おしえて☆ウィルくん
注:このページは超ネタばれ警戒地域です。
下手に読むと見てはいけないネタに遭遇するおそれもあります。
純粋に小説だけを楽しみたい方は手を出さないで下さい。


170) 小説はどのくらい続けるつもりなんですか? まさか老後の展開までとか?(笑) ウィルとソフィアが結婚するときまではやるんですか?・・・・そうすると長くなりそうですね、”ソフィア”ですから・・・
ウィル  :あと4回です。95話現在。全100回、つまり99話まで。
ソフィア :うわ。めちゃめちゃあっさり。
ウィル  :だって別に隠してることじゃないんだし。
ソフィア :物語的には? それってどこまで?
ウィル  :そんなのはさすがに言えないと思うな、俺……
      それ以前に4回で出来ることなんてたかが知れてると思うけど。
ソフィア :そ、そりゃそうだけど……何でそんなドライな事言うのよ。
      連載終了後は? 外伝っぽく続けないの?
ウィル  :この件については作者的コメントが入っています。
      読み上げます。ええと……「半々」。
ソフィア :半々って……
ウィル  :「案はないことはないです。が、この連載後は停止中の「レムルス」の続きを
      書きたいんで。2本同時連載は無理。絶対無理。それにこれ以外にも
      書きたいお話はあるし。まあその時の気分ですかね?」
ソフィア :適当な……
ウィル  :「なぁんてことを言っといて、実はこの半々っていうのは、
      外伝が書けるような終わりかたかそうでないかの率が半々、という
      意味だったり」……をいこらちょっと待てぇっ!?
      笑えないぞそれはいくらなんでも!?
ソフィア :一本も物語終了させてない物書きはラストの癖が分からなくて怖いよね。
ウィル  :何他人事っぽく言ってんだよ……
      とりあえずエンディングの件は置いとこう! 怖いから!
      問題はこれだ、「結婚」まで書くのかどうか!
ソフィア :怖いエンディングだったらそこまで書かれないことに……
ウィル  :考えるなっての!
ソフィア :よくあるよね。冷たくなった彼女の指にそっと指輪をはめる……
ウィル  :君それ自分じゃないか死んでるの!?
ソフィア :……逆ならいいの?
ウィル  :いいわけないだろッ!!
ソフィア :いや、あたしだったら冷たくなった彼の指にはめる指輪があるのなら
      持ち帰って売るけど。
ウィル  :鬼だろ、君!?
ソフィア :これが笑い話で済むかどうか。請うご期待〜♪
ウィル  :恐ろしげに流すなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!


169) (168へのつっこみ)”プライバシーの保護のため名前は伏せさせていただきます” いろいろあるじゃないですか、キング-オブ-ロ○コンMr.Wとか、脅威の拷問士Ms.Nとか、毒殺料理人Ms.Rとか・・・落ち目王子Mr.Dとか、爬虫る-グチョ!!・・・(踏まれました)・・・ぐ・・・とにかくそのような物は他にありませんか?がくっ(死)
ウィル  :誰がロリコンだぁぁぁぁぁッ!!
ライラ  :何よウィル君伏せられてるんだからいいじゃない! 毒殺とかかかれた
      人の身にもなってみなさいよ!
ウィル  :あなた濡れ衣じゃないでしょ! ほんとのことじゃないですか!
ライラ  :んまあ失礼ね! いくらなんでも人間は殺害できないわよ!
ウィル  :人間「は」って何だーっ!?
ディルト :まあまあ。そのあたりにして本題に入ろうではないか。
ウィル  :あ。落ち目王子ディルト様。
ディルト :くぅっ……!(いきなり踵を返してダッシュ)
ウィル  :何だったんだ。
ノワール :本題。ちなみに私は拷問はせんぞ。
ウィル  :……自分の過去を隠匿したいのならそれでもいいけど。
ノワール :失敬な。……とまた本筋から離れるところだったな。
      さっさと終わらせるぞ。では、各人心の赴くままに自分の仇名を
      述べてもらおうか。
ウィル  :…………。
ソフィア :…………。
ライラ  :…………。
ノワール :……では趣向を変えよう。他の誰かで。
ソフィア :はいはーい。ひねりも何にもないけど「欲望の権化」ウィル。
ライラ  :駄目じゃないソフィアちゃん、そのまんまじゃない。
ウィル  :誰がですかっ! 何なんだよ、誰が欲望の権化だ!
ソフィア :ウィルって言ってるじゃない。
ウィル  :何だよ、だったら君は
      「カマトトぶってますが実は凄いんです」ソフィアじゃないか!
ソフィア :あほかぁぁぁぁッ!! 誰が自分の希望を込めて言えっていったのよッ!!
ライラ  :「三つ編みそして制服マニア」サージェンってのはどうかしら。
サージェン:どうかしらって。
ライラ  :あら、いたのサージェン♪ どう?
サージェン:どうと言われても。君であればどんな服装であっても構わないのだが。
ライラ  :いやん、サージェンのえっち♪
ウィル  :噛み合ってないぞ会話。ともあれ、他には……
      安直だがあれか? 「夜の帝王」。別にカイルだとは言わないけどさ。
カイル  :…………。別に夜でなくとも(ウィルが口を塞ぐ)
ウィル  :地雷かお前は。いきなり危険発言するんじゃない(汗)
ソフィア :あ。今思ったんだけどさ、「地雷」って仇名がつきそうな人、多いよね?
ウィル  :君が筆頭じゃないか。
ソフィア :むー。そんな事ないよぉ!
ウィル  :はいはいはい。……ノワール、君は何かないの? リュートとか。
ノワール :ふむ。そうだな。……「爽やかスマイル」ラー様とか。
ウィル  :爽……。お、怖気の走る爽やかさだけどな……
リュート :…………(にこ)。
ウィル  :……………………まさにこんな感じの……(涙)。


