異世界FTキャラを質問攻めだっ!

という素敵な企画を発見致しました。ということで我らがCrusadeの営業部長主人公&ヒロイン、ウィルとソフィアに楽しく回答してもらいます。ちなみにネタバレはなしですおふたりさん。いいですね? それでは頑張っていっていただきましょう。


1 まず、お名前をどーぞ。正式名、本名などあればそちらも。
ウィル  :こんにちは。ウィル・サードニクスです。
      本名はウィルザード・アルシディアス・ラス・ヴァレンディ。
      ……? 何で台詞暗転されてんの?
ソフィア :初っ端から……(汗)。ネタばれ無しだって言ってるじゃない。
      未読の方も安心して読めるようにとの配慮で、ネタバレっぽい
      発言を滑らした際には自動的(?)に反転かかります。
      ネタバレOKな方やリアルタイム読者の皆様は遠慮なくどうぞ。
ウィル  :普通未読の人は読まんだろ……
ソフィア :わかんないじゃない。したがって基本的に質問には
      最新話の記憶を保ったまま、第1章開始時点の立場で回答すること!
ウィル  :だったら最初から「第1章開始時点の俺たち」に質問すりゃいいのに。
ソフィア :それじゃ普通じゃない。
ウィル  :いいじゃないか普通で……
ソフィア :というわけで申し遅れました。あたしはソフィア・アリエス。
      ぴちぴちの16歳でーす。それでは張り切って行ってみましょ〜!

2 あなたの性別・髪や瞳の色・体格・民(種)族など(あれば)身体的特徴を教えてください。
ウィル  :ダークブラウンの長髪に、同じ色の瞳。髪は後ろでひとつに結んでる。
      身長体重ともに男としては普通だと思う。
      民族は、ミナーヴァ大陸は昔は人種の別があったようだが
      現在は混血が進んできているので、誰も気にしないんだよな。
      今日日、地域別に住み分けが行われてるわけでもないし……
      あー、今でも北の人間は肌の色が白い人が多いけどね。
      ……ちなみに俺の肌が白いのは日に当たる所にあまり出ないからだ。
ソフィア :そんなの胸張って言われても……
      あたしは、性別・女、髪・亜麻色、瞳・亜麻色。体格は〜、
      身長は低くないけど体重はちょっと軽いかも。
ウィル  :ちょっと?(ひょい)
ソフィア :きゃあああ!? わーっ、変なとこ触るなぁぁ!!
ウィル  :触ってないだろ。抱き上げただけじゃないか。
ソフィア :……そう?(疑) ウィルの行動っていちいち怪しいのよねー。
      まあいいわ。種族ってのはあたしも気にした事は
      ないけど、ウィルの言う北方民族に当たるみたいね。

3 あなたの故郷について語ってください。
ウィル  :聖王国と呼ばれた王国ヴァレンディアの、首都ヴァレンディで
      生まれてから12の頃まで育った。良い所だよ。
      緑の大地に、蒼穹の空。四季折々に自然は色彩を変えて、何より……
      食い物が美味い。
ソフィア :食べ物……
ウィル  :街角で売ってる、セサミブレッドにレタスとかハムとかチーズを挟んだ
      サンドイッチとか。
ソフィア :しかも旬のものでなくてジャンクフードだし。
      でも出身がヴァレンディアってのは秘密じゃないの?
ウィル  :いや。聞かれたら普通に答えてるよ。
      ソフィアは……
ソフィア :レムルスの山奥にある村。ほとんど自給自足の生活で、たま〜に
      ふもとの町まで降りて農作物と商品を交換してもらってるような
      そういう所よ。都会的な娯楽は全然なかったけど、あたしは大好き。
      村の人はみんないい人たちばっかりだったしね。

4 あなたが今いる国(都市・土地)について教えてください。
ウィル  :えーと、レムルス王国の北部、トゥルース。6年前の戦争で
      落ち延びてきたレムルスの王子のディルト様が、ここで大陸解放軍を
      結成して、以来本拠地となっている。
      まあ、山の中にある元貴族の別荘っていう城で、
      隠れ家みたいなものなんだけどね。
      この地方自体には、帝国の占領軍がとどまって大きな顔をしてる。
      街に買い出しに出てあの制服見るたびに、石投げたくなったもんだ。

5 あなたの職業(地位・称号)は?
ウィル  :ファビュラス教会承認上級魔術士、つまり教会魔術士ってのが公式な
      身分になり、職業になる。
      そのファビュラス教会から大陸解放軍に派遣されて、どういうわけだか
      軍師の真似事をさせられてる。
ソフィア :寝ても覚めてもトレジャーハンターなあたしは、現在は
      大陸解放軍の一兵卒としてがんばってます♪
ウィル  :寝ても覚めてもって……やだなぁ。
ソフィア :なんでよ?

