おしえて☆ウィルくん
注:このページは超ネタばれ警戒地域です。
下手に読むと見てはいけないネタに遭遇するおそれもあります。
純粋に小説だけを楽しみたい方は手を出さないで下さい。


230) ソフィアちゃんとウィルくんに質問です。 将来子供は何人くらい欲しいですか? あと、その顔はどちらに(もしくは誰に)にて欲しいですか?
ウィル  :子供? ふふふ子供ね。子供ならいくらいてもいいよねソフィア?
ソフィア :あたしに同意求めないでよ……
ウィル  :君に同意求めずに誰に求めるんですか!? 他所で作ってこいと!?
ソフィア :殺スわよ?
ウィル  :どうしろと言うんだ。うーん。じゃあ同意無しで仕込んでみたり……
      ってあああ斧は止めて斧は、切断しないで下さい手も足もナニも。
      ソレは人体の急所であり男としてはかなり致命的なブツなので。
      やめておねがい。子供欲しいし。
ソフィア :あたしが変なモノ狙ってるような言い方しないでくれる!?
ウィル  :いやなんかもう下ネタってネタ的に楽だしさ。
ソフィア :芸人ならきちんとした芸で勝負しなさいっ! 下ネタは芸人として最低よ!
ウィル  :芸人じゃないんですけど、俺……
      ってことで回答に戻るけど。やっぱりねえ、10人は欲しいよね。
ソフィア :多いわよいくらなんでも。せいぜい5、6人……
ウィル  :5、6人もオッケーですか!?
ソフィア :経済状況と出産の気合さえ保てれば……子供は嫌いじゃないから、
      にぎやかなのもいいかなっては思うわね。
      でも現実問題2、3人が限界かしらね。まあ経済状況は問題無いとは
      思うけど。
ウィル  :ソフィアは案外肝っ魂母さんって感じになりそうな気もするね。
      ……案外でもなんでもないか。
ソフィア :どういう意味よ。
ウィル  :誉めてるんだよ。誉めてるの。……顔はソフィア似がいいよね、やっぱ。
      見目の麗しさが全てではないけど、よければいいに越したことはないしね。
      特に女の子なら、ソフィア似は可愛いだろうなあ……ふふ。
ソフィア :あやしい……めっちゃくちゃ怪しいようこの人……。


229) ウィルが言う、リュートの英才教育とはどのようなものでしたか?その当時の一日の日程をどうぞ。
リュート :ふふ。懐かしいですね。あの頃は陛下も可愛らしく、楽しかった……
ウィル  :お前はな。お前は楽しいだろうよそりゃあ(げっそり)。
リュート :それでは懐かしくも美しい思い出を振り返ってみましょうか。
      まずは起床。起床は朝の6時です。
ソフィア :ろくじ!? ……ていうか起きれたんですかウィルが!?
リュート :起こします。……という以前に陛下……たかだか6時起きでこれほどまでに
      驚かれるあなたって一体……
ウィル  :ほっとけ。解放軍は9時起床だったんだよ。
ソフィア :それ、ウィルだけだからね? 言っとくけど……
リュート :それから7時まで一時間、勉学のお時間。この時間は静かに本を読んで
      いたりすることが多かったですね。
      7時から7時半までに身支度を整えて、それから朝食です。
      8時過ぎに朝食が終わり、エネルギーを充填した所でお仕事開始です。
ソフィア :お仕事?
リュート :ええ、幼いときは勉学に勤しんで頂きたいものなのですが、残念ながら
      本業は国王としての職務ですので。そちらが優先です。
ソフィア :うわあ……
リュート :ご公務は夕刻まで続きますね。午前中はデスクワーク、午後は会議や
      会談が主になります。夜まで長引くこともありますが昼下がりに
      終わることも皆無ではなかったですね。そんな時間を使ってよく、
      エルフィーナ様やリタ様と遊んでいらしたりしておられましたねえ。
      バハムートで城壁を強行突破されたことも一度や二度ではありませんよ、
      ふっふっふ……
ウィル  :そ、そんな最早時効成立しそうなネタでそういう怖い笑顔作られても……
リュート :まあそういつもいつもでもなかったですけどね。通常は、夕食の時間まで
      剣術や魔術のお稽古をしていました。
      魔術は一旦使えるようになれば、自転車のようなもので(って自転車なんて
      ないですが)忘れることはないのですが……練習するに越したことは
      ないですからね。陛下は魔力強くて危かったですし。
      夕食後は勉強のお時間です。0時半くらいまで。
ソフィア :6時起きで!? それって子供にはすごくきついんじゃ……
リュート :まあそうでしょうけどね。覚えることはたくさんありすぎて、これでも
      時間は全く足りなかったくらいです。
      結局のところ8時間か9時間くらいですからね。訓練や勉強に使えたのは。
ソフィア :うーん……それが勉強時間として短いかどうかはちょっと分かんないけど。
      頑張ったんだねえ、ウィルも。
ウィル  :がんばりました(涙)。