168) ディルト様は「光の王子」、サージェンさんは「神速の剣士」ですよね。では皆さんは自分の名前の前に何とつけますか?
ウィル  :光の王子……(懐)
ディルト :そんな遠い過去を見るような穏やかな目で私を見るな!
ウィル  :みんなの称号というか二つ名というか枕詞というか、そういうものだね。
      ソフィアのは聞いた事があるよね。「亜麻色の悪魔」、「大いなる魔女」って。
ソフィア :何で魔女なのかしら。魔術士でもないのに。
ウィル  :……魔女だろ(ぼそ)
ソフィア :女神の力?
ウィル  :いや、そういうものを全部抜きにしても……魔女だろ(ぼそ)
ソフィア :どーいう意味よ。
ウィル  :それはおいといて、
ソフィア :おいとかないで。ちょっと腰を据えてじっくり話し合いたいわ。
ウィル  :おいといて、他の人の二つ名だけど……なにかあるかな?
      あ。あった。ユーリン、クリス、エルンスト。
ユーリン :なんですかぁ?
ウィル  :「三馬鹿」。
ユーリン :うわあぁぁん! ヒドイですぅ! デマ記事ばら撒いてやるですぅ!
ディルト :お前はないのか? 何か。
ウィル  :俺ですか? ……いやちょっと、思い付きませんけど。
リュート :「聖王国の問題児」。
ウィル  :!? んなこと言われた憶えねえよ!
リュート :私が影でこっそり言ってました。
ウィル  :嫌がらせか!?
リュート :ちなみに「ファビュラスの問題児」は言わずと知れた……
カイル  :勝手に妙なあだ名をつけるな。
リュート :おやカイル。まだカイルだなんて言っていませんのに自覚が
      あるんじゃないですか。あははは。自らを知るということは良いことです。
ウィル  :お前こそ、あるじゃないか。二つ名。
リュート :……何ですか?
ウィル  :「暗黒魔導士」。
ディルト :ウィル……それ、そのまんま……