6 あなたの家族について教えてください。
ウィル  :赤ん坊の頃に母は病気で亡くなり、父もやっぱり子供の頃に
      亡くなった。ちなみに一人っ子だが、血のつながらない兄は
      いるようないないようなでも実は微妙にいないこともない感じ。
ソフィア :どっちなのよ。
ウィル  :いるんだってば。
ソフィア :いや、まあ知ってるんだけど……その言い回し、どうにかならない?
ウィル  :ならない。
ソフィア :あ、そう……別にいいけど……
      えーとあたしも一人っ子で実の両親が亡くなっているのは同じ。
      でも、田舎には、おじいちゃんとおばあちゃんが健在だよ。

7 あなたが今身につけている服装について教えてください。あれば武器防具アクセサリなども。
ソフィア :あたしよく服破いちゃうので、いつもバーゲン品のシャツにスカート。
      スカートは丈が短いのが好きなので、スパッツをはいて(視覚的に)防御。
      で、今はこないだ買ったおニューのジャケットを着てる。
      武器はね〜、ふふふ。普段使ってるのは主に槍。まあ、かさばるんで
      戦場以外ではあまり持ち歩かないけど。
      今持ってる武器はジャケットの内側に投擲用のナイフが数本と、
      腰の後ろに40cmくらいの長さの短剣ひとつ。
ウィル  :何で町中歩く格好で武装してるんだよ君は……
ソフィア :それと太股にナイフ括り付けておくのは女の子の身だしなみよね。
      あと靴底にピックとやすりを仕込んでるけどこれは武器じゃないし……
      できたら飛び道具の一つも隠し持っておきたいんだけど、ウィル、
      何かよさげなのないかしら。
ウィル  :知るか。万が一知ってても死んでも教えるもんか。
      俺の方はというと、持ってる服って黒とか灰色とかしかないんだよな。
      色的に派手めのって似合わない顔なんだ。その辺に売ってるズボンに
      上着。今着てるのもそうだけど……タートルネックが多い。
      武器は普段は持ち歩いてないよ。ソフィアとは違うから。
ソフィア :ウィル魔術士だもん武器持ってるのといっしょじゃない。
ウィル  :魔術はしょうがないだろ、魔術は。

8 あなたの信仰(宗教・伝説など含む)について教えてください。
ウィル  :あんまり真剣に祈ってる神様はいないなぁ。
      一応、この大陸の住民はたいていそうだと思うけど、ファビュラス教の
      教えに従ってる。けど……それも、儀式や祭典のときにはその方式に
      則るというくらいだな。
ソフィア :「教会」魔術士なのに?
ウィル  :魔術士は皆ファビュラス教会の管理下に置かれるけど、
      野放しにしとくと危なっかしくて、超国家的な組織が他にないから
      教会がやってるような感じらしくて、信仰を強制されたりとかは
      しないんだ。

9 上司・主君などはいますか。どんなひとですか。
ウィル  :本来の、教会魔術士としての上司は大神官カイルターク・ラフイン。
      現在はその大神官の命令で大陸解放軍に派遣されているので、
      解放軍盟主のディルト様が主君になるな。
      そういえば。
ソフィア :そういえばって……
ウィル  :性格は……大神官は、性格悪くて話してると背筋がむずむずする。
      王子は性格よすぎてむずむずする。
ソフィア :ディルト様のことそんな風に思ってたの?
ウィル  :いや、決して嫌いじゃなく、むしろ好ましいんだけどね。
      ……あー、やんごとなき血筋の人だよなーってつくづく思う。
ソフィア :ウィルがそういうこと言う?
ウィル  :自分の血筋を踏まえてこそ言うんじゃないか。
      あの真性の王子様見てると俺絶対生まれる家間違えたって思うもん。

