おしえて☆ウィルくん
注:このページは超ネタばれ警戒地域です。
下手に読むと見てはいけないネタに遭遇するおそれもあります。
純粋に小説だけを楽しみたい方は手を出さないで下さい。


80) なぜ、ノワール達3姉妹は軍人に?戦争で徴兵されたみたいに書いてあったのですが、女性も徴兵されるのですか?
ブラン  :結論から言うと、アウザールでは15才以上の男子全員に兵役の義務が
      科せられているけど、女子にはないわ。もっとも、女子でも子供でも
      希望すれば入隊させてもらえるのだけれど。
      貧しい農民の家庭では子供を軍に売るって言う事も割と頻繁に
      行われているようだし。
ウィル  :ド、ドライな国だね……(汗)
ブラン  :そうね。……でも、私達姉妹の場合はそういうわけではないわよ。
      母は貧しかったけど三人とも女手ひとつでちゃんと育ててくれたし。
      というより、私達、本当はアウザール出身ではないから、この国の
      制度には関係がないの。
ウィル  :そうなの?
ブラン  :ええ。フレドリックの地方都市のスラム街で生まれて、ずっとそこで
      育ったわ。例の大戦のときまでね。
      アウザール軍が侵攻してきて、母が死んでしまって、姉さんは病気になって
      これはいよいよおしまいかしらと思っていた所を、
      ラー様に拾って頂いたの。姉さん13歳、私12歳、ルージュ9歳だったわ。
      ……作者が勘違いしてなければ。
ウィル  :ってか、君の町を滅ぼした張本人ってあいつじゃないの?
ブラン  :そうなるでしょうけど。姉さんの病気は戦災とは関係なかったもの。
      それを助けてくれたんだから、恩人よ。
ウィル  :まあ君らがいいなら別に深くは突っ込まんが……
      ああ、だからノワールはあんなに奴に心酔してるわけね。
ブラン  :そうね、それと姉さん、魔術の勉強をしたがってたからそれもあると思う。
ウィル  :あいつに習ったんだよな。
ブラン  :そういうわけ。で、その後私やルージュもラー様に武術を習って……
ウィル  :今に至るってわけか(はぁ)
ブラン  :どうして溜息をつくの?
ウィル  :いや別に。ま、ソフィアよりは理屈の通った理由だな。
ソフィア :なぁんでそこであたしを引き合いに出すかしら……(ぼそ)


79) もし自分が誰かの子供になるとしたら誰がいいですか?解放軍以外の人も可。父親・母親、あるいは片親だけでもかまいません。ぜひ教えてください。
ソフィア :あたしねー、あたしねー、ライラさんがお母さんがいい!
ウィル  :……料理下手だよ? あの人。
ソフィア :大丈夫。あたしができるから。
ウィル  :なるほど納得。
ライラ  :って何納得してるのよ!
ソフィア :お父さんはサージェンさんで。面白い一家よね。
ウィル  :恐ろしい一家の間違いだろ。
ライラ  :む〜。それどう言う意味?
ウィル  :聞きたいんですか? 父と娘は戦闘フェチの変質者で
      お母さんは毒物取り扱いのエキスパートだとか。
ライラ  :だぁれぇが!! 毒物のエキスパートよ!
ウィル  :俺は……誰の息子がいいかな……?
      うーん。(想像中……ニヤリ)
ソフィア :ニヤリって何ー!?
ウィル  :ん? ふっふっふ。別に? 変なプレイとか考えてないし。
ソフィア :ややややだからね!? 母子プレイとかそういう
      変態チックなの想像してたらやだからね!?(震)
ウィル  :……ちっ。
ソフィア :舌打ちするなぁぁぁぁっ!!(泣)
ウィル  :あーでも本気でそれ怖いかもね。親父に殺意抱いてそうだ。俺。
      ソフィアと血縁関係にあるんなら妹か娘がいいな。
      赤ちゃんの頃から立派に成長するまで、手元で丁寧に丁寧に育てるんだ。
ソフィア :あたしが嫌だよ、そんなのっ!! っていうか発言危ないよ!?
ウィル  :やだな、他意はないよ。
ソフィア :嘘ばっかり……(涙)
      ディルト様は? お父さんとかお母さん、誰がいいですか?
ディルト :…………。大神官殿とか。父親の威厳がありそうでいいかな。
ウィル  :やだよ、あんな父親……カイルは?
カイル  :……親はなくとも子は育つ。
ウィル  :訳分かんない上に神官が言う台詞じゃないし。
      他に、親はこの人がいい!ってのがある人〜。
ノワール :ラー様。
ウィル  :……え。奴?
ノワール :そう。ラー様は理想の母お……もとい父親になるお方だ。
ウィル  :今母親って……
ノワール :言ってない(断言)。
ウィル  :……まあいいけど……
ブラン  :私も、ラー様がお父様だったらいいな……
ウィル  :何でそんなに人気なんだ、あいつ……?