167) 156の魔法剣・・・誰かに使ってみてくれませんか? (おしえて☆ウィルくん、本編、その他、問いません)
ウィル  :……いい、けど……んじゃまぁ……
      ちょちょいのちょーい。はい、現在かけてまーす。剣に電撃
      走ってまーす。触ると危ないでーす。
ソフィア :ウィル、トークが変よ。
ウィル  :魔術発動中にそうそうお喋りなんて出来ませーん。気が散りまーす。
ソフィア :……気を散らさないように努力するとそういう喋りになるわけ?
ウィル  :まあそういった細かいことは置いておいて。
      ってこのまんまの状態を維持するのも少し疲れるんで、怖いけど
      ソフィア、相手になってくださーい。
ソフィア :はーい♪ (ごそごそ)はい、準備オッケー。
ウィル  :ごそごそってなにを……うぁそれか、ゴム手袋。
ソフィア :これで防げるかなあ? どきどき。
ウィル  :じゃあまあ、いきます。とぅ。
              ばちばちばちッ!!!!!!
ソフィア :うわあうわあ派手!! 剣と剣を合わせたところから火花が!!
      かっこいい〜〜!!
ウィル  :……いや……かっこいいという以前にソフィア、電撃は?
ソフィア :大丈夫よ。ゴム手してるから。
ウィル  :いくらなんでも(俺の電撃は)ゴム手袋じゃ防げないと思うんだけど。
      加減はしてるけど……
ソフィア :ファビュラスで開発・実用化された業務用ゴム手袋「つかめるくん」だから、
      大丈夫。
ウィル  :つかめるくん……? なにを……?
ソフィア :キャッチコピーは電気ウナギもだいじょーブイ。
ウィル  :誰だそれ開発した阿呆。
ソフィア :おもしろいおもしろーい(剣を合わせるたびにばちばちと)
ウィル  :ふと気がついたんだけど……
ソフィア :何?
ウィル  :これ発動中は術者、電撃の防御魔術も同時に、常に立ち上げてなきゃ
      いけなくて、思った以上にしんどいかも。
ソフィア :え? 自分で使ってる魔術で怪我したりとかするの?
ウィル  :そりゃあね。自分が出した炎だからって熱くないわけじゃない。
      普段は、炎でも光線でも手のひらの前10cmくらいの所から発射して、
      実際には触ってないよ。
ソフィア :へぇ〜……そうなんだ。
      ……じゃあ何回か剣を合わせて恐らく帯電しているであろうあたしの
      この剣でウィルをぷすり。とかやったら……
ウィル  :…………!!?
      やっ……やーめーてーーーーっ!!?


166) 156でそのような効果がある剣があるかもしれないって言ってましたが、解放軍の誰かそういうもの知りませんか?(子馬の剣、もとい降魔の剣と槍は外します)
ソフィア :あのね(むぐっ)
      ……何よウィル、まだあたし何も言ってないじゃない、ひどいわよ。
ウィル  :いや、つい……
ソフィア :お詫びに今回あたしの独壇場ね。
      刀身自体に電撃や炎といったような攻撃の魔術が常にかかっている
      剣っていうのはあたしも見たことないわね。やっぱりアイテムでも
      特殊な力を使うときは、魔術出ろ!って思わなくちゃいけないんで、
      ずっと発動しっぱなしで使うってのは大変かもしれない。
      魔術士みたいに術式?はその場で考えなくてもいいんだけど。
      まあ、そういう大変さを犠牲にしてノリだけで作っちゃった♪
      みたいなアイテムはもしかしたらあるかもしれないけどね。
      あったら是非欲しいわ!
      軍内の人が愛用している武器っていうのは一通りチェック済みなんだけど、
ウィル  :い、いつのまに……?
ソフィア :……なんだけど、そういう武器を使っているという人はいないわね。
      サージェンさんの使ってるのも業物だけど、普通の剣。
      その他にも目をつけてる人が何人かいるんだけど、そのうちの数人は
      魔力剣を使っているけど、これも延々と魔術を放出するタイプではなく、
      ホワイトウィンドみたいに、ここぞ、っていうときに放つタイプ。
      剣を振り下ろす動作と、発動する意志をあわせて、剣圧みたいな風を
      放つ剣を持ってる人がいるのよ、あれかっこいいわ〜。欲しい〜!
ウィル  :取るなよ? ホワイトウィンドみたいに詐欺チックに奪うなよ?
ソフィア :詐欺チックとか言わないで。気にしちゃうじゃない。
ウィル  :少しは気にしてよ。
ソフィア :うふふ、ウィルったらお茶目さん。
ウィル  :訳分かんないから!
ソフィア :あー、でもそういう剣、ないかしら、本当に。
      いつか、トレジャーハンター業再開したら探しに行こうっと♪
ウィル  :さ、再開……するの?


165) 156のことなんですが俺の言っているのは相手が剣を金属武器で受け止めたときに剣を伝って電撃が流れるんじゃないでしょうか?って意味だったんですけど・・ (もし、分かっていたんだったら無視でもいいです)
ウィル  :あーはい。なるほど、そういう意味ね。ごめん、勘違いしてた。
      うん、まあ、その理屈なら流れると思う。
      でも俺だったら、というより接近戦も考慮に入れた戦術を使う魔術士
      だったら、敵に接近する前に術を構成→ため込みながら接近→
      インパクトの瞬間に発動、という手段を使うと思う。
      しかも魔術の雷ってちょっと威力弱いしね(2章あたり参照)。
      一撃で行動不能に陥るかな、陥らないかなー、くらいなんだよね。
      重ね重ねになっちゃうけど、剣に魔術を通わせている間もずっと
      魔術を使い続けてる事になるんで、効率的ではないんだよね。
      一回剣に魔術をかけて、その効果がしばらく続くという形なら
      かなり使える手なんだけどねえ。