ソフィア :あ、ちなみにあたしの直接の上司は、ウィルよ。
      性格は、まあ説明いらないわよね。こんな人。
ウィル  :俺を上司だなんて思ったことないだろ、君。

10 恋人(夫・妻)はいますか。どんなひとですか。
ウィル  :…………。
ソフィア :何、その沈黙?
ウィル  :……別に。恋人なんていないよ。
      だって今戦争中だし女の子に興味ないし、俺!
ソフィア :あはははは。
ウィル  :笑うな!! 読者には笑い所だろうが君が笑うな!!
ソフィア :そんな時代もあったのにねぇ。何でこんな風になっちゃったんだろ。
ウィル  :しみじみ言うなぁっ!!
ソフィア :あたしもいないわね。そういう話って縁がなかったし、
      自ら進んで考えたこともなかったわ。
ウィル  :うそつき。
ソフィア :は!? 何で?
ウィル  :縁がなかったんじゃなくて、気づいてもあげなかったんだろどーせ。
ソフィア :ええ? う、うーん……どうなのかな……??

11 特殊技能などあれば教えてください。
ソフィア :トレジャーハンティングに関しての諸々の技能なら……
      例えば魔術付加アイテムの使い方とか、効率よく情報収集するための
      テクニックとかね。
ウィル  :俺は魔術かな。魔術士の素質ってのは誰にでもあるものじゃないから、
      特殊といえば特殊だろ。

12 体を動かすのは得意ですか。動作は速いほうですか。力は強いですか。
ソフィア :運動だいすきー♪ 力はそんなに強くないけど。
ウィル  :頭使う前に身体動かす人間だもんな、君。
ソフィア :その言い方は何よ。頭悪そうに聞こえるじゃない。
ウィル  :事実だろ。……あっ。(ソフィアの険悪な視線に気づく)
      いや、頭悪いってのを肯定したいんじゃなくって!(汗)
ソフィア :別にー。そりゃー、ウィルみたいな高等教育を受けた人から見ればー
      あたしなんてー、馬鹿でしょうからー。
ウィル  :違うってば!! もー……悪かった。すみません。
      飴あげるから許して。
ソフィア :飴で誤魔化されるかっ!(と言いつつ飴はひったくる)
ウィル  :俺は運動神経が悪い方って訳ではないけど、あんまり好きじゃないな。

13 書物は読めますか。読むのは好きですか。
ウィル  :外で何かするよりは部屋で静かに本を読んでる方がずっといい。
      ヴァレンディアは識字率が高いからね。平民でも大抵の人間は
      日常的に困らない程度の読み書きは出来る。
      研究者たる魔術士になれば、いくつかの古代語も勉強する事が
      殆ど義務になってくる。
ソフィア :あたしも読み書きは、現代語なら十分に出来る。
      古代語でも簡単なのなら読めるよ。仕事で使うから。
      物語を読むのも好きだよ。

14 喋るのは好きですか。母国語以外に話せる言葉はありますか。
ウィル  :喋るのは……好きでも嫌いでもない。友達同士と話すのとかなら
      好きなんだけどさ。皆の前で話す、みたいなのは
      仕事じゃなければ好き好んでやりはしないね。
      話せる言語は、現代語以外じゃ魔術用語である古代神聖言語なら
      自由に喋る事が出来る。普通、魔術の呪文以外で口にする事はないけどね。
      それとは別の古代語各種も、文献を読むのに使うんで読む事は出来るけど、
      こっちは呪文に用いたりはしないので、発音はあんまり自信ない。
ソフィア :あたしは古代語は読めるけど、喋れはしないな〜。
      あ、ちなみに現代では、この大陸では方言はあるけど、どこの国でも
      基本的には単一の言語を使ってるんだよ。

15 行ってみたい所はありますか。それはどんなところですか。
ソフィア :んー。行ったことがない訳じゃないけどフレドリック王国。
      料理、特に魚介類がおいしいので有名なのよ。
ウィル  :俺は特にないな。出かけるよりも部屋で昼寝してた方がいい。

16 好きな食べ物は何ですか。それはどんなものですか。
ウィル  :前の質問でもちょっと言ったけど、野菜のたっぷり入ったサンドイッチ。
      どっちかというと菜食が好き。肉・魚も食べるけどね。
ソフィア :好きな食べ物……ええとね、ええとね。甘いもの。それと、辛いもの。
      レムルスのしょっぱい味付けも好きだけど、ファビュラスの薄味も
      好きだし……ああっ。お肉も野菜もお魚も好き。
      いっぱいありすぎてわかんないよ〜。