228) コルネリアス将軍に質問です。今まで生きてきたなかで、一番驚いた事はなんですか?
コルネリアス(以下コル):…………。←コルって。
      個人的には今唐突に少しそれに驚いたのだが。
ウィル  :それじゃ、コルネリで。
コルネリ :ま、まあ何でもよい……のですが……
ウィル  :いいんだ……? いいならそれにこした事はないけど。
      では質問の回答を。一番驚いたことは?
コルネリ :まあ順当に、『気がついたらそこにいた、ヴァレンディア王』事件
      であろう……でなくて、あります。
ウィル  :事件なんですか、それ? ……ていうか、それよりさっきから
      口調が非常に微妙なのが、凄い気になるんですが。
コルネリ :理性では信じられてもどうにも反射的には未だに信じられなくて。
ウィル  :まだ信じてもらえてないんですか!?(汗)
コルネリ :いえ、事実としては信じてはいるのでありますが。
      感情的にどうにも。
ウィル  :うわあ非常に素直。
コルネリ :この事件以外では、『ディルト王子、レムルス城の塔最上階の屋根から
      何故か吊るされ事件』等も個人的にはかなり驚愕の出来事でありました。
ウィル  :何事ですか、それは。
コルネリ :あれは御歳10歳の頃。何故かレムルス城で最も高い建物である、通称『塔』
      と呼ばれる建物の最上部から、ロープでぐるぐる巻きにされた格好で
      吊るされていたという事件がありました。犯人は未だに不明。
ウィル  :本気で何事だ。
コルネリ :あまりの奇怪さに、聖騎士団の若手団員の中でなんとなく犯人とその
      原因予測アンケートなるものが取られたようなのですが、その結果は、
      犯人→王妃:43票/43人中
      理由→立派な漢(と書いてヲトコと読む)になる為の訓練:25票
         バンジージャンプにはまった(王妃が):16票
         何らかのお仕置き:1票
         特に意味もなく:1票
      という実に嘆かわしい結論に。己が主を何と心得るのか。
      ちなみに、特に意味もなく票は1票でしたが、その回答が公開された直後は
      あ、それだ、それ! と皆で揃って指差したといいます。
      ああ、まったくもって度し難い。しかし私もそう思う。
ウィル  :どういう王妃ですか、一体……? ていうかバンジージャンプって……