78) 名前について。なぜ陛下の名前だけが王族の中で一人だけ一区切り長いのでしょうか?王族の皆さんはそれぞれの国の名前が入っていて他の人より一区切り多いのはわかるんですが・・
ウィル  :ミドルネームね。何か王族連中だけ持ってるようだけど、実は
      そうでもないんだよね。レムルスのコルネリアス将軍も、フルネームは、
      コルネリアス・ローウェス・エバーラシー、だし。
      逆にルドルフ・カーリアンや、エルフィーナ・ローレンシアと言ったように
      ミドルネームを持たない王族皇族もいる。
      ちなみに名前のうち、一番最後のは家名なので、国名と必ずしも
      一致してるとは限らないんだ。
      俺もウィルザード・アルシディアス・ラス・ヴァレンディ、で
      国名はヴァレンディアだしね。ちょっとややこしいけど。
ソフィア :名前・ミドルネーム・苗字、なんだよね。
      で、ミドルネームはある人とない人がいる、と。
ウィル  :そう。国によってつける習慣がない所もあるし、ミドルネームをつける
      国でだって、ないからどうこうという事もないからね。
      逆に何語あっても別に構わないわけだ。
      日本人だって、やりたきゃ山田さゆりあきなひろみゆかさなえとか
      つけちゃったっていい訳だろ?
      ちなみに、Crusadeとは何ら関係がないんだが、有名なパブロ・ピカソの
      フルネームは、「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランチスコ・ド・ポール・
      ジャン・ネボムチェーノ・クリスバン・ クリスピアノ・ド・ラ・
      ンチシュ・トリニダット・ルイス・イ・ピカソ」という(実話)。
      こんなんでもありだよってことで。
ソフィア :ミドルネームって誰がつけるの?
ウィル  :いろいろだよ。俺の場合は先代の大神官につけてもらった名前だし、
      確かリタの「ガーネット」は何代か前の女王の名前だったはずだしね。


77) 皆様にお聞きします。腐れと言われるカイル様の由縁は? 特に内部事情に詳しいと思われるウィル君・リュート様具体例などをつけてお答えください。
ウィル  :それよりも何よりも何で俺が君付けでリュートが様なのか問い詰めたい。
      小一時間問い詰めたい。
カイル  :2ちゃんねらか、お前は。
ウィル  :……カイルが腐れと呼ばれる理由? んなもん腐ってるからに決まってる
      じゃないか。性格も性癖も何もかも。
カイル  :聞き捨てならんな。私のどこが腐っているというのだ。
ウィル  :ではリュートと競争してみよう。先にカイルの腐った点を
      挙げられなくなった方が負け。よーいスタート。
リュート :では私から。売春宿通いをする神官って腐ってると思います。
ウィル  :自分を崇拝している神官をこき使って仕事させるのは腐ってます。
リュート :さらに通常の仕事どころか祭礼時まで代理を立てているのを
      見たことがあります。腐ってます。
ウィル  :うわ。それでよく大神官になったな。
      ……崇拝して使われるのが幸せな奴だけならまだしも、そうでない人間を
      立場を利用して使ったりするのは腐ってる証拠です。
      つまり俺が被害者なんだけど。
カイル  :それは人の上に立つものの器量と言って欲しい。
リュート :ものは言いようですね、カイル。そうやって万事舌先三寸で潜り抜けるのも
      どうかと思いますが。
カイル  :暴力で解決しろと? 平和的に解決する有効な手段だと思うが。
ウィル  :平和的に解決する気なんかないだろあんたに。相手が仕掛けるのを
      待ってるとしか思えない言葉の暴力大好きなくせに。
リュート :そうですよ。腐りきってますね。
      あとは……そうですね、今特定の女性と付き合ってるそうですが、その前の
      14……15……16人とはちゃんと決着つけてます?
ウィル  :!?
カイル  :…………唐突に何を。
リュート :唐突にじゃないですよ。何のケリもつけないまま別の女性に手をつけて。
      何べんいっそのことあなたの素性ばらして集団で実家の方に押しかけて
      もらおうかと思った事やら。ああ腐ってます。腐り果ててます。
ウィル  :カイルって……やっぱそーゆーことを……
      い、いややっぱって事はないな。どっちかっていうともっとスマートに
      物事を運んでそうだと思ってたけど。
リュート :とんでもない! 大味ったらありゃしませんよ! 魔術と一緒で。
      何度尻拭いに奔走したか! これで感謝の言葉ひとつ吐かないんですから
      やってられませんよ。
ウィル  :誰がどう見ても腐れじゃないか。何か言い分あるんなら言ってみろ?
カイル  :…………
ウィル  :な、何だよ。
カイル  :ウィルにリュート。お前らも人のことを言えた義理か?
      私とてお前らのネタには事欠かんぞ?
リュート :何の事を言っているのです? 言っておきますが私は
      あなたみたいなヘマはしませんよ?
カイル  :……ほぉう?
   (カイルの目が陰湿に光る。なにやら凄惨な言い合いが始まった……)
ウィル  :……どっちもどっちかも……ああ、俺っていたって普通だったんだなぁ。