17 嫌いな食べ物は何ですか。それはどんなものですか。
ソフィア :嫌いな食べ物なんてないよ〜。食べられればなんでもOK。
      あ、さすがに不味いモノはやだけど。
ウィル  :俺もあんまりないけど……つんと鼻につく風味が苦手。
      酢とか、カラシとかね。酸っぱいだけのものや辛いのは平気なんだけど。

18 朝起きてまず最初にする事は?
ウィル  :とりあえず、二度寝。
ソフィア :起きてないじゃない、それ。
      ……あたしは、騎士団の早朝訓練に混じって、剣術のお稽古。

19 夜寝る前に必ずする事は?
ウィル  :飯食って、着替えして顔を洗ったら即寝る。
      書類仕事があれば、ベッドの中に持ち込んでやってたりするけど。
ソフィア :だからなの? たまにみょーにぐちゃぐちゃな書類があるのは……
ウィル  :それは、紙が? 文字が?
ソフィア :どっちも心当たりあるのね……(汗)
      あたしも特に、これをやって寝るっていう習慣はないかな。
      あーまあ、顔洗ったりはするけど。

20 苦手な人はいますか。どんなひとですか。
ウィル  :カイルターク。神官、それもその中のトップの大神官だというのに
      人格は人間として破綻している。凄まじい根性悪で、普段は殆ど
      笑わないくせに、人の不幸を見かけたときは内心ほくそえむという奴だ。
ソフィア :苦手な人……うーん。思い当たらない。
ウィル  :そりゃ、君ほど我が道を歩んでる人ならね。

21 尊敬する人はいますか。どんなひとですか。
ウィル  :…………。特になし。
ソフィア :ディルト様は?
ウィル  :たいした人だとは思ってたけど、この時点では尊敬までは。
      俺が本格的にディルト様ってすごいなって思ったの、5章の一件でだし。

ソフィア :あたしは、聖騎士団のライラさんかな。女の人なのにレムルスの
      最高位の騎士の位を持ってて、かっこいいの。優しいし。

22 死んでもやりたくない事はありますか。それはどんなことですか。
ウィル  :死ぬ事。
ソフィア :……死んでも死にたくないって、ちょっとおかしくない?
ウィル  :んー。だって俺これをやるくらいなら死を選ぶ、ってのないもん。
      どんなに恥をかいたって、死ぬよりはいいよ。
      生きるためならみじめに這いつくばって命乞いしてもいい。
ソフィア :あー……あたしもどっちかというとそうかも。
ウィル  :でも酢の一気飲みをさせられるくらいなら死んだ方がいいかも。
ソフィア :ええっ(汗) そんなもんで!?

23 もし、ひとつだけ願いがかなうとしたら、何を願いますか。
ウィル  :……………………。ネタばれなんですが。
ソフィア :なるべく黒反転させないような言い方でどうぞ。
ウィル  :……俺の願う事はひとつだけ。6年前に離れ離れになった大切な
      女の子を……うーん。探し出して、今度こそ護り抜く事。
ソフィア :あたしは田舎のおじいちゃんおばあちゃんと友達と知り合いとその家族と
      なによりあたしの!無病息災♪
ウィル  :あたしの、に99%ほどの力が集中してたよーな気が……

24 もし、あなたに子どもが出来たら、どんな子どもにしたいですか。
ウィル  :子供……。清楚で可憐で、でもちょっと元気で、笑顔が花のように
      愛らしい女の子がいいな。
ソフィア :あのう。ウィルの好みを聞いてるんじゃないんですが。
ウィル  :違うってば。
ソフィア :いや、いいんだけどね。
      今は亡き面影を追ってても……(ぼそ)。
ウィル  :今は亡きって……(汗)
ソフィア :あたし、子供なんて考えた事もないけど、優しくて強い子に
      なってくれればいいな。

25 どのように死にたいと思いますか。
ウィル  :死にたくないのでそんな事考えません。
ソフィア :それじゃ答えになんないでしょうが……。
      あたしは……老衰でベッドの上で眠るように、がいいな。やっぱ。