227) 皆さんの名前って、何か由来があるんでしょか?もし、あるなら教えてください
ウィル  :これは物語内での由来(ローレンシア王がこうこうこういう理由で
      エルフィーナという名前を付けた、とか)を答えればいいのかな?
      それとも作者的な回答をすればいいのかな?
      俺達に問い掛けられてるってことは物語内での回答をすべきであるような
      気がひしひしとするんだけど、ここは一発作者サイドからの由来を
      答えることにするよ。何故なら内部的な由来は殆ど考えてないからだ。
ソフィア :設定魔の作者にしては結構目立つ部分を設定し忘れてるわねー。
ウィル  :そうだね。言われなきゃ誰も気にしないけど言われてみるとね。
      では俺から。前にもどこかでバラされた覚えがあるけど、何となく
      ウィルという響きが頭に浮かんで、そこから「ウィリアム」という名前に
      なった。しばらくウィリアムで書いてたけど(Crusadeよりずっと昔。
      オンラインでは未発表)、どう考えてもウィリアムというツラじゃないし
      最初のウィルだけ残して何かないか捜してみよう……あー、魔法使いだから
      ウィ(ル)ザードでいいやー…………しくしくしくしく。
ソフィア :泣くなら言わなければいいのに……
      あたしのも結構適当。珍しくない名前で女の子らしくて可愛いの、と
      考えて、何となく思いついたのがソフィア。
      エルフィーナもなんか柔らかめな語感で、最初、実は「エマリエル」で
      行こうとしてたんだけど、何かどっかで聞いたことある語感だなー、
      ああそうか、エマニエル坊や(*わからない人はお父さんやお母さんに
      聞いてみよう)に似てるんだ、なんだよ男名なのかよ(*注:女でも別に
      おかしくなかったらしい)じゃあエ……エ……エルフ……エルフィーナ。
      決定。……………………しくしくしくしく……
ウィル  :自分だって泣いてるじゃないか……
ソフィア :だって、だってぇ(泣)
ウィル  :ちなみに他。
      ディルト様→適当。ディルス(地名)@スレイヤーズのもじりか?
      リュート→語感。まさかこんなに多い名前だとは思わなかった。
      カイルターク→卵王子カイルロッド@冴木忍からカイルを頂く。後ろ適当。
      リタ→中学の英語の教科書に載っていた名前。
      ルドルフ→シンボリルドルフ!
      辺りまでがおぼろげにでも出典の分かるもの。あと雑魚キャラ
      及び一部の苗字、地名は馬名辞典より(カーリアン、アウザール、
      シュワヴィテ(山名)、ノースフライト(山脈)、ファビュラス+ラフイン
      (カイルの苗字)=ファビラスラフイン、カリム(敵)、エブロス(敵)、
      モバリッズ(敵)、ランズダーン・アーミジャー(ブランの副官)等)
ソフィア :イウシスは違うの?
ウィル  :雑魚ですが違います(酷)。
      ああ、あとツァイトとユーリンはドイツ語風の読みで合わせた。
      読みというかツァイトはそのまま単語だが。全く関係ない裏設定だが、
      ユーリンたちのスターシア家は元々はスタルシアという発音で
      先祖はファビュラスからの移民という設定。ファビュラスはドイツ語に
      近い訛りがある。ちなみに魔術で使う古代神聖言語も。
ソフィア :何かそれ、今後役立つ設定なの?
ウィル  :いや、ほんのりと使うかもしれないけど、あんまり関係ない。


226) ウィル様にお聞きします。いつもツッコんでばかりで疲労が溜まりませんか? 溜まっているなら原因も答えて下さい☆
ウィル  :俺が思うにだな……思うようにツッ込むことが出来るのならば
      これほどまでに溜まることもないのだと思うのだが、残念なことに
      ソフィアはいつまで待ってもツッ込ませてくれないんだよ……
      ああ早くツッ込みたいです。ナニをドコにツッ込むとかは
      あえて言わないけど。
ディルト :ちょっと待テ。
ウィル  :なんですか、ディルト様?
ディルト :しゃあしゃあと聞き返すな! 何だお前は! 飲み屋の酔っ払いオヤジか!?
ウィル  :ご冗談を。俺は酒には酔わない体質です。
ディルト :しらふだという自覚があってその台詞かッ!!
ウィル  :だって質問が……
ディルト :そういう意図の質問と違うわ、断じて!! 土下座して謝れ質問者さんに!
ウィル  :やだなーディルト様、何か妙な誤解をしてるんじゃないですか?
      あ。もしかして下ネタな話だと思ったでしょう? わーやらしー。
ディルト :なっ……!?(赤面) ち、違うのか!?
ウィル  :全く興味なさそうな顔してそういう事ばっかり考えてるからなんてことの
      ない単語までそういう風に聞こえてきてしまうんですよ。
      やーいディルト様のえっちー。むっつりー。
ディルト :…………ッ!! 誰がむっつりだッ!!
      ええいもう何でも良いわ、あの紛らわしい台詞が下ネタでないと言うなら
      それでは一体何のことを言っていたというんだ!?
ウィル  :いえ別に……まあ概ねご想像通りで合ってるんですけどね。
      ただツッ込ませて頂けるならもうこの際、下でなくて上のお口でも
      いいかなあとか思ったくらいなんですが(ざしゅ)
ディルト :消えろ、失せろ、こういう言葉は好かんが言わせてもらう、死ね!
ウィル  :ほ、ほんの冗談……(血まみれ)
ディルト :言っていい冗談と悪い冗談があるわ!(ざくざくざくざく)
ウィル  :ていうか質問の答えになってな……(ざくざくざくざく以下延々と続く)