76) ずっと気になっていたんですが、ウィルって軍師ですよね?どうやって作戦の立て方とか習ったんでしょうか?やっぱり「陛下」だったときの名残ですか?
ウィル  :うん、兵法は王侯貴族の当然の教養のひとつだからね。
      ……王族なのになぁんにもわかってないのはディルト様くらいだよ。
ディルト :うぐっ……わ、私だって簡単な用兵法くらいは学んだよ……
ウィル  :学んでも生かせないんじゃねー。あーあ。コルネリアス将軍が草葉の陰で
      泣いてますよ。かわいそーだなー。
ディルト :殺すなというに。
ウィル  :まあ、ディルト様は子供の頃に戦争っていうゴタゴタがあったから
      本格的に勉強する暇がなかったのかもねっていうフォローを一応
      入れてあげてもいいし。
      それに、ちゃんと学んでも戦下手な奴は戦下手ですからね。
      ディルト様ほどにも軍を動かせない指揮官だっていないこともない。
ディルト :いまいちフォローになっていないような気はするが、余り深く突っ込むと
      自分の首を絞める事になる気がするので止めておこう。
      子供の頃にゴタゴタが、と言ったが、お前は私より年下ではないか。
      お前はどうなっているのだ?
ウィル  :俺は……鼻水垂らしてる頃から尊敬するお兄様に自分の許容範囲以上の事を
      叩き込まれて育って来たから……(遠い目)
      こう失敗するとこんな感じできっつい事になる、とめっちゃくちゃ生々しい
      実例付きで逐一解説されて見てくださいよ? そーしたら誰でも戦の定石の
      数百数千は頭に入りますよ? ふふふ……
ディルト :それを回想するお前の顔を見るだけでどれだけの効果のある学習法か
      理解できるが、絶対に嫌だ。