164) 魔方陣のような物に魔力を込めたら魔法が発動する・・みたいな物は無いんですか?
ウィル  :物を媒介にして魔術を発動させるもののことかな?
      そういう類のものならいろんな種類があるよ。
      その割に作中はあまり出てこないのは、この世界でのそういう品、
      「魔術付加アイテム」って俺らはよく言うけどね、これは、基本的に
      「(魔術を発動できる程)魔力を持たない一般の人たちが、魔術士のように
      魔術を使う」のが主な目的の代物だから。登場人物に魔術士の多い本編じゃ
      あんまり出しようがないというのが裏事情なんだ。
      (だから発動条件は魔力を込める事ではなく、精神力でもって、使う、と
      思うこと。魔力と術式はあらかじめ品物の方に込めてある)
      本当はソフィアがそういうモノの扱いに長けているので、彼女に
      バシバシと使ってもらってもよかったんだけど、ソフィアの戦士としての
      力が目立たなくなるし、何より他の魔術士たちと戦術が被るからね。
      作者的事情は置いとくとして、どんなものがあるかを説明しようか。
ソフィア :まずはブランから巻き上げたが持ってた魔力槍「白き烈風」。
      これなんかその主たるものね。ああこの人の手によるものとは思えない
      優美なデザインに加えられた圧倒的な機能美……うっとり〜。
ウィル  :……ソフィア……
ソフィア :これだけの力を込められるなんて大した技術だわ。今迄であたしが
      見た中で最高ランクの品よ。……それとあたしの持っている仔馬の剣。
      あれも魔術付加アイテムね。少し珍しいタイプだけど。
      そこまで希少なものでなくても、ちょっとした発火に使う「火石」とか
      大きな街ならさほど苦もなく手に入る魔術アイテムもあるわよ。
      一般の人の生活用品にするには少し高いけど、あたしみたいな野外で
      生活する人間にとってはとても重宝な必需品よ。
      それとねー。
ウィル  :ソフィアー……ああ、この子が喋りはじめたら絶対止まらないって、
      思ってたけどさ……
ソフィア :あっ、それと知ってる? 火石とかってどうやって作るか。
      工場か研究室で科学的に作られてるのかと思ったけど違うのね、
      アレって特殊な石に内職の魔術士が一個一個魔術かけてるのね。
      初めて知ったときすごい驚いたんだけど。
ウィル  :はあ……
ソフィア :石って魔力を込めやすいみたいね。大抵の魔術アイテムは核の石があって
      そこに込められた魔術を起点として力を発動するそうよ。
      そんな石の中でもまた魔術を込めやすいものと込めにくいものがあって
      込めやすい石は希少で重量あたりの取引額も高いことからトレジャ……
ウィル  :ハイ話題がずれてきたのでこの辺で。
ソフィア :ひどいーっ! まだ話し足りな(もぐッ)
ウィル  :あ、ちなみに地面に描いたりする魔方陣らしきもの、俺たちは魔術紋章って
      言うけど、あれは本編でも出てきたけどあるよ。紋章魔術っていう術だね。
      効果は魔術の増強。だけど、威力でなく射程距離を増強するものだね。


163) えーとライラさん?(47)の最後の 「どうか……あなたは、離れないでいてあげて……」 ってらしくもない言葉の真意は一体?
ウィル  :これは単純に伏線。伏線のネタばらしって非常に間抜けなんだけど……
      ほら、このあと結構シビアな路線になるじゃないですか。
      そこで、なんつーか、不吉な影を過ぎらせるというか、
      そんな雰囲気を醸し出しておきたかった、ってだけらしいんだけど。
      別にライラさんが誰かに離れられた過去があるってわけじゃないです。
      ライラさんってサージェンさんの前に男と付き合った事なんて
      ないからねー。
ライラ  :なぁぁぁぁんで知ってるのよーッ!?
ウィル  :「レムルス〜」読めば何となく察しは……
ライラ  :読むなッ! 自分だって付き合った事ないのは同じくせに! 言うなッ!
ウィル  :確かに。しかしながらその反面、一部の極秘情報によるとサージェンさんの
      女性遍歴は……
ライラ  :いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 聞きたくない!
ウィル  :何もそこまで。
ライラ  :私のサージェン☆だもの、若い頃はさぞモテモテだったに違いないわ!
      だから嫌、聞きたくないの!!
サージェン:俺の愛するライラ、ありがとう。でもそこはかとなく今は若くないような
      言い方にも聞こえるような気もするけれど……
ライラ  :気の所為よ!
サージェン:そうか、気の所為か。ならいいんだ。
ウィル  :ま、毎度の事だけど……