26 あなたの野望は。
ソフィア :フレドリック食べ歩きツアー。
ウィル  :それはもういいっての。
      野望ねぇ……成し遂げたい事だろ? 強いて言えば23番の願いと同じかな。
      自分の最終的な目的も生きている理由も、ただそれだけだから。

27 自慢話をおひとつ。
ソフィア :えへ。いっぱいあるよ?
ウィル  :ひとつな、ひとつ。
ソフィア :トレジャーハンティングで、とってもすごいお宝を見つけたの。
      降魔の剣、って銘の伝説の魔剣で、何とその剣は、
      振るうだけで、しもべを召喚する事が出来るのよ。
ウィル  :へえ。それはすごいな。そんなのを手に入れたの?
ソフィア :うん。でもね。扱いが難しくて使えなくって結局今も、
      あたしの秘密の宝物庫に封印しっぱなしなの。
ウィル  :ソフィアでも手に余るような代物なのか?
ソフィア :だって、振るうだけで召喚するのよ。
      戦いに使ったらあっというまに何十匹とぽこぽこぽこぽこ……
ウィル  :売れ。売っちまえそんな使えない剣。
ソフィア :いやだよぅ。だって召喚するしもべってね……
      もんのすごいカワイイ手のひらサイズの仔馬なんだもの。
      降魔の剣でなく仔馬の剣だったってわけよね。
ウィル  :二重のオチかい……
ソフィア :可愛くって可愛くってもうどうしようもなくって売れないんだけど
      持って歩くわけにはいかないから普段は宝物庫に入れたままにして
      行くたびに呼び出して愛でてるの♪ 自慢の一品よ。
ウィル  :その剣を作った古代の魔術士に製作の真意を聞いてみたい代物だな。
ソフィア :ウィルの自慢は?
ウィル  :特に。俺は人に誇れるような人生歩んでないからな。

28 今までで一番恥ずかしかった事は。
ソフィア :うーん。別にないよ。恥ずかしい事でも旅の恥は掻き捨てってね。
      旅じゃなくても掻き捨てるけど。
ウィル  :そうやって開き直れる人はいいよな。
      俺は……うーん。とてもじゃないが言えない。
      あんまり言いたくはないが「おしえてウィルくん」64)の回答が答えだな。

29 今までで一番嬉しかった事は。
ウィル  :一番ってのは難しいね。昔は些細な事でも物凄く嬉しかったものだった。
      けど、戦争が始まってからはあんまりそういうことがないな。
      ただ単に子供じゃなくなったからなのかもしれないけどね。
      あ、でも今(=12話)は結構幸せなんだけどね。深刻でもあるけど。
ソフィア :昔、一年近くかけて狙ってた宝物を手に入れた時。嬉しかったぁ!

30 今までで一番ショックだった事は。
ウィル  :戦争でヴァレンディが攻め込まれた時……かな。やっぱり。
ソフィア :ショックだったこと……うーん。あったかなぁ。
      
31 戦争をどう思いますか。
ウィル  :自分が今まで作ってきた全部が一瞬で壊れるんだ。やだね。ほんとに。
      とか言いつつ今軍師なんてやってるのはどういうことよって
      我ながら思うけどさ。
ソフィア :戦争なんていいことないよね。意味ないと思う。危ないし。

32 夢はありますか。それは何ですか。
ソフィア :大陸中に名を馳せるトレジャーハンターになって、
      なんかもうすごいお宝見つけること。
ウィル  :えらく漠然としてるな。
ソフィア :夢ってくらいだからこんなもんでいいんじゃない?
ウィル  :ふむ。なら俺は毎日一日中ごろごろ眠ってても誰にも怒られないような
      そんな世の中が夢だな。
ソフィア :それって夢じゃなくて怠惰の欲望だと思う……

33 信念はありますか。それは何ですか。
ウィル  :……信ずるに足るものが、この世にあると思うかい?
ソフィア :と、哲学的なんだか退廃的なんだかよくわかんない台詞でごまかそうと
      するってことは、まったくさっぱり信念なんてそういうモノは
      ウィルにはかけらもないわけね。
ウィル  :人の台詞をごまかしと一刀両断にするな。それ以外の何でもないけど。
      信念って言うのは、こうでありたいという思想だろ。
      そんな形無い物を信じて生きるなんてできないね。俺。
ソフィア :信念……「毎日元気にがんばろう」とか。
ウィル  :いやそれ信念って言わないし。