75) このお話って結構長くやってますよね?まぁ、戦争モノだから当然かもですが・・・。そこで疑問点が一つ!!このお話の進行具合的にいうと結構、月日が経ってるように感じられるのですが、実際年月的にどれくらいなのでしょう?ちなみに、キャラの皆さんのお歳はどうなってるの?
ウィル  :あー……
ソフィア :それ、明言あえて避けてるよね、作者。
ウィル  :あ。言っちゃったよソフィア。あんまり痛いとこ突くと、すぐあいつ、
      作者権限を乱用して雷だの金だらいだの落としてくるから黙ってたのに……
      って、うをっ!!?
      (がしゃあぁぁん!!←ウィルの足元で、落ちてきた植木鉢が四散)
      う、植木鉢……死ぬぞこれは……
      お、俺じゃないだろ、作者!? ソフィアだろ!?
ソフィア :作者、女の子に酷い事したくない体質だからねぇ〜
ウィル  :くそ、えせフェミニストが……
      まあいいや、これ以上自分の身を危険に晒す真似はよそう。
      えーと、解放軍がレムルスの山奥、解放軍が潜伏していたトゥルースを
      発ってから皇帝との対面まで、つまり1章から12章までにかかった時間は、
      作者的には一年弱って事になっています。キャラ紹介ページの年齢は
      1章スタート時なので、大半はあれに+1歳されているはずです。
ソフィア :あたし、いつのまにか17?
ウィル  :うん。そして俺は19。……まあ、あんまし気にしないで欲しいというのが
      作者的な密かな願望であるようなのだが。
      ちなみに、頻出する6年前〜のくだりも、85話辺りではそろそろ7年という
      扱いになっていたりして。あんまり年齢ネタは出てこないのでいい例が
      ないけどルドルフの年齢とかは途中で27から28に上げられてるみたいだし。
ソフィア :ふんふん〜。一応考えてはいるんだ〜。
ウィル  :いや、考えてないから明言を避けてるんだと思うんだが……
      物語から経過日数の割り出しもしづらいように所々ぼかしたりとか
      間違った方向に念を入れるくらいなら矛盾がないようにすればいいのにね。
ソフィア :あー、ウィル。またそんな痛い事言ってると……
ウィル  :はっ。しまっ……!!
      (ざく!!……ばたっ)
ソフィア :ざく? これはまたいいかんじな音を……何が落ちてきたのかしら?
      ……ああ、剣山ね、これ。痛そうね〜。


74) 偉大なる竜でありながら解放軍のマスコットとして扱われ爬虫類と認識されているバハムート様の実際年齢はおいくつでしょうか?教えてください
リタ   :そういえば私も知らないわ。バハムートちゃん、いくつ?
バハムート:きしゃー……きしゃ? きしゃー。
リタ   :えーっ、そうなんだ!
ウィル  :またお約束通り訳わからん会話を……
リタ   :ええとねぇ、バハムートちゃんもよく知らないんだって。
      ほら、竜って暦とか気にしないから……
ウィル  :ああ、そうだよな。ケダモノだもんな。
バハムート:がるー!!(ごうっ!!)
リタ   :ウィルまでお約束しなくていいのに。命懸けで。
      まあ、いいんだけどね、それが好きなら。ウィル、マゾだもんね。
ウィル  :誰がマゾか。どいつもこいつも、サドっつったりマゾっつったり
      人のことなんだと思ってるんだ。
リタ   :まあ、それは置いといて。でも、数百年以上は生きてることは
      間違いないのよね。バハムートちゃんとお話してるとね、
      数百年前を見てきたとしか思えない話を聞ける事があるのよね。
      例えば、昔大陸で大暴れしていた魔獣の話とか。
ウィル  :それ、自分の事とかいうオチ?
バハムート:きっしゃーっ!(ごうっ!!)
リタ   :ちっがーう!って怒ってるわよ。
ウィル  :ちがうのか?ちがうのか?(←どことなく煤けている)
      ……そういえばさ、人間の年齢に換算するとどれくらいになるんだ?
リタ   :んー。……見た感じ、20から25くらいじゃないかなぁ。
ウィル  :み、見た感じって何? 判断出来るのリタ?
      しかもそんなに高いわけ? 俺は4、5歳がいいとこかと思ってたが。
リタ   :何言ってるの、誰だって全然知らない人の見かけの年齢を推測する
      ことくらい出来るでしょうが、それと同じよ。
ウィル  :いや、絶対違うと思う……
リタ   :それにウィルだって、いつも接してるんだからバハムートちゃんが
      ちゃんとした大人だっていう事くらいは分かって当然じゃないの?
      それを4、5歳なんて。ウィル、どっかおかしいんじゃない?
ウィル  :断言するが読者の99%は俺の意見に賛同してくれるか、少なくとも
      25歳には見えないって言ってくれると思うんだけどな……