162) 大神官様は由緒正しい名家の生まれで、幼い頃から教会で一流の教育を受けてきたんですよね?それなのにどうしてそのような性格になったんでしょうか?先生(いたのか?)が悪かったんですか?
リュート :あはは、カイルはちっちゃいときからあんな感じでしたよ、ねえカイル?
カイル  :……知るか。
リュート :私、4歳の頃にラフイン家に引き取られて、同い年だったカイルと
      仲良くなったんですけどね、っていう話はしましたっけ?(本編で)
      以降9歳でヴァレンディアに招聘されるまで、カイルと机を並べ
      同じ学問を学び同じ物を食べて育ってきたんですけどね、しかし今
      よく考えるとどこの馬の骨だかもわからない孤児と名家の未来の当主を
      分け隔てなく養育してくれるって言うんですからさすが神官の家系ですか?
      カイルの血筋とは思えませんね。ああ間違えた、カイルが異端なんですね、
      あはははは。
カイル  :…………。
リュート :やだなーカイル、怒っちゃ嫌ですよ。大人げない。
ウィル  :どっちが……ってか、このカイルを一台詞で怒らせるってのもある意味
      大した技術だと思うが……
リュート :まあ、幼い頃から積み重ねた経験がありますからね?
      それはともかく、このカイルの性格は、何でしょうね。
      突然変異だとしか思えないですよ。カイルの御家族の方は皆さん非常に
      善良で、慈愛に満ち溢れたまさに、聖職者の中の聖職者と言ったような
      方々ばかりなのですよ。それだというのに……
ウィル  :いや……思いっきり必然だと思うナ俺。
      ……それより、ふと気になったんだがカイルって師匠いるの?
カイル  :9歳まではリュートと共に、ラフイン家の家庭教師(神官資格有り・複数人)に
      教わっていた。語学、数学と魔術理論の基礎はこの時点で身につけていた。
      魔術を発動させること自体は、物心つくかつかないかといった頃から
      できていたがな。
      リュートがヴァレンディアに発った直後の頃から、大神官候補として
      ファビュラス教会に上がり、教会内で専門の教育を受けた。
リュート :家庭教師の皆さんも教会での先生も素行が悪いなんてことはある訳
      ないですよねえ。教会の方は私は全員を知っているわけではないですが。
      いやあ、不思議な事もあるものです。
ウィル  :お前……それ、冗談でないんだったらすごいモノがあるぞ……?


161) 7章40話にて。どうしてディルト王子はリタ王女に陛下との関係を訊いたんです?(陛下がヴァレンディア王だと知っていたのに)あと、リタ王女と陛下は再会直後からタメ口ですけど、それに対する軍内の反応はどうでしたか?(ソフィア嬢、ライラさん、コルネリアス将軍あたり是非)
作者A  :アワビ。((c)柴田亜美)
ウィル  :はっはっは。そのネタはちょっと知名度低いだろ。
作者A  :パ●ワ君の新作最近出てるんだってね。買わなくちゃ。
ウィル  :いや、現実逃避はいいから。
作者A  :引っかけだよ。ディルト様、リタ様誘導尋問しようとしたんだ、
      そうに違いない!
ウィル  :ディルト様が?
作者A  :お前それ、ディルト王太子殿下に向かって失礼極まりない暴言であるぞ!
      光の王子の御前である、頭が高い、控えおろう!
ウィル  :光の王子……これまた懐かしい。
作者A  :まあこんなこともあるさ。えへ。……あとタメ口についてですが……
ウィル  :そんなに多くの人が俺とリタの会話を聞いてるわけじゃないからね。
      別に特殊な反応はなかったよ。
      もし仮に聞いていたとしても、他国のどこでどういう縁があるなかんて
      普通詮索したりはしない。どう繋がっていたっておかしくないほど、
      貴族社会は複雑だからね。教会魔術士って言ったら社会的な地位も
      低くはないし、不思議には思うだろうけど、だからどうこうって
      ことはないと思うよ。


おしえて☆ウィルくん