225) メインキャラクターの方々に質問です。一番たいせつなものはなんですか?
ウィル  :(くすっ)やだなあ、そんなつまらないこと質問しないでよ。
      そんなこと分かりきってるだろ?
ソフィア :はいはいはいはいつまらないのは質問じゃなくてあなたの答えです。
      ということで面白味も何ともない答えを吐く人なんかほっといて
      みなさ〜ん、回答宜しくお願いしまーす。
ウィル  :……(涙)。しかしこんな仕打ちにも答えは変えずソフィアが一番大切。
サージェン:俺もライラだな。妻と、それと生まれてくる子供。
ライラ  :私もよ! サージェンと子供と輝ける未来が何よりの宝物!
リタ   :私はアリスちゃんね。あとバハムートちゃんも。
ディルト :私は……レムルスの国の民だ。父母の残したこの国を盛り立て
      皆を幸せに導くことが私の使命だからな。
ウィル  :おー?
ディルト :……何故私のときだけ口を挟む、ウィル。
ウィル  :いえ別に?(にや)
ディルト :……何と言う嫌味な奴。
リュート :私はですねえ、陛下もカイルもノワールもブランもルージュも大切ですし
      ヴァレンディアも大切です。大切なものがたくさんあって悩みますねえ。
カイル  :何故私まで入っているんだ……
リュート :どういう意味ですか?
      私があなたをた・い・せ・つ(ぽっ)と思うこの感情に何か不都合でも?
カイル  :全てをひっくるめて巧妙な嫌がらせとしか思えないのは何故だ。
      私も、ウィルと同レベルで非常に気分が悪いが最も大切なのは恋人だな。
      それ以外には特に執着するべきものもない。
ウィル  :ていうかリュートに嫌がらせを受けたからって俺に仕返しするのは何故だ。
      それはいいとして、じゃあ、ソフィアは? ソフィアは何が一番大切?
ソフィア :何よ。その意味ありげな目は。
ウィル  :別に?(にこにこ)
ソフィア :……期待されても期待通りのことは言わないわよ?
ウィル  :いいよ。実際に口に出されることはあんまり期待してない(にこにこ)
ソフィア :もーっ! 人の大切なものを勝手に確定しないでよね!
      あたしが一番大切なのはあたしよっ! それ以外にないでしょう!?
ウィル  :君らしくていい答えだよ。うん(にこにこ)
ソフィア :うわーんっっ!? 何!? もしかしてあたしまで嫌がらせのたらい回しに
      巻き込まれてるー!?