73) キャラの皆様にお聞きいたします。もしも、自分の性別が変わったら一体誰と恋に落ちると思いますか?
ウィル  :恋。そりゃーもうソフィアに決まって……いてっ。殴るなよ。
ソフィア :ちょっと、質問文よく読んでよ。自分の性別が変わったら、って
      書いてあるでしょうが! ウィルが女の子だったら、って話でしょ!
      二人とも女の子って事なのよ!?
ウィル  :読んでるさ。読んだ上で答えたんだが、それが何か問題でも?
ソフィア :確信犯ッ!?
ウィル  :別に身体が目的ってわけじゃないし〜。ありじゃない?
ソフィア :なしよなし! なしなしなし!
ウィル  :いや、女の子同士でもイイコトはできるか(ニヤ)。
ソフィア :(ぞぞぞっ)や、やだよ! そんなの!!
      ウィルだってよく考えてみなさいよ! 同性に迫られて嬉しい!?
      ディルト様や大神官様に迫られたりでもしたらどうよ!?
ウィル  :う。あー……それは、いやかも……
ソフィア :でしょう!? 全くもう! 作者の同人歴が長いのは周知の事実で
      ただでさえ同性愛に免疫があるのは分かりきってるんだから、
      せめてあたしたちはノーマルに話進めようよ、ノーマルに!
ウィル  :うーん……ノーマルねぇ……
      男に対しそういう思いを巡らす方が不健全ではないかい?
ソフィア :いや、そんな深く考えなくても。この人だったらこんな風に面白い
      だろーなぁって感じでいいと思うんだけど?
ウィル  :んー。まあ、順当にディルト様とかがいいなーって思ってるかも
      しれないな。実際、俺、ディルト様の事、いい男だって思うし。
      もちろん変な意味じゃなくってね。
ソフィア :同性として男気に惚れるみたいな?
ウィル  :そうそう。ディルト様はね、俺に欠けてるものを持ってる人だからね。
      憧れる部分があるんだよ。結構ね。
ソフィア :あ、何か本編でも言ってたような。
ウィル  :うん。何回かそれっぽいことは言ってる。……んじゃ、ソフィアは?
ソフィア :あたしが男だったら……んー。
      ライラさんとか、かなぁ。彼氏いるけど。
      ああいうお茶目で面白いお姉さんって好きかも。
      他の皆は?
ライラ  :私もソフィアちゃん、好きよ♪
ソフィア :わぁい、相思相愛っ♪(ぎゅっと抱き合う)
ウィル  :やめろって(見てるだけで照れてる)
ディルト :やはり尊敬できる相手がいい。となると、ウィルかな(はぁ)。
ウィル  :何で溜息つくかな〜。
カイル  :…………。
ウィル  :カイルはノーコメント? っていうかまともな恋愛しなさそう。
      言い寄ってくる男を片っ端からハイヒールで崖下に蹴落とすような
      そんなイメージが……(具体的に想像)……
      ……怖……。
ソフィア :ものすごくリアルに想像できるね、何故か……


72) ずっと気になったいたんですけど、解放軍って徐々に戦って話は進んでいますが、やっぱり戦争をすれば兵士の方々は多かれ少なかれ亡くなっていると思うんですけど、その分はどうやって人数を補給しているのでしょうか?軍師のウィルさん、解放軍の柱であるディルトさま、お答え下さい。
ウィル  :あー。解放軍のメンバーはその多くが、一般人の有志の皆さんだって話は
      した事があるよね? 本編の序盤の方だったと思うんだが。
      元々大陸解放軍は小さい組織だったから、従軍の希望があれば
      大抵は受け入れていた。まあ、余分な人員を中に入れる事によって、
      資金面や機密保持に関して問題は多々あっただろうが、その辺は
      俺の管轄じゃないんでよくは知らない。
      最初から、帝国のやり方に疑問を持つ人間は多くいたし、解放軍が
      戦果を上げ続ければ勝算があるかもってんで、大陸西部(フレドリック)
      に入った頃以降は、さらに従軍希望者が増えてね。
      確かにこっちサイドで死んだ人間もいたけど、その分を差し引いても
      逆にメンバーは増え続けていたくらいなんだ。
ディルト :登場人物がいうのもなんだが、この作品、戦争ものの割に、人死にの
      シーンは余り描写されないので実感はないだろうが、そのような感じだ。
ウィル  :そうですね、あんまりないですね(こっち側は)。
      作者的にはリアルに書いてもいいみたいなんですけどね。
ディルト :書かんでいい(ぶるっ)。
ウィル  :その気持ちはわからなくもないですが……
      その代わりのように何か俺ばっかり怪我させられてる気がするんですけど。
ディルト :万が一の場合には、平和の礎になった男として国を挙げて弔おう。
ウィル  :いや、そんなことしれっと言われても……(汗)