34 趣味はありますか。
ウィル  :読書……かなぁ。ありがちだけど。
ソフィア :身体を動かすこと。基礎鍛練でもなんでもいいからとにかく動いてないと
      落ち着かない。

35 あなたの世界に魔法はありますか。魔法についてどう思いますか。
ウィル  :あるよ。俺達魔術士は魔法とは言わず魔術って言うけど。
      この世界での魔法という言葉は、魔術の発現に関する法則自体のことを
      指し示す。けど一般の人は魔術のことを普通に魔法って言ったりするね。
      魔法って言うと、いかにもまやかしの力って言うような雰囲気で
      やだっていう、単に語感の問題なんだよな。
      魔術は魔術士にとっては手足だよ。剣士にとっての剣、老人にとっての
      杖と同じように、なくてはならないもので、ないと困るもの。
      もっとも、一旦魔術を身につけた人間がその力を無くすというのも
      あまり無いものだけど。
ソフィア :一般人から見た魔術の認識は……便利そうでいいなぁ。ってとこかしら。
      学問として確立している分野だから、得体の知れない恐怖、っていう
      感情は、今時よっぽどの辺境とかでないとないわよ。

36 好きな事は何ですか。
ウィル  :ベッドに寝転がって意味のない時間をまったりと過ごすこと。
ソフィア :そんなウィルを襲撃して一緒に遊ぶこと。
ウィル  :しくしくしく……

37 嫌いなことは何ですか。
ウィル  :面倒なこと全般。
ソフィア :じめじめした雰囲気とか。陰湿な性格の人とか。苦手だな。

38 大事なものは何ですか。
ソフィア :実家のおじいちゃんとおばあちゃん。と、友達みんな。
ウィル  :その割に友達ぶん殴るけどな、君。
ソフィア :やーね、それは訓練ででしょ。友愛の情よ。
      こぶしを交えれば皆友達だ世界に広げよう友達の輪、って奴。
ウィル  :嫌だそんなの絶対嫌だ!!
ソフィア :ウィルの大切なものは? って聞くまでもないわね。
ウィル  :うん。護りたかった女の子。唯一それだけ。

39 好みのタイプは。
ウィル  :特に無し。質問10でも言ったけど、女の子に興味ない。
ソフィア :あたしもあんまり……あ。あたしより強い人がいいな〜。
ウィル  :うわ。
ソフィア :うわって……そのダイレクトな嫌がり方はどういうことよ……

40 異性をオトすコツなどあればご教示ください。
ウィル  :そんなの俺に聞かれても……
ソフィア :うーん(悩)
ウィル  :……素で答えるとやっぱり熱意かな(ニヤリ)。
ソフィア :ねつい……
ウィル  :何だよその胡散臭げな視線は。

41 異性遍歴などは。
ウィル  :はっはっは。
ソフィア :あはははは。

42 これだけは許せないっということはありますか。
ソフィア :酔っ払いの助平オヤジ。どこ行っても一度はからまれるのよね。
ウィル  :その度にぶん殴って?
ソフィア :当然。殺されないだけマシだと思ってほしいものだわ。
ウィル  :まあ同情はしないけど……
      俺は何かあるかな。んー……俺の邪魔をする奴とか許せないかも。

43 死ぬまでにやっておきたい事はありますか。
ソフィア :フレドリック食べ歩……
ウィル  :だー。それはもういいっつーに。
ソフィア :あたしの胃袋宇宙だから♪
ウィル  :一般的なネタもやめ。
      しかし、かく言う俺も普通に答えるとさっきから言ってるのと同じような
      回答になってしまうので、心持ち気分を変えて。
      いっぺんでいいから大神官殴りたい♪

44 あなたの世界に竜はいますか。妖精は? それは、どんなものですか。
ウィル  :竜はいるよ。烈火の色の鱗と鋭い青き炎の瞳を持つでっかいトカゲ。
      その名は戦竜バハムート。フレドリックに実在する。
      それと、妖精……ってのとはちょっと違うけど、北の大森林に生息してる
      「御使い」という種族がそれに一番近いかもしれないね。
      人間より長命で知恵があり、羽が生えてて空が飛べるんだ。

