランとノワールの協力が解放軍の勝利に大いに貢献したって感じの事を
ネタにして、各方面に工作してお咎めなしって事になってるんだ。
で、その代わり身柄をヴァレンディア預かりにしておくのが条件に
なってるわけ。もっともその辺りもそう根回ししたからだけどね。
意識が戻ってないノワールはファビュラスのカイルに任せようかっていう
案もあったけど、結局リュートが面倒見てる。
ちなみに今後は彼女らが望めばヴァレンディア軍の士官の道を選ぶことも
出来るんだけど、ルージュはともかくブランはどうするんだろうな。
ソフィア :本当はそんなに戦いとか好きじゃなさそうだしね。
ウィル :槍も取られちゃったしね。
ソフィア :う……で、でも軍人を続けるかどうかには関係ないと思うし……
で、でももったいないわね!? まだやめるって決まった訳じゃないけど
あれだけ強い人が軍人やめちゃうなんて!
ウィル :そうだね。……そんな必死になって話逸らさなくたって返せとは
言われないだろうから安心しなよ……
237) 今更ながら45話、暗黒魔導士の『夢』を介した精神攻撃、どうしてウィルくんがあんな朝から(笑)寝てることがわかったのでしょうか?
リュート :確かに眠っていなければかからない魔術を昼間に仕掛けるというのは
不自然に見えますね。ふーむ。では以下から好きなのを選んで下さい。
1。たまたま魔術を試してみたら寝ていたので術を実行した。
2。眠ったときに自動的に魔術がかかるようにセットしておいた。
3。遠見の水晶で24時間監視態勢。トイレも入浴も就寝も全て把握。
ウィル :3はヤだ絶対ヤだ死んでもヤだ。
リュート :くすっ。
ウィル :何くすってその含んだ笑顔はナニ。
あああ、いやだ、こんなストーカーに纏わり付かれるの嫌だー!
リュート :嫌ですね、私にはのぞき趣味はありませんよ。
しかも男性の私生活など見て何が楽しいんですか。
楽しめるといったらせいぜいが……ああ、これは置いておきましょう。
自室で人目を忍びこっそり行う行為であるとはいえ、別に秘密でも何でも
ないですよね。成人男子として至って健康な行動ですよね……ふふ。
ウィル :……!? ちょっ……!? 何!? 何ですか!? どういうことだそれ!?
お、お前俺の何を見てそういう事を言ってるんだ!?
リュート :おやおや陛下、何慌てふためいていらっしゃるんですか?
まるで何か後ろ暗い事があるみたいですよ?
ウィル :後ろ暗いっていうかだな、人間誰しも見られたくない自分の側面という
ものがある訳でッ!! っていうより本当に見たのか、見てるのか!?
リュート :えー? 何をですか? そのような曖昧な言い方では私には少々
分かりかねますねえ。はっきりと言って頂きませんと……
ソフィア :なになに? ウィルの秘密? あたしにも聞かせて〜!
ウィル :やめてくれええええッ!!
236) オレはてっきりソフィアさんを情婦と言われたとき、 相手を魔術で蒸発させるんじゃあないかと思ったんですが 随分とかわいく済ませましたね〜、で本心はどうしてやりたかったんですか?(どのように殺したかったか述べてみてください(笑)
ウィル :「女神の魔術士」1-6での出来事だね。良い質問だ。
俺のソフィアを情婦などと、しかも俺の情婦だというのならまだしも
どこの馬の骨とも知れない男の女などとほざくとは、たとえ下らない噂に
惑わされたのだとしても全く許し難い所業。
とりあえず戦争中だったら心置きなく消し炭にしていたね。
仮に味方だったとしても戦死という事にして!
ソフィア :うわぁ……(汗)
まさか今迄そんな風に葬った仲間とか……いないよね?
ウィル :……………………え? やだなあ、いるわけないじゃないか。
冗談だよ冗談軽いジョーク。
ソフィア :…………うわぁ……(汗)
ウィル :冗談だよ……
さすがにいないよ本当に。何信じかけてるんだよ。
ソフィア :ウィルならやるかもなあと思うと怖くて怖くて。
ウィル :何言ってるんだよ、俺みたいな理性的で紳士的な男捕まえて。
そうだねえ、今回殴った男の件だと、もし止められなかったら
腕の一本二本がちぎれる程度に程よく加減したごく弱い魔術で
死なない程度にいたぶっていたかもしれないねえ。
ああ優しい俺。これだけの罪を犯した罪人の命をとらないでいて
やろうだなんて。
ソフィア :……それも、冗談……だよね?