224) 最近暴走してきたユーリンさんについてどう思うか皆さんの感想をお聞かせください(爆)
ユーリン :失礼な〜、ですぅ! 私はちぃぃっとも暴走なんてしてないですぅ!
ウィル  :なんて無責任な発言なんだ。
ユーリン :なんですかぁ、どういう意味ですか隊長!
      私の生活態度は実に真面目で規則正しく従って暴走なんてしてません!
      あっ。でもみずぼうそうは幼年学校に入る前にやりました!
ウィル  :うっうっうっ(泣)。訳分かんないようこの子。ソフィアもいい加減
      訳分かんない子だから慣れてはいるけど……
      ということでこれをもって俺の感想としておこう。
      では、他の方はどうですか?
ライラ  :あら、暴走なんて……ひどいわね。ちょっとお茶目なだけよ、ユーリンは。
ウィル  :あなたの料理に比べれば暴力沙汰だってお茶目です。
ライラ  :なんて暴言を。
ソフィア :ちょっと余計なツッコミをすることが最近多いけど……
      ユーリンは大切なお友達よ(にこー)。
ユーリン :その笑顔がいつもながらに怖いですぅ……
ディルト :どうしてこれだけあくの強い口調でありながら、メインキャラと
      認定されないのかが微妙に謎だ。
ウィル  :それは本編殆ど出てないからでしょう。
ディルト :逆に言えば何故あまり出る予定のないキャラにこんな特徴を持たせたのかが
      謎でもあるんだが……
ユーリン :それは私の所為じゃないですぅ〜!
      もーいいですぅ、皆してそんなに遠回しにさり気なくいじめるんなら私にも
      考えがありますぅ!
ウィル  :どんな?
ユーリン :東スポに入社してあーんな記事やこーんな記事をいっぱい書きまくるです!
      (良い子に脚注:東スポ=ガセ記事で有名)
ウィル  :別に東スポで書いたって狼少年のよーな物だがなるべくやめてくれ……


223) ソフィアさん・・・一応・・・一応ですよ?結婚するとしたら『今』の所ウィルだけですよね?あと、いい加減照れ隠しに人を切り刻む癖やめませんか?ウィル以外だったら即死ですよ?最近では一般人も刺すようになったようなイメージが広がっているようです(笑)(209の質問)
――えーと、切り刻むの禁止ということで運営本部の決定によりソフィアさんの武装を一旦全て没収させて頂きました。
ソフィア :…………(むー)。
ウィル  :うわ。あからさまに機嫌悪そう。でも今回はちゃーんす☆
      靴底に針金一本も仕込んでないソフィアなんて滅多に出会えないからねっ。
      さあ、この機会にお互い全てをさらけ出して語り合おうじゃないか。
ソフィア :これ以上何をさらけ出す気よ露出狂。
ウィル  :は? ……露出はさすがにそう頻繁にした覚えないぞ?
ソフィア :精神的に露出狂でしょ。口を開けば言わなくていいことばっかり言って。
      今は直接目に触れたり身体に触れたりするような真似をしなくても
      言葉ひとつでセクハラでしょっ引くことだって出来るんだからね。
ウィル  :いや日本はそうでもミナーヴァ大陸じゃさすがに……もっとも、だからって
      してもいいわけじゃないけどさー。
      でもソフィアだって少しは譲歩してよ、真面目な話。
      この質問の通りに、結婚する相手として認定してるのは俺だけなんだろ?
ソフィア :……まあ、とりあえずはね。そんな、結婚を視野に入れた付き合いの人が
      二人も三人もいたらとんでもないでしょうが。
ウィル  :……(幸)。
ソフィア :いやそんな日だまりで昼寝してる猫の如き至福の表情を浮かべられても……
ウィル  :だってソフィアの口から結婚相手だなんて台詞が聞けるなんて……
      はっ!? これはかつてのプロポーズの返事!?
ソフィア :うーん。そう取られると非常に微妙なのよね。
ウィル  :微妙なんですかっ!!?
ソフィア :だって今は特に結婚したいとか思わないし。
ウィル  :しようよー。もうこれ以上ない程幸せにしてあげるよー?
      なんかこう……俺の愛情と欲情で。
ソフィア :欲情は余計!!(思わずいつもナイフを差してある場所に手が伸びるが……)
      あーっ! 武器没収されてるんだっ!
ウィル  :条件反射ですかそれは……
      ふふ。武器を持っていない今ならあんなことやこんなこともし放題だね!
ソフィア :……へえええ。それはよかったわねえ(にこ)
      ウィル君は素手ならあたしに勝てるんだ? さぞかし強いんでしょうねー。
ウィル  :はっ!? ソフィアは武器もってようが持ってまいがソフィアであり
      危険人物に間違いはない故にいつでもどこでも超危険!?
ソフィア :わけわからーんッ!!
      ……ということでそこのお兄さァん? 重ね重ねのコメントについて色々
      聞きたいことがあるのでちょっと顔貸してね?
ウィル  :いやぁぁぁぁぁ……た〜す〜け〜てぇぇ〜……(泣)