71) 主要キャラの皆さんに質問です。もしも、今と違う人生を歩めるとしたらどんなのがいいですか?例えば、王族だけどハンターになりたいなぁ・・・とかありませんか?
ウィル  :ほほー。違う人生、ねえ。面白い質問だな。
      俺だったら、もう二度と王族はやりたくないな。
      日々の糧を得るので精一杯っていう環境の中で慎ましく暮らしながら
      小さな幸せを見つけるんだ。
ソフィア :やなの? 王族。やっぱああいう事があったから?
ウィル  :うーん。それも多大にあるけどな。
      でも平時のほうが俺の性には合わないと思ってる。堅苦しくてさ。
      昔はそれが当然だと思ってたからいやだなんて思った事はなかったけど、
      一回外の世界を知っちゃうと……ね。
      元々贅沢をする方でもないから財産がなくても困らないし。
ソフィア :あたしはトレジャーハンターな自分って気にいってるからなぁ〜。
      他の事をやりたいっては、あんまり思わないかな。
ウィル  :天職だしね……
ソフィア :えへ。じゃ、他の人は?
ディルト :私も……あまり他の道は考えたことがないが……うむ……そうだな、
      魔術士になってみたいと思うな。
ウィル  :魔術士ですか? 何でまた。
ディルト :皆が傷つかぬよう守ってやれるだけの力が欲しい。
ウィル  :はぁ〜、ディルト様っぽいですねぇ〜。
ブラン  :私は、昔みたいに、姉さんやルージュと静かに暮らしたいわ。
      戦争が起きなければ、そういう暮らしをしていたはずだけれど。
ノワール :戦争は下らんが、ラー様に出会えた事に関しては幸運だったと思っている。
      ブランと同じく、平和なままだったと仮定するのならば、ファビュラスに
      学問を学びに行っていたと思う。子供の頃から自分に魔術の素質があるのは
      知っていたからな。訓練はしていなかったが。
      そこでラー様と出会えたかもしれないし……
リュート :……どうでしょーねー。私、ヴァレンディアに行ったきりだったから。
ノワール :なっ……(がぁん)。……くう、貴様か! 貴様がラー様を独占するのか!?
      (ぐわし!とウィルの襟首を掴み上げる)
ウィル  :おおっ!? 言いがかりだろそれは!?
ノワール :問答無用だっ!
      (いきなり魔術を放つ。逃げ回るウィルを執拗に追い回す)
ソフィア :リュートさんは?
リュート :そうですねぇ、私だったら……
      昔はとても平和で、居心地がよかったですからね。
      もう一度、あの頃をやり直してみたいですねぇ……
      あ、全然違う人生を歩むっていう話だったら、一度でいいから
      主婦になってみたいですね。
ソフィア :何で主婦……?
リュート :だって私、料理も洗濯も育児も得意ですし。
ソフィア :いや、だからって、その容姿を見てるといまいち忘れそうになるけど
      リュートさん一応男性なのに……
リュート :一応って何ですか、一応って。失礼しちゃいますねぇ。
      でもですね、私、主婦とか母親役って我ながら合うと思うんです。
      陛下が小さい頃ですねー、よく間違えて私の事を『お母さん』って……
ソフィア :ぷっ……
ウィル  :…………っ!?(真っ赤になりながら全力で駆け寄る)
      ななな何でいきなり人の恥ずかしい話暴露大会になってんだ!? また!?
ソフィア :ぷくくっ……い、いや、いいじゃないウィル!
      可愛い! すっごい可愛いわ、いや〜んウィル! ラブリー!!
      純真! 純粋! 可愛らしい子供の見本よそれ! あはははっ!
ウィル  :(これ以上ないって程赤面)……うわぁぁぁんっ!!(逃)
ソフィア :いやー、あはははは〜、待ってウィル逃げないでー!
      い、一度でいいからあたしの事もお母さんって呼んでみてー!!
      わ、笑いすぎてお腹が痛いよおっ! にゃはははははははははは……
ウィル  :(はるか彼方へ走り去りながら)
      悪気がないのは分かるけどソフィア、鬼だよ、君……(涙)


おしえて☆ウィルくん