ウィル :は? さっきのはさておき、これのどの辺が冗談になるんだ?
ソフィア :…………(汗)
235) リュートさん、ウィルとカイルで遊ぶのは楽しいですか?(にこにこ)
リュート :そんな、弄ぶだなんて……私はそんなことはしませんよ。
ウィル :もてあそぶ、でなく、あそぶ、だ。妙なモノ付けるな。
……ま、弄ぶでも間違いじゃない気はするけどな……(遠い目)。
俺はともかくカイルを手玉に取れるのはこの世でお前唯ひとりだと思うぞ。
リュート :それは名誉な。頂点を極めるのって割と好きですよ。
ウィル :割と好きですよでホイホイ極められるお前にブラボー。
……で、何が楽しくて俺で遊ぶんだ、お前は?
リュート :ニュアンスが違ってますよ、陛下。質問者さんは「楽しいですか?」と
聞いておられるというのに、陛下の言い方では、楽しいのは既に確定で、
その上で理由を問いただしていることになります。
ウィル :ってか確定なんだろ?
リュート :ええ、確定ですが。基本的には自分の楽しいことしかやらない性格ですし。
ウィル :これだもんなぁ……(遠い目)
リュート :二人とも、からかうととても可愛いので、とても楽しいです。
ウィル :か、かわいい??
リュート :可愛いですよ。陛下は昔などは、読者様までもが認める可愛さで。
ああもちろん今も可愛いですけどね。顔以外。
ウィル :顔はほっとけ。ていうか顔可愛いとか仮に言われたとしても嬉しくないわ。
しかしそれよりもだな、カイルを可愛いというのは……
リュート :あ。カイルも、子供の頃から可愛かったですよ。彼は逆に顔が、ですけど。
性格は……まあ、可愛いといえば可愛かったんですが。
ウィル :……どんな性格だったんだよ。
リュート :カイルですよ。昔からカイル。
ウィル :うげえ。
リュート :これで通じる所が何とも便利ですね。……ふふ。それにしても懐かしい。
あのつんと取り澄ました顔を崩してあげるときの爽快感といったら……
ウィル :……まあ……確かに子供の頃からこの性格のリュートよりは余程可愛げが
あるような気もしなくもないけどな……
リュート :どういう意味ですか? そ・れ・は(にっこり)
234) ウィル君……お酒強いんですか? てっきりよわいんだとばかり……。他の方は、お酒強いですか?弱いですか?(44話より)
ウィル :酒は強いよ。Crusade本編じゃその44話でちらっと一言出ただけで、
一滴も飲んでないけどな。「女神〜」では飲んでるシーンあるけど。
ちなみに俺が自信を持ってソフィアに勝てるのは酒の強さだけだと思う。
ソフィア :威張らなくていいから、そんなしょーもないことで。
ウィル :ソフィアは弱いよね。すぐ寝るタイプ。
ソフィア :ほっといてよ。だから祝勝会とかでも滅多に飲まないんじゃない。
……ウィルに何されるか分かったもんじゃないし(ぼそ)。
ウィル :人聞きの悪いことを。
ちなみに俺は酒は体質的に強いけど、別に酒好きという訳ではないので
誤解なきよう。……特に嫌いでもないけどね。
さて。他の皆だが、俺の知る限りでは、リュートは強い。
俺も酔わないが、あいつが酔った所を見たことがある奴もいないんじゃ
ないかと思う。少なくとも俺は見たことない。
そしてカイルは意外と弱い。グラス二杯も飲めば顔に出る。
顔に出るだけで面白い行動起こしたりはしてくれないのが難点だが。
いやー、ろれつ回ってないカイルとか、見てみたいもんなんだけど。
……そんな風になるのかな?
カイル :それほど泥酔するまで飲んだことなどない。
ウィル :むう。つまんないところで常識的な奴め。……あとはー、ディルト様。
ディルト様は絡み上戸だ。癖悪いよあの人。
ソフィア :証拠写真(?)があるわね。しかも2枚とも似たネタ。(→証言1・証言2)
ウィル :鬱憤たまってるんだねえ。ほろり。
ソフィア :溜めさせる張本人のくせに。
ウィル :えー、あとは。特に強いのは割と想像つくと思うけどサージェンさん。
特に弱いのはまあ、ナーディかな。学生時代も飲み会やるとよーく
外ででろでろ吐いてたもんだ。懐かしい。
ナーディ :しくしくめそめそ。……でもカイルターク様と体質お・そ・ろ☆
カイル :……私は吐いたことはないが。
ナーディ :今度一緒に壁際ででろでろしましょう!