45 あなたの世界に魔物はいますか。それは、どんなものですか。
ソフィア :「闇の獣」って呼ばれてる、狂暴な動物がいるよ。
      異世界から来たって言われてる獣で、普通の動物みたいに
      食べるために殺すんじゃなくって、無意味に他の生き物を襲っちゃう
      習性があるの。ただ天然記念物並みに数が少ないんで、めったに
      出くわすことはないけどね。

46 雨の日は嫌いですか。その理由は。
ソフィア :好きだよ。外に出て遊べないのが難点だけど。
      雨粒がいろんなものをぱらぱらって叩く音が好き。
ウィル  :まあ、好きかな。外にでないで済む口実にはなる。
      ただそれでも外出しなきゃいけない用事があるときは嫌いだけどね。
      雨……というか、雷雨。雷には少し嫌な思い出があるんだけど。

47 忘れられない風景はありますか。
ソフィア :田舎の風景……でもいつ戻ったっておんなじ風景だしなー。
      あ。でもたくさんのお花に囲まれてちょうちょ追っかけたり
      友達と遊んだりしたあの場所は忘れられないなぁ。
ウィル  :ヴァレンディの郊外に、街を一望できる丘があるんだ。
      緑の山すそに真っ白なヴァレンディ城があって、その足元に
      ヴァレンディの街並みが広がってる。
      あれを見たときはじめて、ああ、この街ってきれいなんだな、
      って思った。

48 戻りたい場所はありますか。
ウィル  :森と風と水と花と、大切に思える人がそばにいて
      それが当たり前だって心から思って何も考えず過ごしてた
      壊される前の俺の時間。って訳わかんない言い方だけど
      要は子供の頃。いいねー。子供はいいねー。戻りたいよほんとにもう。
ソフィア :えへ。
ウィル  :……そしてここに身体は成長しても子供のまんまの人が一人。
      あーいや間違い。身体も成長してないなろくに。
ソフィア :……(刺)。
ウィル  :槍はやめろ。というか今は持ってなかったんじゃなかったっけ?
ソフィア :ここにございます20cmほどの大きさの半円形のポケットは
      かの有名な4●元ポケ……
ウィル  :やめんかい。絶対、「地球破壊爆弾」とか入ってそうで恐い。
ソフィア :……そういうものを何のためらいもなく販売する未来デパートって
      不思議よね。間違いなく犯罪行為に利用されるじゃない。
      でももっと不思議なのが多分それを防止するために、アイテムを
      無効化したり対抗手段になるアイテムも制作されてるはずじゃない?
      ってことは市販のアイテムって結局なんの役にも立たないはずなのに
      どうしてそんな物を売るのかよね。
ウィル  :違うから。コーナー違うから。
      はいはい、じゃあソフィアの戻りたい場所は?
ソフィア :うーむ。やっぱり子供の頃、かな。楽しかったよーな気がする。
      でも今もあたしには十分に楽しいから、今のまんまでいいな。

49 作者にひとこと。
ウィル  :更新遅いぞボケ♪
ソフィア :まあなんて正直な。バッドエンドにもってかれても知らないわよ?
ウィル  :うぐ。し、私情にストーリーを流される人間ではないと信じてる。

50 読者にひとこと。
ウィル  :さて。作者以上に読み込んでくださってる一部の読者の方々には今更な
      回答であったとは思いますが、いかがだったでしょーか。
      とても気になりますが、ぜひ感想くださいなんて言った日には
      こういう脇道ばっかそれてないで本編かけ本編という
      至極もっともなご意見が届くこと請け合いなので
      今日という日の事は心の中だけに留め置きください。
      また、未読であるのに読んでくださった方がいるとしたら
      どう思われただろうかってのは、恐いので想像しないことにします。
ソフィア :コミュニケーション拒否してどうするのよ。
ウィル  :むう。これ以上閑古鳥が鳴いたら寂しいかさすがに。
      俺の財布@ソフィアにたかられ後と同じくらい風通りがよくなるね。
ソフィア :人聞きの悪いことを……
ウィル  :というわけで、ここまでお付き合いくださいました皆様と
      素晴らしい質問を提供して下さった有沢ケイ様に感謝の
      意を込めましてお礼申し上げます。ありがとうございました。
      ではではまたお会いしましょう〜。
ソフィア :さよーならー♪

質問提供元 有沢ケイ様 異世界FTキャラを質問攻めだっ!





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