222) ソフィア :…………。ふっ! バナナは手掴みで勇ましく食せ! がローレンシア家の家訓よ! ・・・・・・・・どういう家訓だ〜〜〜〜!!!!? 一体ローレンシアは女神の血を受け継いだ王家であるという以外にどんな特徴があったんですか?なるべくソフィアさんが特例であるとうれしいような・・・もし、皆がソフィアさんみたいな人間でしたら・・・つーかそんなんだったら戦争で負けるわけないか(汗)
ソフィア :野生味溢れる手掴み食文化。
ウィル  :まだ言うか。
ソフィア :そっちの方が楽チンであたしは好きだわ。
ウィル  :手掴みで食事する地域は比較的水気の多い煮物なんかでも手とパンで
      食べなきゃいけなかったりして綺麗に食うのはかなり難しいって聞くぞ。
ソフィア :むう。意外と大変なのね。どうしましょう。
ウィル  :普通に道具使って食って下さい。
      それはさて置き、ローレンシアについてだが……
      王族の皆さんは一人を除いてとても信心深く、慎ましやかで静かな生活を
      好まれる清廉な方々だったよ一人を除いて。
ソフィア :しつこく強調するわね。
ウィル  :だってローレンシアの王族の方々を誤解されたら大変じゃないか。
ソフィア :どういう意味よ。
ウィル  :どうもこうも……
      いえなんでもないですこれ以上反抗しませんのでナイフしまって下さい。
      ええとですね、ローレンシアは大陸最北端に位置する、5大国中では最小の
      領土面積の国家で、信仰が篤く平和的な国だったよ。
      土地柄、経済的には決して豊かな国ではなく(別に貧しくもなかったが)
      軍隊も国内や王宮の警備隊くらいしかなかったから、例の戦争では
      勝負以前の問題で即陥落した。
      ちなみに特殊な力があるのは彼女一人で、王様も特に武術や魔術を
      嗜んでいたという話は聞かなかったな。


221) ウィル  :……それはそうと、テーブルマナーは大丈夫だったんだ?バナナ、ナイフとフォークでちゃんと食えますか? 普通そういうフルーツは最初に切られて出されませんか?特にその手のパーティとなれば・・・
ウィル  :それがだな、案外そうでもないんだよ。
      皿にバナナが皮付きのまま寝そべって運ばれてくるんだよ。
      ちなみにバナナの正しい?食い方というのは
      1.両端をナイフで落とす
      2.左端から反対端に一直線に皮に切れ目を入れる。
      3.上下に開き左から一口大に切って食べる。
      4.皮を元の形に戻してごちそうさま。
      という感じだ。
      そんな訳でソフィア、レッツトライ。
 (テーブルに着いたソフィアの前に運ばれてくる銀の皿に横たわったバナナ……)
ソフィア :…………なんか、こう、シュールな芸術作品のようね。
      レムルスの山地じゃバナナなんてなかったし、
      何より子供の頃は手掴み食文化のローレンシアだったから、
      あたしの目にはこういうバナナの姿は非常に奇怪に映るわ。
ウィル  :……ファンタジー系の物語で登場人物にそういうホラ吹かれると
      読者は信用するしかないだろうからあえて訂正させてもらうけど
      ローレンシアはそういう文化の国じゃないから。
ソフィア :ちぇっ。……まあやり方教えてもらえば別にそんなに不器用じゃないんで
      これくらいは食べられるけど……(ぱくぱくもぐもぐ)
      でも面倒くさいわねー。いちいちこういうマナーとか覚えなくちゃ
      いけないなんて。……ローレンシアに戻らなくてよかったわ。ほんと。
ウィル  :何を。ちゃんと覚えてもらわなきゃ困るよ。
      ヴァレンディアの王妃としてこのくらいは出来てもらわないと。
ソフィア :ごちそうさま〜♪(すたすたすた)
ウィル  :いつものことだけど何で無視するんだよー!(泣)


おしえて☆ウィルくん