カイル :断る。
ナーディ :ああん辛辣。でもそんな所も尊敬しています……(ぽ)
ウィル :俺がでろでろしそうだ。砂なんかを……
233) 素朴な疑問なんですが。リュート様、乱視だそうですが、それって特に剣での戦いだと不利じゃありません?その程度ハンデにはならないですか?
リュート :不利ですよ。思いっきり不利です。
でもまあ、あれです。一流の使い手は目に頼るのではなく心の目を開いて
敵の動きを感知するものですので。
ウィル :そ、そんな真似まで出来るのか、お前って……?
リュート :いえ。冗談ですけど。
ウィル :冗談なんだ……本当に出来るんだと思った、本気で。
リュート :そんな漫画みたいな真似、出来るわけないじゃないですか。
ウィル :いや、こーゆー漫画みたいな小説でそう主張されてもそーですかと納得は
しにくいと思うんだが……
……ん? でもお前とかカイルとか、何回か、自分の背後にいる相手の気配
察知してたりしなかった? 本編で。
リュート :あー。そりゃあ、自分も周囲もある程度静かになってれば出来ますよ、
そのくらいは。
ウィル :やっぱり出来るんじゃないか。
リュート :出来ますでしょう、普通。
ウィル :出来ないです。普通は。
リュート :それだって息遣いとかちょっとした物音で察知してるだけですよ。
変な第六感使ってる訳じゃないんですから、そんな特異な目で
見られても困ります。
ウィル :第六感……と言えば魔術が俺達にはあるんだが。
リュート :ああ。相手が魔術士なら、魔力が目印になって分かりますね。
ただ魔力もある程度隠せますけどね。足音とかと同じ程度には。
逆に、自分で魔術使って察知する技もあることにはあります。
探査という術ですが、この術は戦闘には不向きなので通常は使いません。
ウィル :感覚を広範囲に広げるぶん、自分のすぐ傍が死角になったりするんだよな。
で、結局、お前は普段どうやって戦ってるわけ?
リュート :どうもこうも。そのままですよ。勘です。
ウィル :お前、とんでもなく遠くの的に魔術当てたり出来るけど……
リュート :勘ですよ。あとは慣れ。
ウィル :恐ろしい奴……
232) 「いずれ闇夜を超えて」より。ウィルの中の闇を見つけ出した一人目の人物は誰ですか?
ウィル :ああ。そんな伏線として仕掛けたような仕掛けてないような所を。
ソフィア :伏線だったの?
ウィル :いや、短編内で回収するつもりは最初からなかったようだけど。
むしろ読者サービス?
……それね、カイル。まあ順当だろ?
リュートがいればさすがにあいつの方が先に分かってただろうけど、
カイルも人に気を配る……ってのじゃないか……とりあえず、観察眼は
間違ってない奴だから。純朴な少年が抱える心の中の悩みくらい簡単に
見抜かれていたという訳さ。はっはっは。
231) ウィルもけっこう旅してるはずなのになんであんなに体力皆無なんですかねぇ・・・。
ウィル :まあ、旅は、子供の頃も解放軍所属の時代にもしていたといえば
していたんだが。まずは子供の頃の話からしようか。
といいつつ唐突に一般的な例を挙げるが、例えば毎日1km走る
トレーニングメニューを、5日にいっぺん5km走るメニューに置き換えても
無意味なんだそーだ。
ソフィア :合計すれば同じ運動量でも毎日継続してやらないとトレーニングに
ならないってこと?
ウィル :そう。旅をしていたといっても移動は行ける限りは船と馬車。経費は教会が
全額負担してくれるから、もう思う存分交通機関利用しまくり。
遺跡探索をする場合、まあたいていそういう遺跡というのは山の中に
あるものだから必然的に山登りをすることになるが、そう毎日登ってた
訳でもなく。短編「いずれ闇夜を超えて」のように無茶苦茶な戦闘が
必要な遺跡ってのは、実はそんなに多くはないんだ。護衛は付けてたけど、
それはまあ、山歩きの護衛のような意味合いだね。
なのでそんなに基礎体力の増強に繋がるよーな事はしてない。
解放軍で行軍してた頃も一緒だね。移動は馬だし。
ソフィア :…………。でも普通よりは、もしくは普通程度には動いてるんでしょ?
何で体力、並、じゃなくてそれ以下なのよ。
ウィル :それはまあ……………………
ほっといてくれ。
ソフィア :そういう結論なら長々言い訳しなきゃいいのに。